昭和53年夏 サイクリングで東北めぐり(その4・猪苗代/天鏡閣ほか)
昭和53年8月22日晴のち雨のち曇
今日のスタートはゆっくりのようだ。一人早朝の散歩を気取り、翁島の近くに古い洋館があると聞き、そこを表敬訪問する。
天鏡閣と称する旧有栖川宮威仁親王別邸である。


管理人はいるようだが、エントランス上部のテラス柵がボロボロに朽ちていたりと、状態はかなり悪いようだ。
(しかしながら、本館・別館・表門は半年後の昭和54年2月3日、国の重要文化財に指定され、その後は綺麗に修復されていると聞く。)

国鉄翁島駅は瀟洒な造りで好感が持てる。

(平成20年現在、この駅舎はここにはなく、猪苗代緑の村に移築されている。)


今日は、全体で会津若松に向かう。5年ぶり2度目の訪問。
鶴ケ城・御薬園・飯盛山とめぐり、さざゑ堂にも登る。
その後五色沼に向かい裏磐梯Y.Hに泊まる。
途中、野口英世記念館を見学したが、時間少なく全部くまなく見ることは出来ず残念だった。
次回はゆっくり訪れん。
8月23日曇のち晴
桧原湖北方でボートの上で昼寝。秋津湖沿いに中津川渓谷に行く。
水があまりにも冷たく、足をつけると痛いほどだった。
2時半にはユースに戻りゆっくり五色沼を散策す。
8月24日曇のち晴
やはり朝方は冷える。
Y.Hを出て、レークラインを通り、横向温泉のY.Hで荷物を降ろした後、吾妻小富士まで向かう。
標高1600mまで自転車で登りきる。

わざわざ吾妻小富士のお釜まで自転車を担いで坂道を登った猛者たちがいる。

(福島市街をバックにお釜頂上で記念撮影)
大きな地図で見る
磐梯吾妻スカイラインの下り道で30数台の自転車の隊列は壮観だった。

またTシャツ短パンでは寒くて堪らなかった。もう秋の訪れか・・・。
8月25日
土湯峠を越えて、福島に向かう。これで合宿の終了である。



(黒磯行 726M最後尾 スハフ32)
「まつしま3号」で上野に戻る。
(完)
- 関連記事
-
- 北海道青森紀行(その5)はやぶさ編 (2015/12/20)
- 北海道青森紀行(その4)青森酸ヶ湯編 (2015/12/06)
- 昭和55年 東北地方ぶらり旅(3) (2009/11/17)
- 昭和55年 東北地方ぶらり旅(2) (2009/11/15)
- 昭和55年 東北地方ぶらり旅(1) (2009/11/13)
- 昭和53年夏 サイクリングで東北めぐり(その4・猪苗代/天鏡閣ほか) (2008/08/22)
- 昭和53年夏サイクリングで東北めぐり(その3・沼尻鉄道を求めて) (2008/08/18)
- 昭和53年夏サイクリングで東北めぐり(その2) (2008/08/15)
- 昭和53年夏 サイクリングで東北めぐり(その1) (2008/08/12)
Comment
2008.08.24 Sun 18:36 | 寒い夏
東北の寒い夏、体験しないと分からないですね。私も冷夏に遭遇し宮沢賢治の「寒さの夏はおろおろ歩き・・・」だったかな・・・を実感しました。
- #-
- サットン
- URL
2008.08.25 Mon 07:05 |
*サットンさん。おはようございます。
本日、大阪は涼しい朝を迎えていますが、当時の東北も同じような感じだったのかも知れません。
関西と東北とはやはり随分気候帯が違うなあと感じたものです。
2008.08.30 Sat 01:18 |
吾妻小富士を自転車で登るなんて、若くなければできませんね(苦笑) 硫黄の臭いは大丈夫だったのでしょうか?
夜は、本当に星がきれいです。
- #-
- chama
- URL
2008.08.30 Sat 08:17 |
*チャマさん。おはようございます。
お膝元をお騒がせした昔々の出来事です。
若い頃はまったく意味もないことを一所懸命になって出来る時のようです(笑)
東北新幹線が開通してからは、かなり街中の様子は変わったと思いますが、猪苗代や磐梯山の豊かな自然はそのままでしょうね。福島県は、自然のスケールが大きいので、訪れるたびに気宇広大になれるのが嬉しいです。