「備中高梁に行ってきました(2)」
お城を後にして、城下町の武家屋敷を見学。
玄関には、中間がお出向かえ。
映画「武士の一分」の笹野高史ような雰囲気。
前を通るとペコリとお辞儀をしたので驚いた!!
電動の仕掛けだが、こんな配慮いりませんよ。びっくりしたな。もう。
板の間にムシロ敷の居間が多く、当時の武士の所帯模様が推察される。
当時の雪隠もそのままに。小用は金的が小さいので、やりにくそう。
武家屋敷のある石火矢町をプラプラして、紺屋町に出ると、高梁キリスト教教会(明治22年築)がある。岡山県最古の木造教会であるらしい。
こんな町にはよく似合う秀麗な建物だ。
教会の前を流れる紺屋川では、名残の桜を楽しむグループもあった。
最後には、旧高梁尋常高等小学校本館を訪れる。明治37年築とのこと。
現在は、高梁市の郷土資料館として使われている。
いろんな民俗資料が保管されている。このまえのブログで載せた「備中高梁」の駅名板も、この資料館に保管されていたものである。
二階は講堂として使われていたようだ。格天井も立派なものだ。しかし陳列品が整理されていないのが残念。
備中松山城の復元模型が置かれている。
ここで、驚いたことに、戦前の学校にはどこでもあった奉安殿を実際目にすることができた。
演壇の背部に、天皇陛下の写真である「御真影」を奉安していた奉安殿があったのだ!!
いままで、実際の奉安殿というものの内部はどうなっていたのか、よくわからなかった。
写真もみたことがなく・・・というか、写真を撮ってはいけない場所だったので、平成の時代になっても写真で見たことがなかった。
ずっと疑問であったが、本日氷解した。
いうなれば、二重扉の神棚のようなものだった。・・・ああ、すっきりした。
因みに奉安殿に御真影とともに保管すべき教育勅語は演台の上に置いてあった。
高梁の町を見て歩いていると、こんなところでは犯罪なんて発生しないンだろうなあ。と思ってしまう。そんな町である。
午後3時、静かで風情ある町、備中高梁をあとに倉敷に向かう。


ぽちっとね♪
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