「青蔵鉄道のおみやげ」
過日中国のゴルドムからチベットの拉薩「ラサ」まで開通した青蔵鉄道は、世界最高地を走る鉄道である。
今年の初め頃NHKでも特集で放送していたが、4000メートルを超える高地を行くため、乗客の酸素不足を補うため、車両ごとに酸素吸引設備があるという。
へえ。大変なところに鉄道を敷いたものだ。と感心していたら・・・・
つい先日、同年輩の同職から・・・
「鉄道ファンのファジーさん。鉄道グッズはコレクションされてませんか?」
「もしよければ、これ差し上げます。」
・・・とさしだされたものが、これ。
なんじやこれ?
む?ン。知らない漢字があるなあ。
でも昔、漢和辞典でみたような気がする・・・とおもって、辞典に附属する中国の元素表を調べた。
气(きがまえ)に羊は・・・中国では酸素を意味する。(角川 新字源より)
・・・意味が分かるじゃないの!!
その青蔵鉄道の酸素吸入チューブである。
もちろん未使用のものである。
乗車したとき複数個もらったため、ひとつ持ってかえってきたもの。との事でありました。
袋の上部に20070706とあるので、今年の7月製ということか。事実と符合している。
これが、あのTVで写っていた酸素吸入器のチューブか・・・
そしてこれが五体投地の巡礼で有名なチベット仏教の聖地ラサから来たものか・・・と思うと
なにやらカタジケなく、ありがたくなってくる。
Wikipediaを調べると・・・
「青蔵鉄道は、空気の希薄な地域を走行するため、航空機メーカーであるボンバルディアの技術を導入した与圧設備を持つT25型客車が投入されている。
寝台車(軟臥、硬臥)には酸素吸引設備が用意され、吸入チューブが無料で配布される。」とある。
それがこれである。
貝の口のような二本の噴出し口を鼻の穴につっこんで使用するらしい。
病院の酸素マスクと同じだ。
しかし、これをつけて車中でくつろぐ様は、あまりカッコのいいものではないわな。
とおもいながらまたコレクションが増えた。
それでもって・・・すでに拉薩に行った気分満喫・・・これも擬似体験のひとつか・・・?