昭和51年福知山?播但大回り(3)

別府鉄道機関区を表敬訪問

1976福知山線・別府鉄道671-1


小鉄道らしいたたずまいの機関区である。
1976福知山線・別府鉄道667-1


赤茶けた路面に、木造の車庫・・・古きよき時代の雰囲気をとどめている。


車庫の上部や各車両に描かれた社紋は、多木製肥所(現在の多木化学)の社章であり、開業時から
多木製肥料の運搬に使われていたことが容易にうかがえる。


機関区の中で休む車両を見ていこう。

1976福知山線・別府鉄道665-1



1976福知山線・別府鉄道664-1

車庫の中のキハ2(昭和6年7月製) 昭和39年12月三岐鉄道から譲受たもの。

左奥になにやら怪しい車両がいるのだが、詳細不明。



1976福知山線・別府鉄道668-1

戸外のバケットカーキハ3(昭和5年日本車両製)

1976福知山線・別府鉄道670-1

昭和34年11月三岐鉄道から譲受 元佐久間鉄道キハニ40706

1976福知山線・別府鉄道669-1


なにか控え車のような使われ方をしているのか?不思議な無蓋貨車ト8


1976福知山線・別府鉄道666-1


ハフ5(昭和5年日本車両製) 昭和34年7月三岐鉄道からやってきた。元神中鉄道ハ710



1976福知山線・別府鉄道673-1


ハフ7(大正15年汽車会社製) 昭和34年7月三岐鉄道からやってきた。元神中鉄道ハ247

1976福知山線・別府鉄道677-1

車内の様子



土山への戻りの列車は、DB201(昭和40年三菱重工製)が牽引する混合列車。
1976福知山線・別府鉄道672-1


しかもダブルルーフのマッチ箱のようなハフ7をつないでいる。

オープンデッキの2軸客車。そして混合列車・・・もうこれ以上望むべくもない最高の組み合わせ。

1976福知山線・別府鉄道674-1



おまけに掘っ立て小屋のような別府港駅の・・・
1976福知山線・別府鉄道675-1


出札掛のおじさんから貴重な切符をプレゼントされる。

DSC09041.jpg
 
   3等 5銭

DSC09043.jpg

別府輕便鐵道 別府港驛發行!!

いまでは大切な☆☆☆☆☆のファジーコレクションとなっている。



帰りの混合列車の乗客は、我々と車掌といくつかの手荷物だけ。

2軸客車特有のタン・タン・・タン・タンと響く単調なジョイント音を楽しみながら、展望車気取りでデッキにいつまでも立っていた。


 (おわり)










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Comment

2008.07.26 Sat 12:49  |  懐かしの別府鉄道

貴重な写真をありがとうございます。別府鉄道には、昭和52~53年頃に、一度だけ乗車したことがあります。大学のサークル仲間有志と、機関区も訪れておきながら、当時の記憶がほとんどなく、写真も撮っておりません。私はいったい何をしていたのでしょう。返す返すも残念です。

2008.07.26 Sat 16:13  |  惜しい事をした・・・・・

母の故郷が高知だったので子供のころから山陽本線は何度も利用していました。別府鉄道の社名とか、古典車輌が居ること、社章が『神鋤印』とか、昭和20年代後半、趣味誌で知りました。土山駅で降りるチャンスは何回もあったのですが、ついに果たせずに終わりました。土山駅で、混合列車を一回だけ目にしましたが、写真もありません。
後悔だけ残った鉄道でした。
たしか、客車が相模鉄道に里帰りしたと聞いた事があります。
今回は、いい写真を有難う御座いました。

2008.07.26 Sat 17:24  |  

*のりさん。こんにちは。
 のりさんも訪問されたことがあったのですね。当時はうらぶれた小鉄道といった感じだったので、私もなかなか訪れることができなかったところです。今振り返ってみると、味のある鉄道なんですがね。

*む~さん。こんにちは。
 客車が相模鉄道に里帰りしたとの事は、全く知りませんでした。調べると下記のとおりで、木目も鮮やかに完成当時の姿に戻って保存されているとは、信じがたく涙が出るほど嬉しいです。
貴重な情報有難うございました。
http://c5557.kiteki.jp/html/zintyu3.htm

2008.07.27 Sun 20:58  |  見てるだけでした

別府鉄道は何時も土山駅を通る快速の車内から見てるだけでした。ポツンと停まったオープンデッキの小さな客車が印象的でした。一度くらい乗っとけば良かったなあ・・・・。

2008.07.28 Mon 07:17  |  

*サットンさん。おはようございます。
 私も山陽線の土山駅を通る度に「何かいないかな?」と別府鉄道のホームを見ていました。
最近そんな気持ちにさせる駅が少なくなってきて残念です。

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汽笛一聲・阿房列車

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何カノキツカケガアレバ汽車ノ事ヲ一所懸命ニ記述シテヰル。子供ノ時ノ汽車に對スル憧憬ガ大人ニナツテモ年を取ツテモ抜ナイノデアラウ。


DSC01281切符


 阿房(あほう)と云ふのは、人の思わくに調子を合はせてさう云ふだけの話で、自分で勿論阿房だなどと考へてはゐない。
 
 用事が なければどこへも行つてはいけないと云ふわけはない。
 なんにも用事がないけれど、汽車に乘つて大阪へ行つて來やうと思ふ。   
    ・・・内田百閒「特別阿房列車」


        

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長崎の鴉・・長崎阿房列車

段段車窓が薄暗くなり、汽車が次第に濃ひ夕闇へ走り込んで行く時に聞く汽笛の響きは、鼻へ抜けたかさ掻きのやうな電氣機關車の聲よりも、蒸氣機關車の複音汽笛が旅情に相應しい。


          


  いつの間にか窓が眞暗になり、窓硝子に響く汽笛の音が、蒸氣機關車C62の複音に變つてゐる。


          
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