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昭和55年 釧路?苫小牧 北海道一周お気楽旅行(その8)

昭和55年8月1日北海道旅行の最終日

当初、日勝峠を経て苫小牧まで直行する予定であったが、同乗者が是非襟裳岬を見たいというので足を伸ばすこととなった。

釧路出発7時44分 快晴

帯広までは延々と伸びる直線コース。並行する根室本線には時たまDD51牽引の列車が通る。

帯広から広尾線を南下し、噂の幸福・愛国駅に立ち寄る。

1980年北海道旅行083-1

愛国駅はオモチャのような駅である。まわりは土産屋が軒を連ね、観光客の多いことを知らしめている。

DSC00085-1.jpg

「愛国から幸福ゆき」・・・この切符よく流行った。


DSC00091-1.jpg

これは、以前の青切符時代のもの




広尾線・愛国駅・・・昭和62年2月2日広尾線廃止とともに廃駅


また幸福駅は完全に予想を覆され、余りにも世俗化され落胆の極みなり。

1980年北海道旅行084-2

ただホームだけは落ち着いた雰囲気を保っていた。

無人駅の駅舎の内部は訪問者の幸福を祈ってか、定期や名刺などが千社札のように所狭しと貼り付けられている。

この俗化した幸福駅を見るに付け、これでは筑波鉄道のほうがはるかに秘境といえるのではないかと強く感じる。


(よって、駅舎の写真がないようだ。)


広尾線・幸福駅・・・昭和62年2月2日広尾線廃止とともに廃駅


DSC09938-1.jpg


1980年北海道旅行085-2

広尾線最終駅広尾駅

北海道各地を走り回った愛車スプリンターも正位置にて写真に納まる。

広尾線・広尾駅・・・昭和62年2月2日広尾線廃止とともに廃駅

DSC09737-1.jpg

1980年北海道旅行086-1

広尾線の最終地広尾駅から黄金道路を進む。


海岸沿いにダート・舗装・落石保護隧道の繰り返しをひたすら進む。

所々工事をしているところがありどれだけの経費を費やしての道路なのかと思い、まさしく黄金道路であった。

襟裳岬には13時25分到着
1980年北海道旅行087-1

その風景は歌謡曲の歌詞のとおり、何もない岬であった。
岬の突端は尖鋭になり太平洋に没し、波が厳しく打ち寄せる男性的な風景であった。




帰りは日高本線の様似(さまに)駅に立ち寄っただけで最終地の苫小牧に向かってひたすら走る。

1980年北海道旅行089-1

DSC09738-1.jpg

襟裳岬の西側の日高本線は、現在に至るも健在なり。

1980年北海道旅行090-1
寒い北海道には似つかわしくない扉構成をもつキハ21・・・冬は寒そうだ。


やはり最終日ともなれば北海道の風景に名残が残る。

1980年北海道旅行091-1
スエ3040←オハニ30 苫小牧駅構内




苫小牧のフェリー埠頭到着は17時36分

道内の走行距離2,382.65km

よく走ったものだ。


19時15分発のフェリーで北海道を後にする。



   (完)











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Comment

2009.08.11 Tue 15:23  |  

襟裳岬へは、まだ行ったことがないんです。行くだけでも大変そうですが、荒涼とした岬の先端からの眺めは、また何とも言えない風景ですね!

それにしても、2382kmとは、よく走りましたね! スプリンターにもご苦労様と言ってあげたいです(^ ^ )

  • #-
  • うたに
  • URL

2009.08.11 Tue 22:32  |  *うたにさん こんばんは

当時の襟裳岬への道路は、ほんと凄かったです。
今は舗装されて快適な道路なんでしょうが、このときは未舗装の悪路がずっと続いてました。
>スプリンターにもご苦労様・・・ありがとうございます。
コチラも若気の至りでしたが、この車もよく走ってくれました。今の年齢になるとこんな朝早くからの連続ツーリングは厳しいだろうなあ。と思ってしまいます。(苦笑)

2009.08.11 Tue 23:14  |  

広尾線は、絶対に存続させるべきでしたね。愛国・幸福のロマンは継続させるべきでした。もし存廃問題が現在で発生していたなら、残っていたかもしれません。まことに残念です。

2009.08.11 Tue 23:42  |  

今回、妙にニヒルですね。
奥さんが読んだら冷たい目をするのではないですか。

そういえば、日高には行ったことがないです。北海道に行ったときは馬券に手を出してませんので。

そうそう、オハニ35ではなく、オハニ30ですね。

  • #JyN/eAqk
  • なにわ
  • URL
  • Edit

2009.08.12 Wed 07:10  |  *のりさん おはようございます

広尾線の存続・・・わたしも余りにもあっさりと廃止になって驚いたことを憶えています。しかし存続していてもマイカーで訪れる観光客ばかりで鉄道利用客は僅かになるんでしょうね。

2009.08.12 Wed 07:14  |  *なにわさん おはようございます

日高は、他の北海道各地に比べ、途中の観光地が少なく立ち寄りにくいところのようですね。お馬さんがいっぱいているのに・・・。
オハニ30のご指摘ありがとうございました。

2009.08.12 Wed 10:37  |  襟裳岬

広尾線には昭和58年の冬に乗ってるんですが愛国、幸福両駅とも全く印象が残っていません。
襟裳岬はバスの時間の都合で生憎手前の庶野で折り返してしまいました。残念!

  • #-
  • サットン
  • URL

2009.08.12 Wed 21:03  |  *サットンさん こんばんは

この記事の3年後には出向かれているんですね。冬のここらの風情は、まったく純白の光景なんでしょう。
ついつい冬だとスキーもしてみたいと思ってしまう関西人でした襟裳岬はやっぱり秘境なんですね。

2012.03.27 Tue 02:32  |  昭和の時代

こんばんは。
お写真楽しませて頂きました。
この後の10年間で、実に長い距離のローカル線が廃止されていきましたね。
私は写真で見るばかりで、そのほとんどに乗ったことはないのですが、今の時代に残っていたら、もう少しは合理的な経営で赤字額を減らせたのではないか、などと素人の妄想をしてしまいます。
北海道の各線、その素敵な雰囲気がだいぶ失われてしまったのは、残念ですね。
今後とも、宜しくお願い致します。

2012.03.27 Tue 09:09  |  *風旅記さん おはようございます。

古い記事にもかかわらずご覧いただきありがとうございます。現在改めて当時の写真をみますと、それなりに面白いところが残っていたなあ~と感じます。
特に北海道は合理化の嵐に見舞われ随分様相を変えてしまいましたね。

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何カノキツカケガアレバ汽車ノ事ヲ一所懸命ニ記述シテヰル。子供ノ時ノ汽車に對スル憧憬ガ大人ニナツテモ年を取ツテモ抜ナイノデアラウ。


DSC01281切符


 阿房(あほう)と云ふのは、人の思わくに調子を合はせてさう云ふだけの話で、自分で勿論阿房だなどと考へてはゐない。
 
 用事が なければどこへも行つてはいけないと云ふわけはない。
 なんにも用事がないけれど、汽車に乘つて大阪へ行つて來やうと思ふ。   
    ・・・内田百閒「特別阿房列車」


        

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長崎の鴉・・長崎阿房列車

段段車窓が薄暗くなり、汽車が次第に濃ひ夕闇へ走り込んで行く時に聞く汽笛の響きは、鼻へ抜けたかさ掻きのやうな電氣機關車の聲よりも、蒸氣機關車の複音汽笛が旅情に相應しい。


          


  いつの間にか窓が眞暗になり、窓硝子に響く汽笛の音が、蒸氣機關車C62の複音に變つてゐる。


          
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