徳島・大歩危峡探訪

日本旅行の貸し切りバスでゆったり旅行だ。

「赤い風船」って昭和40年代からやってませんかあ?
国内旅行の老舗ブランドだねえ。
ただトイレ付でないため、このときは2本ぐらいにとどめておく。

明石大橋を渡って淡路島を経由して徳島入りする。
淡路のパーキングエリアで休憩。
ここではいろんなものを売っているが、大好物の前では素通りし難し。

産地がどうのこうのという問題ではなく、つぶ貝のものを一本いただく。
串を頬張りながら明石大橋を眺望し、雄大な光景を楽しむ。

これより阿波路を進ままし。けふの天気に望みあり!

大鳴門橋から渦潮が見えるかどうかチェックした後・・

そのあとは、徳島で昼食タイム。
それが終わると、車内ではカラオケタイム。

最近のタイガースはちょっとおかしいぞ?
最初の景勝地・大歩危峡を遊覧船から楽しむ。


道路と鉄道が両岸の絶壁にへばりつくようにして敷設されている。

秋の風情はまた格別では・・・とおもわせるものがあった。

観光を終え再び車中の人となる。
※ここから先の土讃線の写真は翌日撮影したものだが、話の流れでここに載せる

土讃線の大歩危駅をまたぐ・・・歩廊(プラットホーム)にはほとんど屋根がない簡易設計となっている。

土讃線の名物鉄橋・・・

土讃線開通当時は、こんな風景であったが・・・望むべくもなし
(西尾克三郎・ライカ鉄道写真全集から)
ここの区間は四国山地の難所であり、鉄道の開通も随分遅れた。

大正15年の鉄道省の鉄道地図では、阿波池田?土佐山田が工事未着手線となっている。
土讃線の坪尻?琴平も只今工事中といった感じだ。

昭和9年12月の時刻表では・・・

南北両方から路線を延ばしているが・・・この大歩危・小歩危の区間がまだ開通していない。

昭和15年10月の時刻表では・・・めでたく土讃線として登場している。

この区間は、昭和10年11月28日三縄?豊永の開通によりようやく土讃線として完成し、いままで独立した高知?須崎の高知線が阿波・讃岐方面と一本の線路で繋がった。
この地図の「阿波赤野」は現「大歩危」となり、「西宇」は現「小歩危」である。
その工事の難渋の様は、70年後の現在でも大歩危峡から見上げれば自ずと理解できるというものだ。

小歩危付近を行く高知行き特急しまんと5号・・・まさに人に翼の汽車の恩である。
さてさて・・・本日のメインイベントは祖谷(いや)のかずら橋を渡ること。
そこまでは宿泊するホテル新祖谷温泉「かずら橋」さんが所有する昭和37年製のいすゞのボンネットバスで送迎してもらえるらしい。
これはたのしみだ・・・つづく
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Comment
2008.09.29 Mon 09:48 | 秘境巡りですか
十津川村の次は祖谷渓ですか。良いですねえ。
土讃線の眺めはたまりません。谷間に見えるわずかな集落を見て「あそこの人たちはどんな暮らしをしてるんだろう?」と考えたり。
いろいろと味わえる土讃線ですね。
- #-
- サットン
- URL
2008.09.29 Mon 13:02 |
わーい!大歩危峡だぁ~!
あの辺りは、道路も鉄道も良く通したもんだと思いますね。本当に崖のわずかな場所を割いて造ってあって、相当苦労したのではないかと想像できます。
余談ですが、大正15年には既に坪尻(信号場)が載っていたんですね。
それ以降は省略されてしまっているのも、面白いです。
- #-
- うたに
- URL
2008.09.30 Tue 08:12 |
*サットンさん。おはようございます。
十津川・祖谷渓と遊びまわっているように思われるかもしれませんが、実際遊んでます(笑)。たまたまこの時季旅行が重なったまでです。
徳島と高知の境目はやはり趣があります。よくこんな急峻なところに家があるものだと感じ、またその家に続く細い道路が続いているのを見るにつけ、驚きました。
*うたにさん。おはようございます。
うたにさんの二番煎じではありますが、大歩危の様子をご報告いたします。私は渓谷美より道路と鉄道をよく施設できたなあと感嘆しきりでした。
坪尻駅は、国道から見ましたが、道路面からずっと下方に望めました。どちらにしても大変な所でした。
2008.09.30 Tue 22:00 | 大歩危渓谷
大歩危・小歩危を水面から眺められるとは、素晴らしいですね。
今から約40年前、母方の田舎である高知へ家族でまいりました。往路は、特急「うずしお」→「第2南風」で後免へ、そこから土佐電鉄で安芸まで・・・。四国山地を越えるトンネルを必死で数えました。たしか108たっだかな?大歩危・小歩危の美しさは、今も目に焼きついています。いまは、短絡されたバイパストンネルを行くそうですが、車窓から渓谷美は堪能できるのでしょうか。
2008.10.02 Thu 00:43 |
*のりさん。こんばんは。
土讃線のトンネルの数を数えたんですか・・・ひえっ。
随分な数があるものですね。ご苦労様でした。
車窓からも渓谷美は楽しめると思いますが、下から見ると先人の努力の成果が手に取るように判りました。いい体験をしました。
*吉野さん。はじめまして。コメント有難うございます。
同行二人・・・ご一緒していただき有難うございました。おかげさまでとても楽しい旅となりました。
この旅行は、3日に1回のペースで3回シリーズで掲載しますので、引き続きご高覧賜れば幸いです。