「汽車ポッポ南紀号」
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- 07:06
- ∇鐵道ほとがら帖/昭和編 - ├昭和元年-昭和47年
昭和47年11月23日臨時列車の汽車ポッポ南紀号が天王寺?紀伊田辺を走った。
天王寺?和歌山は電気機関車が牽引する。(たしかED60ではなかったかな?大して珍しいものではなかったので、写真はない・・・今となっては惜しいことをした。)
お供のカメラは、前回の柳生号と同じハーフサイズのオリンパスペンである。
旧型国電もここではまだまだ現役。スカ色の76系もオシャレでよかったね。
被写体の引きが足りないね。まだまだ、びびりながら窓から頭を出していたのだろう。
阪和線ですれ違った対向列車も今では懐かしい。田辺あたりの踏み切りも係員がいちいち遮断機を上げ下げする有人スタイル。昨今ではいつのまにか見なくなった。
和泉砂川で特急くろしおが追い抜いていったが、キハ81系。やぶにらみのブルドッグといわれた迷車?であったが、この紀勢線を限りに引退してしまった。
和歌山以南は田辺機関区所属のC577が牽引する。
これはスクープか?
御坊の紀州鉄道・・・こりゃ凄いカラーリングだね。
余っているペンキを使って補修したのではないか・・・と思われるような配色だ。
これほど印象強い配色はその後現在に至るまで見たことないね。
珍種の幼虫を発見したときのようだ。いや驚いた。 ひょっとして貴重なカラー写真?

ためしに合成してみた。窓の数が1枚足らないが、これはご愛嬌ということで・・・。
田辺が近づいてくると海岸線が間近になる。紀勢線の風景はこうでなくっちゃ。
先日の白浜行きのスーパーくろしお の写真とほぼ同じところかなあ。変わっていないような・・・変わってしまった様な・・・。
紀伊田辺は、機関区のある主要駅。当日は多くのファンが訪れていた。
自由に機関庫に立ち入ることが許されていたようだ。
まだまだ現役のSLが蒸気を立ち上らせていた古きよき時代。
平成の現在、あちこちで活躍しているSLは、綺麗に磨き上げられて見た目には美しいが、働く機械としての力強さは希薄だね。当時のSLのススにまみれた姿は、「現役」としてのたくましさを感じる・・・これも今となって感じることだが。
ここの機関庫は、木造だったようだ。よくこんなので使っていたなあと感心する。
現役のターンテーブルのすり鉢にまで入って写真撮影しているようだが、こんなことしてよかったのかなあ?
この直前、東京まで出向いて、鉄道100年の記念列車を牽引した名誉あるC577は、いまでは紀伊田辺で静かに余生を送っているようだ。
http://www.d4.dion.ne.jp/~mame45/kokutetu/nanki/c577.htm
・・・新宮行各駅停車が横を通り過ぎていった。
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Comment
2020.01.20 Mon 10:58 |
片町線のC11に続いて興味深い写真お持ちですね、撮影ネガから回想しますと。
この臨時列車は事前に情報掴んで撮影に出かけました、友人が持っていた46/3ダイヤ改正撮影ガイドに出ていた岩代で撮りました、海岸線走る写真載せておられますが写っている右手半島状の島の頂上で三脚立てて待っていましたが同業者現れず1人だけで不思議でした。
通過後当時はもう蒸気は来ないので直ぐに田辺機関区に向かい全く同じ様な写真写をしています、木製扇状庫と無火D51、到着したC577、夕方の単機回送D51442、機関区では人はまばらでC577がぽつんとたたずんでいた記憶あります。
田辺の和歌山より直ぐの鉄橋で単機回送D51442を写し直ぐに駅に戻ってロケハンで見つけたどこか分からないけど大きい鉄橋(たぶん南部?)で、もどりのC577写しましたが日暮れで半分シルエット状態でした、走行写真は全て1人での撮影だったのを覚えています、2ヶ月まえの播但線三重連と大違いでした、大阪からだと結構な遠征で気合を入れ精力的に撮影したのは同じでした。
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- 岩崎勝一
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