「雨の呉を散策・・・広島出張(3)」
広島駅から呉線に乗って呉駅に向かう。
車両は103系。
近頃大阪では見なくなったなあと思っていたらこんなところにいたのか!!
しかしまあ、あまり乗り映え?しない車両ではある。
呉での用事も適当に短時間で済まし、土砂降りの中、一度行ってみたかった大和ミュージアムを訪れる。
海軍の鎮守府というのは、陸軍のいうところの鎮台と同じかなあ?
大きな大和の模型があるが、甲板に立っている人形の大きさと比べると、予想していたより戦艦大和は、小さいものだなあ。と感じた。
これならば、先年大阪天保山に寄港したクイーンエリザベスIIのほうが大きいのではないか?と思いながら眺めていた。
(帰ってから調べると大和は全長263m、クイーンエリザベスII294m、随分ちがうものだ。)
巨大戦艦のイメージが勝手にその姿を膨張させていったのだろう。そのイメージを修正できただけでも行った価値がある。
展示品の数々を見るにつけ、戦争で有能な若者をどんなに多く失ったか、ということを強く強く感じた次第。それと国家予算を戦費にどれだけつぎ込んだか。全く馬鹿げている。戦後の技術立国の礎になったという意見があるが、それは副産物である。
今は海底でこんな姿らしい。大爆発して沈没したので、艦の中央部は形を成していないようである。
そんな中で、注目すべきものがあった。
艦橋の測距儀である。
レーダーが普及していなかった当時、目的物まで正確な距離を測ることは欠かせないアイテムである。
カメラのレンジファインダー(測距儀)を普段からいじっているものにとって、世界最大の測距儀に使われていたプリズムはどけだけデカイものだったろうか・・・見てみたかったなあ。としみじみ思う。
しかし、この説明文の「2組の上下像合致式とステレオ式の3連装式で構成され」・・・??わからん。イメージできん!!
日本光学(現ニコン)が海軍御用達だったので、技術陣がどんなに苦労して作り上げたのかに思いを馳せる。
大和ミュージアムを出ると横に大きな潜水艦がどかんと置かれている。
いやでも目につく工作物である。
海上自衛隊の呉資料館「てつのくじら館」というらしい。入館無料なので、立ち寄る。
展示されていた大きな潜水艦「あきしお」の内部が見学できる。
潜水艦には初めて足を踏み入れた。大きな図体からみれば、狭いといえば狭いが、意外に広いのかもしれない。
潜望鏡も操作してみる。ふ?ん。こんなものか。映画で見るのと同じだな。よ?そろ?
本物の潜望鏡を扱ったのは勿論初めてのことである。(潜望鏡のある操舵室は撮影禁止なのだ)
赤い非常灯が特別な箇所であることを告げている。
潜水艦の中を見学できるという点においては、大和ミュージアムより有意義であったような気がする。
もう少しゆっくり見学したかったが、帰りの時刻があるので・・・
雨に煙る呉の旧軍港を眺めて駅に戻る。
帰りの新幹線は、レールスター。4列シートが快適である。
お土産は、新しいバージョンのせんじ肉。鳥の砂肝のものがあったので、買い求める。
以前にも紹介したことがあった。
前回も買ったブタのハラミの方を車中でつまみ出すが、なかなかいける味である。
脂身が少ない分ビーフジャーキーに近い食感。ついつい手が出る。
車窓から雨上がりの山並みを眺めながら・・・モグモグ、ゴクリ、ぷふぁ!
福山を出る頃にはビールとお酒がなくなってしまった。
後は寝るより他にすることがない。
この列車は新大阪止まり故、寝過ごす心配もない・・・思いっきりリクライニングして・・・Zzz
(終)
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