証明写真の宣伝用ポスター
どこでもよく見かける機械なので、それ自体は珍しくはないのだが、おおっ!と足を止めてしまった。

大きなオメメの外国人女性に二眼レフを持たせている。いい図柄だ。
普通のカメラではなくて二眼レフというのがよろしい。
久しぶりに見る街中の二眼レフだ。
「証明写真もキレイじゃなきゃ」
それゃ、証明写真を二眼レフの6X6サイズで撮ってもらえれば極めて綺麗なものになるでしょうよ。
しかし、実際は最新式のデジタル処理が施されるということだ。

カメラのメーカーや形式などは判らないようにしているが、見る人が見ればすく判る。
ツアイスが作った二眼レフであるIKOFLEX(イコフレックス)に違いない!
型式までは判らないが・・・。
ローライフレックスではなくマイナーなイコフレックスを持たせるところがなんともコダワリを感じるところ。
でも、実際はたまたま写場の隅に転がっていた二眼レフがこれだった・・・というところだろう。
しかし、右手の処理が気に入らないなあ。
二眼レフを普通こんなふうには持たないでしょう?
モデルも撮影者も二眼レフを実際操作したことがない世代の人間なので、ついこんな風になってしまったのであろうか。
それとも手が大きな西洋人だとこんな持ち方をするものなのか?
この点が頗る疑問に残る。
二眼レフは、ペンギンの赤ちゃんを両手で抱き上げるように構えるべし!
ペンギンの赤ちゃんを実際抱いたことがないのでわからないが、これはひとつのイメージとして・・・
なお、帰宅してから調べると、予想通りツアイス・イコンが1952?1956年に発売したイコフレックス?aであることが判明した。
レンズは名玉のオプトン・テッサー75mmf3.5つきである。
大ツアイスが発売した二眼レフであるイコフレックスシリーズは、最後までレンズはテッサーであった。
プラナーといった名玉があるのにもかかわらず、テッサー一本で通したということは、テッサーに対する自信の程が窺えるというものだ。

イコフレックス?a(手許に実際のモデルがないので、カタログから抽出)
現在の中古品相場・・・25000円くらい(王者ローライフレックスに比べ人気はイマイチなので安価だ)
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Comment
2008.08.10 Sun 08:58 | 父の写真機
亡き父が、写真を趣味にしておりました。
約50年前にはライカM3。家庭の都合で写真機材を全て売却し、その後もう一度30年ほど前に始めていました。その頃のカメラは、キャノンF1・ゼンザブロニカ(型番は失念しました)でした。ただすべて売却したはずの以前の写真機のうち、ローライフレックス(これも型番を失念しました)だけは、残っていたのを覚えています。ファインダーを覗くと、中に水準器がついていて、子供心にとても不思議でした。懐かしい2眼レフです。
2008.08.11 Mon 09:18 |
*のりさん。おはようございます。
父君もかなりカメラ愛好家のようですね。
水準器のついたローライフレックスは、うちにも一台あります。
ローライフレックス・スタンダードと呼ばれるものです。
http://fuzzyphoto.blog120.fc2.com/blog-entry-622.html
(最後の写真です。)
戦後のモデルには水準器はありませんので、フレックスの中ではこれだとおもいますね。
今でも第一線で活躍できるだけの実力をもつコンパクトで優秀なカメラです。
軽量なのが特に嬉しいです。
2008.08.13 Wed 23:00 | 戦前ですか・・・
あのローライフレックスは、戦前のものだったんですね。驚きました。社会人になってから、たった一度だけ、明治村訪問時に持参して、ブローニー版一本を撮影したのを覚えています。他の来館者さんから「あんた、すごいカメラ持ってますね」といわれました。カメラは、何ともいえない味わいのある皮ケースに収まっていました。そのフィルムは、カメラとともに実家にあるはずなのですが・・・・・。