fc2ブログ

大阪・尻無川?甚兵衛渡し

前回記したIKEA鶴浜店からの帰りには、渡し舟のひとつを利用することにした。


途中まで幹線道路を進み、そのあと脇道にそれると尻無川の河口部分に、それがある。

R0011289-1.jpg


その名も「甚兵衛渡し」という江戸時代から続く由緒ある渡船場である。

そっけない地名ばかりになった現在、こういう名称が平成の時代にも残っていることがなんとも嬉しい。

R0011296-1.jpg


大正区側から港区を望む・・・大きな煙突の足元に対岸の渡船場が見える。


R0011298-1.jpg


色が付けられているところが、現在運営中の8カ所の渡船場


R0011293-1.jpg

ここは、15分間隔で運行。

朝の通学・通勤時間には、2隻でピストン運転をしている。




なにわの地は昔から川が多く、橋がなかった頃には渡し舟は重要な交通機関であった。



江戸の昔、尻無川の両堤は、数町にわたり黄櫨(はぜ)の木が数千本植えられていた。
R0011291-1.jpg


当時の錦絵「しりなし漆づつみ甚兵衛の小家?浪花百景・芳雪画」

左奥に見えるのが甚兵衛渡しの小屋らしい。


「紅葉の季節には木々が真紅になり、多くの墨客・粋人が風流を楽しみ酒宴に興じて常ならぬ賑わいを呈した。川面に映える紅葉の美しさは、龍田川も及ばぬほど。」
と200年前に書かれた「摂津名所図絵」に記されている。

現在の港区と大正区を結ぶ「黄櫨の渡し」はまさにその中に設けられた渡船であり、岩崎橋が架橋されるまでは、市岡から泉尾に通じる主要な交通機関として盛んに利用されていた。

またこの「甚兵衛渡し」は老農甚平によって設けられたもので、その渡船小屋は「蛤小屋」と呼ばれ、待ち時間に名物の焼きハマグリ・シジミ汁を賞味する人が絶えなかったという。

R0012317-1.jpg

明治期の風景(明治大正 大阪市史 第1巻より)


しかしながら、それは、昔のこと。

いまでは高潮対策の高い防潮堤で囲まれて、その風情は瞼の裏で偲ぶばかりなり。

ただ、渡船の位置は、江戸の昔とほとんど変わっていないとか・・・。

R0011292-1.jpg


船が到着したようだ。


わずか1分足らずの船旅をお楽しみください。




〔解説〕

これらの渡船は、昔は渡守として世襲家業で経営されていたが、明治24年大阪府は渡船経営規則を定め、賃銭の一定を図り、市内における渡船に対し料金を平均にし、かつ危険を避けるため市営とすることになった。

明治38年天保山渡船場が初めて市営となり、府より有料経営の認可が下り、その後も有料にて渡船事業をしていた大阪市であったが、大正8年道路法の施行により、翌9年4月渡銭を廃止し、昭和7年より大阪市直営で運営されるようになった。

 爾来変わらぬスタイルで地域住民の大切な交通機関として愛されているのだが、徒歩利用はもとより、自転車や車椅子の利用者にとってもありがたい存在である。










  にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道写真へ

     1日1回 ぽちっとね♪


関連記事
スポンサーサイト



Comment

2008.06.09 Mon 12:26  |  

木の船に手漕ぎ・・・という時代劇に出てくるようなイメージのある渡し舟ですけど、甚兵衛渡しは本数も多くて利用者も結構いるんですね。
自転車を乗せている人が多いのも、地元の足となっている証拠かな!

  • #-
  • うたに
  • URL

2008.06.09 Mon 14:03  |  

*うたにさん。こんにちは。
 甚兵衛渡し・・・名前からすると、たしかに頑迷固陋な頬被りをした老爺が節くれだった手で櫓をこいで渡る小舟のような感じがしますが、ここは一応近代的?な渡船となっています。
東京の矢切の渡しの方がトラッドな感じではないでしょうか。

2008.06.09 Mon 21:08  |  渡し舟で行くUSJ

一番ワイルドなのは天保山でしょうね。渡ったところに桜島駅がありましたが、今は移転してしまいましたし、目の前にUSJがあるんだから、ここにも入り口がほしいところです。

戦前の地図を見ると、渡し舟が多くあります。
安治川トンネルも元は源兵衛渡でしたが、西九条駅から近いこともあって利用客が多く、トンネルになってしまいました。
花見に賑わう桜ノ宮の源八橋、いまや大幹線の豊里大橋もかつては渡し舟でした。

  • #JyN/eAqk
  • なにわ
  • URL
  • Edit

2008.06.10 Tue 07:08  |  

*なにわさん。まいどです。
 天保山の渡しは距離もありますし、大型船が着眼しているときなどはいいアプローチになります。

昔の渡しは、数多くありましたね。
港区だけ見ても、昭和12年には16カ所ありましたが、昭和30年には9カ所になり、現在では天保山と甚兵衛の2カ所のみです。
数は少なくなりましたが、いまだに現役というのがなんとも嬉しいですね。

2008.06.10 Tue 08:26  |  さすが大阪

おはようございます。
最近忙しさを理由にコメントがいい加減かなと反省しています。
流石、川の多い大阪、渡船が8箇所もあるのには驚きです。
さて東京には何箇所あるかと
でも、通学や生活では使われてはいないでしょう。
水の都ですね。

2008.06.10 Tue 08:58  |  佃の渡し

東京の渡し舟で思い出すのは、佃の渡し。現在放映中のNHKの朝のドラマは月島だけど、その月島と佃の間くらいから、明石町の間に都営の渡しがありました。昭和30年代末頃だったでしょうか、乗りに行った事があります。無料でした。その後、佃大橋が出来て無くなってしまいました。
大阪には二箇所の渡し舟があり、トンネルまであるとのこと、今更ながら驚いています。

2008.06.10 Tue 20:41  |  

*jun’barさん。こんばんは。
 いえいえ、拙い記事に、お忙しいにもかかわらず、コメントを頂戴して有難く思っています。

*む~さん。こんばんは。
 佃界隈には渡船があったことは聞き及んでいます。ライカ使いの桑原甲子雄さんの写真集をみると登場します。木村伊兵衛さんのもあったかな?
とにかく風情あるものでした。

2009.06.05 Fri 00:44  |  またまた懐かしいです!

甚兵衛渡しも懐かしいですね。小学生の頃、好きだったクラスメートの女の子が大正区に転校してしまい、彼女の家の近くの昭和山に自転車でよく遊びに行きました。その時にもよくこの渡しを使いました。水の都らしくていいですよね。いつまでも残っていて欲しいです。

  • #-
  • こにたん
  • URL
(編集・削除用)
管理者にだけ表示を許可

汽笛一聲・阿房列車

Fuzzy Studio

Author : Fuzzy Studio




にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道写真へ

何カノキツカケガアレバ汽車ノ事ヲ一所懸命ニ記述シテヰル。子供ノ時ノ汽車に對スル憧憬ガ大人ニナツテモ年を取ツテモ抜ナイノデアラウ。


DSC01281切符


 阿房(あほう)と云ふのは、人の思わくに調子を合はせてさう云ふだけの話で、自分で勿論阿房だなどと考へてはゐない。
 
 用事が なければどこへも行つてはいけないと云ふわけはない。
 なんにも用事がないけれど、汽車に乘つて大阪へ行つて來やうと思ふ。   
    ・・・内田百閒「特別阿房列車」


        

What's New!

探し物はコチラ ノラや~

ファジー全輯

記事アクセス番付

木蓮や塀の外吹く俄風

本ブログアクセス總數

只今ノ閲覧者數

現在の閲覧者数:

♪鐵道ほとがら帖/昭和編

ファジー日記帖

09 | 2023/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

直近ノ貴重ナル御意見

openclose

日没閉門 南山壽断章

蜀山人:世の中に人の来るこそうるさけ とはいふもののお前ではなし        

百鬼園:世の中に人の来るこそうれしけれ とはいふもののお前ではなし       にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道写真へ

ファジー我儘帖


古いLeicaやRolleiなどの寫眞機と・・・ IMG_0399.jpg

DSC06017.jpg

汽車ポッポや・・・ 1973-11-3叡電149

昔の電車と・・・
鴨東線061

由緒ある建物と・・・ DSC08821-1.jpg

古本・奇書や・・・
DSC03810.jpg

いにしへの文書・・・ DSC06596.jpg

79767587_49-1.jpg
などなど つまり往時を偲ぶ古色蒼然としたものが大好き。

・・・それとお酒
VIMG0013.jpg

洋酒と泡盛は、古酒ほどよろし・・・   

 

ご注意

記事のタイトルに「 」がついているものは、so-netブログから移設した2006.11.1~2008.3.31の過去記事です。

また、記事のタイトルに☆がついているものは、mixiから移設した2005.12.15~2006.12.16の過去記事です。

記事・画像の無断転載、無断ダウンロードはご遠慮ください。

月別回想録

お便り投函箱

名前:
メール:
件名:
本文:

タグクラウドとサーチ

> tags
関西本線 D51 C58 柘植 草津線 デナ1 修学院車庫 八瀬遊園 叡山電車 近江八幡 八日市 貴生川 近江鉄道 新八日市 豊郷小学校旧校舎群 ヴォーリズ ウサギとカメ 高宮 多賀大社 金亀 鳥居本 キハ08 ハブ3 加悦鉄道 2号機関車 ハ4995 三郎丸蒸留所 富山 瑞龍寺 雨晴海岸 北陸新幹線 白山総合車両所 ライカ ズミクロン JOBK 大手前 山陰本線 駅舎 各駅停車 こうのとり 雲海 竹田城 東京スカイツリー 定点撮影 銀座ライオン 鉄道開業150周年 名建築で昼食を 近代建築 土浦 フイルムカメラ コッペル 笠岡 井笠鉄道 倉敷 やくも 美観地区 新粋 木津川 高野線 西天下茶屋 汐見橋 南海 転害門 奈良監獄 二月堂 聖林寺十二面観音 お水取り 蔵元豊祝 きたまち 般若寺 奈良 コニカ ヘキサノン 南海電車 阪堺電車 浜寺公園 セミ判 Pearl コンチェルト ハーバーランド 神戸 小西六 粟生線 神戸電鉄 高野山 橋本 天空 瀬戸 JR 高松 近江路 金閣 京都市電 80系 285系 サンライズ 寝台列車 奈良公園 氷室神社 枝垂桜 奈良町 JR奈良 ミノルタ 環状線 CLE 梅田 灘駅 クラシック アールデコ クラシックカメラ Retina レチナ 35mm 平成9年 鉄道 叡電 叡電サブレ デナ きらら ナロー 特急 近鉄 ひのとり 五條市 新町通り 源兵衛 五新鉄道 鶴見緑地線 大阪地下鉄 追手門学院 惜別会 校舎 偕行社 島原鉄道 大村線 ハウステンボス 喫煙車 新幹線 700系 塩タタキ カツオ 高知 土佐大正 乗り放題切符 宇和島 四国新幹線 JR四国 トロッコ 福井 福田和子 武生 福井鉄道 強羅温泉 箱根登山鉄道 小田原 正雀 阪急 電車寝台 青函連絡船 国鉄 釧網本線 北海道 仮乗降場 阿波川島 琴電 長野 こごみ 岡山 Summilux Leica Signet35 Kodak 大阪城 あわくら温泉 宮本武蔵駅 智頭急行 車輌 陸送 桜島線 モノクロ スーパーイコンタ 天保山渡船 ブローニ オロテ D51-200 新山口 津和野 スハテ SLやまぐち号 湯田温泉 松田屋ホテル はくと 倉吉 キハ181 三朝温泉 仙台 空港 松島 みのり 山形新幹線 奥羽本線 新庄 陸羽東線 陸羽西線 西九条 クモヤ 安治川口 温泉 蔵王 高湯 つるや 山形 E3系 東北新幹線 E6系 カツサンド E5系 那須塩原 寝台車 スーパーレールカーゴ サンライズ瀬戸 ネコ電車 高岡 城端線 氷見線 加越能鉄道 志度線 長尾線 高徳線 今橋車庫 京浜急行230 コトデン 高松駅 高松築港 117系 一畑電鉄 ムーンライト八重垣 大社駅 デハニ ステンドグラス 出雲大社前 プレミアムカー 京阪電車 スイッチバック 木次線 しまかぜ はやぶさ 下関 門司港 さくら ムーンライト九州 JRバス 419系 越美本線 白鳥 美濃 岐阜 ムーンライトながら 八幡屋 JR貨物 浪速駅 C57 C56 北びわこ号 鳥取砂丘 岩井温泉 鳥取 日本秘湯を守る会 瑞風 岩美 はまかぜ 餘部 城崎温泉 青春18切符 福知山線 山陰線 エクター Kodak シネレンズ Tesser Ziess ますすし わさび 安曇野 黒四ダム 扇沢 破砕帯 室堂 立山黒部アルペンルート 富山地鉄 立山駅 京阪3000系 アルペンルート コダック シグネット マヤ タンゴ・デイスカバリー スロフ12 味めぐりわかさ 跨線橋 下市口 グリーン 熱海 石亭 東海道線 西鹿児島 つばめ TSUBAME ビュッフェ JR九州 鹿児島中央 金沢 昭和 世田谷線 ルサール ソ連 関西空港 ラピート 名鉄 モ750 モ770 モ510 揖斐線 米原 彦根 SL 人吉 8620 ハチロク 赤うし弁当 阿蘇神社 熊本 肥薩線 真幸 大畑 矢岳 しんぺい号 はやとの風 C55 吉松 鹿児島 霧島温泉 九州新幹線 鹿児島市電 八軒家 水陸両用車 天満橋 ダックツアー 徳島線 土讃線 高松琴平電気鉄道 岐阜市内線 黒野駅 C56 臨港貨物線 Leica 天下茶屋 阪堺線 阪急電鉄 阪神電鉄 阪神淡路大震災 ハスカップ 酸ヶ湯温泉 混浴 青森 はまなす すすきの しずか アイアンホース 大勝 小樽 札幌 湯原温泉 砂湯 八景 真庭市 久世 遷喬小学校 姫新線 えきそば キハ127 義経号 梅小路 蒸気機関車 スーパーはくと 温泉津温泉 サンライズ出雲 薬師湯 温泉津 スーパーおき 山口線 おとなびパス 博多 官営鉄道 鉄道遺産 明治 蹴上浄水場 ツツジ 京津線 特別警戒実施中 地下鉄サリン事件 平成7年 造幣局 大阪環状線 泉布観 四国鉄道文化館 しまなみ街道 今治 アセチレン カーバイド EF52 交通科学博物館 デイ100 P-6 大震災 向日町 神足 三条通 蹴上 京阪 京都 竹原 尾道 竹鶴 マッサン 湯坂温泉 白市 かんぽの宿 くろんぼ 酒蔵 西条 18切符 広島 なみはや大橋 臨港線 阪神電気鉄道 阪神電車 なんば駅 貴志川線 タマ駅長 叡山電鉄 デナ21 鞍馬 木津川駅 南海高野線 万年筆 宇野 デルタ 連絡船 予讃線 豊浜 天保山 桜島 櫻島線 USJ 北港運河 曝涼展 流電 モハ52 あべの 明治屋 リニア・鉄道館 汽車会社 蒸気動車 長野電鉄 角屋ホテル 湯田中 屋代線 大阪国際空港 宇部 小郡 雀田 モ253 大和川橋梁 モ301 大阪 サントリーミュージアム テッサー ヤシカ コンタックス 汐見橋線 レディー・カガ 山代温泉 グランフロント大阪 バー 懐石 ホワイトラベル ズームカー 本線 南海電鉄 太平洋戦争の痕跡 機銃掃射 福島 地下工事 保存 大阪市電 吊り手 投書箱 花園橋 緑木車庫 市電保存館 2階建て電車 キハ58 播但線 ロングシート レールバス 日野駅 だるま キャブオーバーバス ボンネットバス 西大寺鉄道 キハ7 軽便鉄道 金沢駅 北陸本線 福井駅 和倉温泉駅 関西文化の日 博物館 丸窓電車 上田交通 C62 動画 梅小路蒸気機関車館 長崎駅 スキー列車 シュプール号 沼津魚がし鮨 原鉄道模型博物館 薬師寺 藤原京 今井町 橿原 舞鶴 北近畿タンゴ鉄道 アテンダント 肉ジャガ 海上自衛隊 山椒大夫 ハクレイ酒造 丹後由良 KTR 由良のと 玉川 京丹後 碧翠御苑 久美浜 銭形 観音寺 昭和レトロ 梅干 善通寺 関東鉄道 気動車 キハ07 梅田駅 大阪市 地下鉄 城東線 桃山 桃谷 忍ヶ丘 関西鉄道 四條畷 片町線 特急冨士 宮崎空港 南宮崎 宮崎駅 日豊本線 大淀川 宮崎 鉄橋 ジョイフルトレイン大分 試作B編成 A編成 B編成 試作車 武器学校 戦車 自衛隊 長浜 旧型客車 湯村温泉 客車 北近畿 20系 フォトニュース こだま クロ151 壁面工事 大阪市営地下鉄 きぬ 東武鉄道 鬼怒川 けごん オリエント・エクスプレス 大阪駅 オリエント急行 '88 プルマン エーデル丹後 マイテ49 謹告 大阪港 城崎 大井川鉄道 世界帆船まつり カメラ 亀岡 丹波 エレベータ 有馬温泉 X線駅名板 明知鉄道 開運なんでも鑑定団 炎暑 筑豊 平成筑豊鉄道 直方市石炭記念館 直方 筑豊電鉄 春日大社 汐留 大阪ドーム ビール 阪和線 紀勢本線 路面電車まつり 阪堺電鉄 写真展 北新地 四国中央市 野上電鉄 阪神 東大阪 熊野街道 四国 東洋現像所 地震 写真集 白髪橋 明治天皇 ローライ 大阪府 かにカニはまかぜ JR カニ 関西汽船 加古川線 大阪帝国ホテル 信越本線 東京 和歌山 みや乃 さよならSL南紀号 平成22年 上毛電鉄 D51伊賀号 正月 大正 茨城 伊勢海老・魚料理 住吉大社 千葉 総武流山電鉄 大阪市交通局 阿倍野 田老町 岩手 障子 小学校 常磐線 レトロ 境港 有馬 ライツ リコー アンプ 土用丑の日 0系新幹線 切符 第二次世界大戦 串かつ 大阪市営高速鉄道 四天王寺 重要文化財 大阪中央郵便局 ベスト判 YouTube 室内ゲーム SONY 九州 仮株券 大阪臨港線 スイッチャー 福山 姫路駅 北九州 産業遺産 ニコン 水郡線 SL白鷺号 香住 伊予鉄 松山 讃岐 阪神甲子園線 最新大阪市街全図 厚木 米寿 西梅田 ローライフレックス 美協子ども展 仙台空港鉄道 仙台市電保存館 東京中央郵便局 雑誌 惜別 原爆 おおさか市営交通フェスティバル 木通 NHK連続テレビ小説 ホテル大阪ベイタワー 東武東上線 天皇 鉄道省 写真機 ドレッシング 鶴橋 上湯温泉 白浜 十津川温泉 奈良交通 南海本線 登檣礼 稲田朋美 パーティ ブログ 掛布 二眼レフ 大阪市立科学館 しおじ 猪苗代 奈良機関区 鉄道博物館 プラレール デジカメ 報道写真 淡路島 国産フイルム 大阪府庁 長崎 鉄道時計 QE2 黄綬褒章 九州鉄道記念館 門司 京阪特急 播州赤穂 青蔵鉄道 0系新幹線 満鉄 えちぜん鉄道 大神神社 引越し 山陰 ポスター 青梅線 青梅鉄道公園 広島市電 ブラック イカリソース 学校 ディズニーリゾート 恋道路 鉄道模型 陶芸 ゲルツ フスマ 伊勢志摩 珍味 送別会 世界地図 こども 山陰鉄道 居酒屋 JR西日本 生駒 立ち飲み 華麗なる一族 誘導タイル キリン 一眼レフ てっちり 京橋 くじら肉 あじ平 祝勝会 忘年会 心斎橋大丸 子供 幼稚園 ブルートレイン 電車 大阪市営交通局 自転車 ワイン ホクトレンダー 古文書 ネコ B級グルメ 西宮 時計 suica 茗渓会 泉州 寝台急行 荒神橋 高射砲 液晶テレビ セントレア 半田 高山 信州 官報 AERO usj トマソン よいこのびいる 宝くじ そばや 香川

長崎の鴉・・長崎阿房列車

段段車窓が薄暗くなり、汽車が次第に濃ひ夕闇へ走り込んで行く時に聞く汽笛の響きは、鼻へ抜けたかさ掻きのやうな電氣機關車の聲よりも、蒸氣機關車の複音汽笛が旅情に相應しい。


          


  いつの間にか窓が眞暗になり、窓硝子に響く汽笛の音が、蒸氣機關車C62の複音に變つてゐる。


          
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道写真へ

RSSフィード

Copyright © Fuzzy Studio