「伊勢志摩ライナー乗車記」
- Tue
- 07:07
- ∇鐵道ほとがら帖/平成編 - ├平成19年
この黄金週間の前半、家族を連れて伊勢志摩に出かけた。
大阪難波から賢島まで、近鉄阪伊甲特急の23000系「伊勢志摩ライナー」を利用した。
最近近鉄もカラフルな車両が増えてきたが、南大阪線のさくらライナーと大阪線の伊勢志摩ライナーは、パステル調カラーなので特に華やかに見える。視点面から利用者の旅行気分を自然と盛り上げようとする近鉄の戦略か?
今回は、難波11時20分発に乗車。
この列車は、鶴橋を出ると宇治山田まで止まらないノンストップ特急。
車掌が乗り間違いがないようにと盛んにアナウンスしている。・・・ということは、間違う人もいてるんだね。
家族四人でレギュラー車両に乗る。珍しいカラフルな座席に子どもたちは喜んでいる様子。この座席は「志摩スペイン村」の4色のテーマカラーをベースにランダム配置をしているらしい。
2時間半の乗車時間の中で、車両探検をする。
隣の車両はサロンカー。通路を隔てて1席と2席を配し、コンパートメントのような区切りがある。
それと何と言ってもこのワイドな窓。
大きいね。
この大窓を見ていると、往年の特急こだまで採用されたクロ151のサロンカーのそれを髣髴とさせる。
http://www.ne.jp/asahi/hokuso2/hokuso2/html-osaka3-3.html(2?4枚目の写真参照)
さて、どちらのほうが大きいのだろうか?
巻尺をもっていなかったので曖昧なことはいえないが、50年の技術革新があるので、近鉄の方がきっと大きいんだろうね。
最後尾はデラックスカー。サロンカーと座席配置は同じだが、座席ごとの区切りはなく、回転とリクライニングが可能。色調は落ち着いた赤茶でこれも座り心地がよさそうだ。
そして、この車両の特徴として、運転席後部が「パノラマデッキ」となっていることがあげられる。
簡易ベンチまである。
ほんとうは、運転席を今の半分にして、半分をさらに利用客に開放してほしいものだが・・・それはさておき、やはりこういうシーンは楽しいね。
子どもがしばらくして、「お父さん帰ろう。」といっても「もう少し」「もう少し」とついつい、長居をしてしまう。
今回の旅行のお供は、コニカヘキサーRF。ライカのレンズが楽しめる国産レンジファインダー機。レンズはコニカが発売した銘玉ヘキサノン35mmf2を装着。日本の銘玉の一本だろうね。このレンズけっこうレアモノで、1996年に1000本だけが製造された。その当時、捜しまくってようやく手に入れたことを思い出す。
ボディとレンズが同じコニカで気分はすっきりだが、六櫻社から小西六、さらにコニカミノルタと変遷を続けて来た日本最古の写真機会社が、今はカメラ事業から撤退してしまったことがつくづく残念。このカメラも、カメラ事業を承継したソニーが、しばらくは面倒を見てくれるが、その後は・・・と考えると暗澹たる気持ちになる。
といろいろ思いつつも、車窓からの風景を楽しみ、昼食を楽しみ、お酒を楽しんでいると・・・13時38分最終駅賢島到着。
つづく・・・
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