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十津川から白浜への温泉三昧の旅(その4)

十津川村の「上湯温泉」は、ホテル昴から龍神方面に狭隘な山道を進んだ山中の秘湯である。

尋ねた「神湯荘」は残念ながら休業していたので、露天風呂だけを撮影(道端から簡単に覗ける。)して、入浴したつもりになって・・・

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(休業中でもお湯はザアザアと音を立てて流れ出ている。)


同じ源泉である近くの出谷温泉に行くことにする。
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ここは、道路から川岸へ急な階段を下っていく。

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入湯料500円  ばあ様がひとり湯守をしている。

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我々以外にお客はいない。いわゆる貸切風呂であった。

小さな湯船しかないが、丸太の建物の開け広げた大窓からの景色がいいね。

川風が気持ちいい。

ここの泉質は、ナトリウム炭酸水素塩泉(弱アルカリ性)


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ここにも野猿がある。

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ここの浴場の壁に貼ってあった壁新聞・・・この温泉の西側にある十津川村立西川第二小学校のものだろうか?

ケナゲな文章に見入ってしまった。





その後、熊野本宮の門前を通過し、湯の峯温泉に向かう。

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小栗判官と照手姫の蘇生の湯として有名なところ。

熊野古道の人気スポットとあって多くの観光客がたむろしていた。

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ここでも入浴する予定であったが、昨日からの温泉三昧でちょっと湯あたりしているようで、全員一致でここでの入浴はパス。

昔まだ熊野古道が世界遺産になる前に一度ここで泊まっているので、私自身もパスには異議なし。

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萩の花の前栽が見事な老舗旅館の「あずまや

フランスの作家、アンドレ・マルローが「これぞ日本の宿」と激賞したことで有名な旅館。



また薬師堂の傍らにこんな祈念碑があった。

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   安政元年11月  大地震
   明治22年8月  大洪水
   明治36年5月  大字全焼


安政元年なんてそんな昔ではない。明治維新の14年前だ。
 
 十津川村の住民が北海道に移住する事となった明治22年の大洪水がもたらした被害はこの場所でも同様であったことが分かる。

 大字(おおあざ)全焼とは、要するに同地名区域が丸焼になったということだ。

 しかし、並々ならぬ幾多の災害をくぐりぬけて現在までこの地を守り続けていることが碑文から感じ取られる。



湯の峯を離れるとひたすら白浜に向けて車を飛ばす。

運転手さん。ご苦労様でした。


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白浜のとれとれ市場で、海鮮ちらし(1500円)の昼食。
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味のほうは、まあこんなものでしょう。

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しかし広大な建物の中、多くの観光客でごった返しているのは、いささか落ち着かない。



その後、白浜名所の「崎の湯」に車を向ける。



今回の旅行の〆の温泉である。


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「日本最古 崎の湯」の石碑に疑問?をもった拙者は・・・


湯守の翁に「本邦最古の温泉は道後にあらずや?」と問ふと、

湯守の翁「温泉の歴史を顧みれば道後に一日の長あれど、この湯壷の古きは日本一なり。昭和4年まで自噴泉ありて万葉より今時に至るまで全き同場所・同湯壷にて湯浴みしにけり。よって件の如し。」と答へ給ふ。

拙者「いふなれば日本最古の温泉湯船の意なりや?」

湯守の翁「諾。」と。



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大海原に突き出すような温泉は、ダイナミックそのもの。

波の飛沫を浴びながら温泉を愉しむ・・・これはここならではの得がたい体験である。



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かなたの水中展望台からは丸見え状態ではあるが・・・

仲間の一人いわく「見られて恥ずかしいようなモンは、つけてないワイ!」と。

けだし卓見なり。



泉質は、ナトリウム-塩化物泉・中性高張性高温泉(旧泉質名:純食塩泉)
確かに舐めてみると塩辛い。


昨日から計算して、計7回の入浴を試みたが、さすがに湯疲れしたようで、出てからも体がだるい。




もう、後は電車に乗って帰るだけだ・・・



白浜駅に戻る途中に土産の「ナンバ焼き・ごぼう巻」を買う。

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ついでにそこで地ビールのなぎさビールを味わう。

ペールエール系ながらしっかりとした感じのビールだった。

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この旅行の温泉内で大活躍だった防水ケースを纏ったSONY?CybershotT7の雄姿を併せて撮影。


トヨタ・レンタカーでパッソを返却し、白浜駅まで送ってもらう。

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駅員さんはアロハじゃないね・・・ここでは年中アロハかと思っていた。


白浜駅からは予定より一本早い午後14時53分発の特急くろしおに乗って帰阪。





その後そのまま帰れば良いものの、少々参加費の余りがあるというので・・・



   鶴橋へ・・・焼肉横丁へ・・・いざいざ・・・・













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Comment

2008.09.21 Sun 02:49  |  お疲れ様

今晩は
楽しい温泉旅行ありがとうございました。
これだけ温泉に入れば満足でしょうか
これがまたしばらく時間が経つと
また温泉へと
ひなびた温泉で何もする事なしに
昼寝、温泉で酒を飲んで
数日・・・そんな事をしたいが
これまた夢か

2008.09.21 Sun 11:21  |  長文すいません

30年ほど昔、湯の峰温泉行きは急行バス、新宮行きは特急バスでした。
でも、いまの湯の峰温泉は田辺から行くのがメジャーになってしまいましたね。

安政元年といえば、東海・東南海・南海の三大地震がほぼ同時に起こったときです。津波が道頓堀までさかのぼってきています。このときの碑は、大正橋の東側にありますので、おひまならばどうぞ。

先にも書いたように道路が開通すると意外と近い十津川と白浜、山中の落ち着いたトーンがあっという間にヴィヴィッドなトーンになってしまうとは。

やはりここ始発だと座れますからね。駅や車内で酒と弁当を買って天王寺までひたすら飲み続けるのもまた一興。そのまま天王寺で大和路快速に乗り換えればいいものを、逆周りで鶴橋とは・・・。17時といえば、ちょうど焼肉屋の開店時間ですな。

  • #JyN/eAqk
  • なにわ
  • URL
  • Edit

2008.09.22 Mon 07:12  |  

*junsbarさん。おはようございます。
 旅行に温泉が付かないとなんか忘れ物をしたような気がします。
 この土日も徳島の秘湯に行ってまいりました。後日アップします。乞うご期待。

*なにわさん。おはようございます。
 大正橋の東詰の碑は昔から知ってます。いつも花が添えられていたので、子供の頃はなんでここにお墓があるのかなあ。と思っていました。
 この旅行の帰路では余り飲みませんでしたね。レンタカーの運転を頼んだ仲間には静かにお休みいただいてましたので、それ以外の者は、焼酎の水割りとビールとワンカップ酒くらいでさらりと飲み終えてます。鶴橋でまた飲まないけませんしね。

2008.09.24 Wed 10:42  |  白浜駅

私も先日乗り換えのため白浜駅に30分ほど滞在しました。やはり駅員さんはアロハじゃなかったですね(笑)。
しかし、お客が少なかった。あとで調べると温泉街からずいぶん離れているのを知りました。高速バスにやられているのでしょうかね。

  • #-
  • サットン
  • URL

2008.09.24 Wed 12:51  |  

湯の峯温泉、懐かしいです。ここで生卵を買って、温泉で茹でました~。
湯の峯温泉から白浜までは、結構距離があるような・・・お疲れ様です。
でも、この露天風呂はすごいなぁ。海のすぐそばにあるなんて、開放的で素晴らしい!

  • #-
  • うたに
  • URL

2008.09.24 Wed 23:10  |  

*サットンさん、こんばんは。
 白浜駅は昭和40年3月まで白浜口駅と称していたくらい、繁華街からかけ離れたところにあったのでしょう。福知山線の篠山口と一緒ですね。

白浜は関西指折りの温泉地なので、お客が少ないのは時間帯に因るものなのか、はたまた不景気によるものでしょうか・・・。
私は有馬とともに好きな二大温泉地です。

*うたにさん、こんばんは。
 山深いところの湯の峯にはいらっしゃいましたか・・。
 さすが温泉博士ですね。
 私は以前いせやさんにお世話になりましたが、静かな温泉地で大好きなところでした。

また、白浜の崎の湯もその場所が素晴らしいですよ。
このあたり名湯が多いため、あまり重視されないところですが、全国的にも稀な海岸べりの温泉で、体験するだけの価値は大いにありますヨ。

機会を見つけて是非どうぞ・・・。

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何カノキツカケガアレバ汽車ノ事ヲ一所懸命ニ記述シテヰル。子供ノ時ノ汽車に對スル憧憬ガ大人ニナツテモ年を取ツテモ抜ナイノデアラウ。


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 阿房(あほう)と云ふのは、人の思わくに調子を合はせてさう云ふだけの話で、自分で勿論阿房だなどと考へてはゐない。
 
 用事が なければどこへも行つてはいけないと云ふわけはない。
 なんにも用事がないけれど、汽車に乘つて大阪へ行つて來やうと思ふ。   
    ・・・内田百閒「特別阿房列車」


        

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長崎の鴉・・長崎阿房列車

段段車窓が薄暗くなり、汽車が次第に濃ひ夕闇へ走り込んで行く時に聞く汽笛の響きは、鼻へ抜けたかさ掻きのやうな電氣機關車の聲よりも、蒸氣機關車の複音汽笛が旅情に相應しい。


          


  いつの間にか窓が眞暗になり、窓硝子に響く汽笛の音が、蒸氣機關車C62の複音に變つてゐる。


          
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