阪堺電車・今昔
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- ∇鐵道ほとがら帖/平成編 - ├平成21年
恵美須町から乗った車両は、モ501型。昭和32年の帝國車両製
住吉公園からの車両は、モ601型・・・だったと思う。
やはりブレーキ操作は、職人技ですなあ。
ところで、阪堺電鉄の上町線・天王寺駅前では駅前の再開発が進行中・・・。

西側に広がっていた店舗もきれいになくなっている。

35年前の昭和48年6月17日はこんな感じだったのだが・・・。
「あべの銀座」のアーケードもすでに思い出となってしまった。
右手に見える大和銀行の店舗は重厚な石造りだったが、あっさり取り壊されてしまった。
安田信託銀行・・・第一勧銀・・・三菱銀行・・・みんな姿を変えてしまった。
山一證券・・・影も形もなくなってしまった。
左手に写りこんでいる戦前に造られた阿倍野近鉄百貨店もいよいよ立替工事に入るようだし、再開発は、いたし方ないかもしれないが、後世に誇れるような街つくりをしてもらいたいものだ。
しかし、さらに南側に行くと、ノンべの聖地・居酒屋の「明治屋」は、今でも昔のまま営業中だ。

店の前を走る吊りかけモーターの轟音を肴に一杯やるのがなんとも至福の時であったが、これも風前の灯だ。
ついでに、当時・同じ日に足を伸ばした我孫子道車庫の様子

車庫内がモ205型車両でぎっしり埋まっていた。
平成19年6月の「路面電車まつり」の時の状況とは大違いだ。

(平成19年6月10日写)

戦前からの南海カラーが実に美しく、とんがり帽子の標識燈がなんともオシャレ!
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Comment
2009.02.06 Fri 22:03 | おぉ!素晴らしき写真!
私の大好きなモ205形がわんさか・・・
この小ぶりの電車が大好きでした。物心ついたときから、阪堺線のお世話になっておりましたので、あの頃は、最もよく乗った電車です。Yゲル・とんがり帽子の尾灯・鈴蘭型のお洒落な室内灯などなど、想い出は尽きません。
昭和48年というと、天王寺駅前・浜寺駅前間の直通運転が中止された翌年ですね。天王寺駅前の付近、隔世の感がします。
明治屋、私も大好きな店です。さほど広くない店に、肩をつき合わるほどたくさんのお客さん。電車の音とお客さん同士の話し声がBGM。そして、定員2名の極狭の「座敷」。美味い肴と美酒のお店ですね。しばらく入っておりません。木の香りのする燗酒で温まりたいものです。久しぶりに行きたくなってきました。
2009.02.07 Sat 07:41 | *のりさん。おはようございます。
のりさんに気に入ってもらえるだろうか・・・なんて思いながらこのページを作成していました。
モ205形いい車両でした。
残念ながらスズラン型の室内灯の写真がありません。上町線の二色塗りわけも颯爽として美しいものでしたね。
明治屋さんは、これからどうなっていくのかほんと不安です。梅田スカイビルの地階からも撤退したし・・・。
2009.02.07 Sat 13:55 |
南海カラーの阪堺線…テラナツカシス(^^)
私が生まれた時は、旧堺駅の近所で、風邪をひいた時は宿院から東湊まで、阪堺線で通っていたのがいまでも記憶にあります。
また、美々卯やちく満には阪和線沿線に引っ越した後もよく親に連れられていきました。
確定申告が済んだら、一度阪堺線に乗りに行きたくなりました。
それにしても、阿倍野橋周辺も変わってきてすね。
- #SAu5W79E
- kashy
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2009.02.07 Sat 20:02 |
*Kashyさん。こんばんは。
今日もお仕事ですか?ちょうどお忙しい時期ですモンね。
堺にいらっしゃったのですか。
大通を涼しげに通り抜ける阪堺線・・・今でも重要な市民の足ですよね。
2009.02.08 Sun 19:00 | ああ、明治屋ってチェーン店だったんだ。
この後すぐに雲塗装に変わっちゃうんですよね。
私が初めて阪堺線を撮りに行った1987年にはもう今とそう変わりが無かったですね。
汚らしい阿倍野の旭屋、その割りに梅田に負けず劣らずの怪しい品揃えでした。MIOは通常より多少濃いぐらいですから。
- #JyN/eAqk
- なにわ
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2009.02.08 Sun 22:10 | *なにわさん。こんばんは。
上町線は、なんか雲塗装の期間が長いような気がしますね。あれも悪くはないと思いますが・・・。
阿倍野の旭屋も立ち寄ることがありましたが、今の梅田・ヒルトンプラザのあるところにあった木造店舗の旭屋が好きでしたね。南側に別棟があったりして楽しいお店でした。
軒を並べていた駅前ラヂオにも訳のわからん電気抵抗なんかを買いにいった思い出があります。