おのころ島の鯛料理(後編)
まずお品書き


酢の物・・・アナゴとタコの酢の物、地元の名産・鳴門わかめ添え

さあ、現れた・・・鯛の活造り地元の福良港で水揚げされたピチピチの桜鯛である。
桜鯛というのは・・・ちょうどこの季節、産卵を目前に控えた鯛のことをいう。冬の冷たい海をこえて、その引き締まった身の中に旨みがつまっているので味は上々。鯛の旬である。
身がこりこりで甘くていと美味し

子供を含めた家族3人前なので、お皿に比べて鯛が小さく見えるのは、仕方がない。
お皿のタイが、ぱくり!と息ついた。

過去にここの鯛の目玉にわさびを載せてビクンと跳ね返らせて、切り身が四方八方に飛び散ったのを見たことがある。
またある時、この鯛の口に指を突っ込んでガブリとかじられ指から出血した人を見たことがある。もちろん振りほどく時、切り身が四方八方に飛び散ったのは言うまでもない。
車えびのおどりと、アワビとサザエの活造り


車えびは、まだ頭がピクピクしている。

アワビやサザエの肝も全く臭みなく、すっかりいただきました。
ここで、一旦下げられた先ほどの活造りの残りの半身が、再び登場。

同じく造りにしたものが出される。

ここで鯛の造りが再び味わえるというのは、何か儲けた感じがしてならない。
つぎが最も楽しみにしていたご馳走

鯛とサザエの宝楽焼

大きな昆布の上に鯛を寝かせて大きな焙烙で蒸し焼きにしたもの。
身の表面は、かりっとして芳しく、身はふわりとやわらかい。

松葉の香りとあいまってとにかく美味い!いくらでも箸がすすむ。

きれいに食べていると、鯛のタイを見つけた。
有頭エビのてんぷら

ここで、このてんぷらは少し応えます。あとまだ続きますので・・・
おしのぎに、鯛めし・・・もう、お腹はタヌキ状態なので、ここでご飯は辛いが・・・

・・・といいながら程よい風味に・・・完食
つぎは、鯛のあら煮


シャキシャキとした食感のゴボウと潮の香りを包んだ鳴門わかめの付合せが、鯛の味覚でいっぱいとなった口の中で一服の清涼剤となる
先ほど出てきた車えびの頭が、塩焼きとなって再び登場。

これもまた酒のすすむ一品である。
お酒は地元「都美人」の冷酒「生麗(きれい)」をクイクイと・・・。
汁物・・・鯛のうしお汁

鯛尽くしには、これでなくっちゃ。いい油が浮いてます。
白いご飯は食べられないので、遠慮した。
最後に徳島特産すだちを使ったシャーベット。

思いっきりすだちの風味が効いて、さっぱりとしてコース料理の〆にふさわしいデザートである。
ああ、おいしかった。もう動けない状態。
翌日行った大潮時の鳴門うず潮のことも書きたかったが、分量過多により次回まわし・・・あしからず。
- 関連記事
-
- 上野彦馬と内田九一の写真でめぐる幕末・明治の日本 (2010/06/06)
- 有馬温泉から六甲山へ (2009/09/08)
- かんぽの宿「有馬」へ・・・ (2009/09/06)
- 神戸のホテルで“阿波踊り” (2009/06/12)
- 香住から出石へ (2009/01/21)
- いざ香住へ (2009/01/19)
- 大潮の鳴門うずしお (2008/05/13)
- おのころ島の鯛料理(後編) (2008/05/11)
- おのころ島の鯛料理(前編) (2008/05/09)
- 「播州赤穂の町をぶらぶらと・・・(2)」 (2007/11/13)
- 「播州赤穂の町をぶらぶらと・・・(1)」 (2007/11/10)
- 「銀座パノラマ 尼崎駅前店」 (2007/09/24)
- 「大阪国際空港・あの公園はなんだ?」 (2007/05/07)
- 「山陰・カニ旅行(2)」 (2007/02/14)
- 「山陰・香住 カニ旅行(1)」 (2007/02/13)
Comment
2008.05.11 Sun 01:21 |
こ、これは素晴らしい…
満腹で動けなくまで食べる、と言うのにチャレンジしがいのある料理。
あああ、汁物が美味しそうすぎるぅぅぅ (←汁物大好き人間)
>鯛の目玉にわさびを載せて
自分の目玉と仮定して脳内シミュレートしてみたら
なんだか物凄く背筋の寒くなる事だと^_^;
2008.05.11 Sun 06:42 | 朝から
おはようございます。
ちょっと忙しくまとめてのコメントです。
朝から美味しいご馳走を見てしまいました。
良い連休をお過ごしのようでしたね。
見事な鯛 写真がまた美味しそうに撮れていますし
お腹が空いてきます。
たまりません
- #-
- jun'bar
- URL
2008.05.11 Sun 13:51 |
「素晴らしい!」
なにも言葉がございません。
「うめ丸」さんへ行ったのは、20数年前のお話です。遠い昔の話になってしまいました。
2008.05.11 Sun 13:56 | 昼飯前の人間には拷問ですよ
さしみと宝楽焼でご飯2杯、つきだしと貝のさしみでお酒1合はいけそうですね。
それにしても、空腹時にこれを見るのはつらいです。
お昼、食べに行ってきます。
2008.05.11 Sun 21:08 |
*Agasさん。こんばんは。
意外にも、うしお汁を評価していただいて、ありがとうございます。
澄まし汁に鯛の旨みがじわりと染み出てそれはそれはおいしゅうございました。
*jun'barさん。こんばんは。
今日は朝早くからご覧いただき、またおなかの虫を起こしたようで申し訳ございません。
*さださん。こんばんは。
淡路島は、手ごろな距離感があって家族旅行にはいいと思いますよ。是非ご利用ください。
2008.05.11 Sun 21:14 |
*のりさん。こんばんは。
20数年前にうめ丸を利用されたとの事ですが、その当時と料理は変わっていないと思うのですが、いかがでしょうか。変わったのは、建物が新しくなっているのと温泉ですね。またご利用ください。
*なにわさん。こんばんは。
日曜日というのに、14時近くまでお昼抜きとは大変ですね。今日の私はもうその頃は飲んだくれてました。
2008.05.12 Mon 15:08 | ごぶさたしております
ムッハー! これは豪華だ~!! 2日間くらいに分けて、一杯やりながら食べたいなぁ。。
淡路島へはまだ渡ったことがないのですが、やっぱり桜鯛はウマそうです。うらやましい!
- #-
- うたに
- URL
2008.05.12 Mon 15:50 |
*サットンさん。こんにちは。
「時間が経つとだんだん目が死んで行くんですよね・・・」・・・そうですか。ここの活造りは、素早く下げて別の調理をしてくるので、よく分かりませんでした。
ちょっと可愛そうな気もしますが、とにかく命を捧げてくれた鯛に対しては、すっかり綺麗に食べてあげることが供養だと信じています。おかげですっかりメタボです。
*うたにさん。こんにちは。
うたにさんのブログも食べ物が豊富に出てくるので、日本中食べ歩きしているみたいな感じがします。お互い元気なうちは、あちこち食べ歩きしましょうね。