「日本万国博覧会公式ガイド・・・昭和45年」
- Wed
- 07:34
- ∇ファジーコレクション - ├古書三昧(戦後篇)
実家の書棚をいじくっていたら、万博の公式ガイドが出てきた。
最近の愛知万博のものではなく、1970年の大阪万博のもの。
行くときにはかならず、このガイドブックを携えていき、行ったパビリオンのページには、記念スタンプをペタペタ押して、もらったパンフをはさんでいった。一種の朱印帳となっていた。
小さな国のパビリオンがすいていたので、そういうところばかり回ってスタンプを集めていたね。
このとき世界には、ほんと・・・いろんな国があるんだなあ。とつくづく思ったもんだ。
はじめて聞く小国も多かった。
いわば、居ながらにして世界一周するようなものだった。
また、国内の企業も夢があった。
大阪ガスは、ガスパビリオン。当時のパンフの中から記念の絵葉書三枚もでてきた。
とってもユニークだった。企業に遊び心があったね。
サンヨー館の人間洗濯機なんて、現在の発想では陳腐かもしれないが、当時は未来予想図のようで、ポカンと口をあけて真剣にみていた。
三菱未来館は、何度も行った記憶がある。
館内の大掛かりな仕掛けが現在のUSJのテーマ館のようで、少年にとっては極めて魅力的であったのだろう。
入場券の半券も出てきた。たしか5?6回は出かけたような記憶がある。
テーマは、「人類の進歩と調和」・・・高度成長を背景にした、泣かせるフレーズだ。
カプセルになった空中ビュッフェの中で飲んだ三角パック牛乳には仰天したね。
宇宙食のような気分だったことが昨日のように思い出される。
おもえば、あれが紙パックのはしりだった。
地下鉄や阪急も万博専用路線や専用駅を設けて輸送に一役買っていた。
なにもかも元気な時代。
あれからもう37年もたったのか・・・あの時の少年も・・・しみじみ「少年易老学難成」と思うね。
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