昭和54年 鶴見線の旧型国電訪問記(その3)

前回からのつづき・・・昭和54年11月30日のことだった。





・・・さすがにこのあたりは、工業地帯で工場が林立していて引込み線が多く張りめぐらされている。

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次の訪問地である扇町駅は武蔵白石から一本で行ける。


19791130鶴見線・江ノ電141-37

原型を頗る良好に保っているクモハ73289が進入してきた。
Hゴムのない正面のたたずまいがなんとも端正で無骨、サイドは三段窓・・・旧国はこれでなくっちゃ!


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クモハ73289+モハ72538+クハ79388

扇町駅での折り返しを済ませて、ここから浜川崎までは三段窓のクモハ73289に乗車


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扉以外はかなり原型を維持していて風情マンテン!

19791130鶴見線・江ノ電132-40
「スヰッチ」の文字が気になってレンズを向けた。





浜川崎駅は奇妙な駅だった。

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EF1545の裏側に出てみたが、南武線とは駅が別になっていて戸惑った。

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おりしもED1615牽引の貨物列車が拝島方面へ進んでいった。

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老骨に鞭打ちながら現役で活躍するED16には、ほんと感心するね。




またここでも驚いたことにクハ16007+クモハ11248が入線してきた。

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クハ16のサイドビューを見よ!頑迷固陋な古武士の面持ちあり。


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中原電車区所属

少し塗装に色あせが加わり渋みが出てきた両者である。

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クハ16の車内の様子



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こちらは、クモハ11

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クハ16と比べると、縦並びのリベットが少なくスマートに見えるが、やや貫禄不足だ。

19791130鶴見線・江ノ電145-52-2

クモハ11の200番代とクハ16の0番代は、昭和4年?昭和6年にかけて登場したモハ31とクハ38が種車で、国電初の丸屋根車として有名だった。

よくまあこんな小型車が、今の時代に健在だとは・・・東鉄局の怠慢というか・・・車両の価値が分かっているというのか・・・ED16の存在とともにしばしば驚かされる。




(つづく)





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Comment

2009.01.31 Sat 13:28  |  

73289、元は63694、登場時からプレスドアだった可能性もあるので、登場時のドアを使っていたかもしれません。

南武支線のほうは、17mしか入れなかったのではないでしょうか。もう一つは2両編成を組めるのが101系しかなかったこともあるのでは。
翌年、余剰の101系を投入して、21世紀まで使っていたことは記憶に新たですが。

  • #JyN/eAqk
  • なにわ
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  • Edit

2009.01.31 Sat 17:23  |  

旧型電車が今ではステンレスの205系だもんなぁ。タイムマシンがあったら、出かけたい。。

鶴見線は、現在ほとんどが無人駅になっていますが、ファジーさんが訪れた時はどうだったのでしょう。

  • #-
  • うたに
  • URL

2009.01.31 Sat 20:28  |  

*なにわさん。マイドです。
 この車両は当初からプレスドアだった可能性が・・・そうですか。てっきり改造ものとばかり思っていました。
南武支線もやはりカーヴの関係ですか。これも東鉄局の怠慢の賜物でしょうね。

*うたにさん。こんばんは。
 この当時も無人駅が多かったですね。
 まだまだ国鉄時代は無人駅が少ない中、ほんと、合理化が推進されていたところかもしれません。(ただし、車両は除く)

2009.01.31 Sat 20:54  |  

浜川崎・扇町にいたってはベンチの位置まで変わっていないように思います。
このような旧式車両が入線してきそうなそんな感覚になりますねw

  • #-
  • OCEANBREEZE
  • URL

2009.02.01 Sun 06:58  |  

*OCEANBREEZEさん。おはようございます。
 各ページにコメントいただきありがとうございます。
 私は、このとき以来、鶴見線は訪れていないのですが、車両以外は変わっていないとは・・・それそそれでまた驚きですね。鶴見線の帰路に立ち寄った江ノ電はいかがでしょうか?

2009.02.02 Mon 17:54  |  >うたにさん

ほとんどの利用客が鶴見駅を経由するということもあり、1971年に鶴見に連絡改札を設けて、そこでチェックするようにしました。線内利用はただ乗りされても目をつぶるということです。ICカードの現在はどうなっているか分かりませんが。
そもそも、私が鶴見線に乗ったことがないので。

  • #JyN/eAqk
  • なにわ
  • URL
  • Edit

2009.02.05 Thu 12:58  |  片町線育ちの私としては

旧国というと子供の頃を過ごした片町線を思い起こします。色褪せてオレンジとは言えない不思議な色の電車。時々茶色も交じっていました。オンボロ電車ばかりで阪急沿線から転居した私には大ショックでした。それから見ると鶴見線の車両は良い状態のようですね。

  • #-
  • サットン
  • URL

2009.02.05 Thu 21:45  |  片町線・・・

*サットンさん。こんばんは。
 阪急沿線から片町線沿線にお引越しですか・・・なんとまあ・・・完全に文化圏が違いますね・・・そりゃあご苦労なことだったでしょう。
車両もひどかったですね。時々床に穴が開いていて枕木が見えてましたから・・・。
長尾からはキハ10の単行でした。
片町駅の改札内には小さな池があって、その中の金魚に給食のパンをやった思い出があります。

2009.08.28 Fri 13:43  |  地元鶴見区民です

いやー久々に懐かしい物を拝見させていただきました。毎日、鶴見線を目にしておりますが、JR東日本になって小修繕や、最新機器(suica)などは導入されているものの、駅構成は全く変わっておりません。国道駅下にある格安で美味しい焼鳥屋も健在です。(笑)

2009.08.28 Fri 14:50  |  *おがわさん こんにちは

コメントありがとうございます。
随分昔の話ですが、国道駅には下車しなかったのが心残りですね。
でもコメントのように・・・平成の時代になっても「昭和」を色濃く残しているのは嬉しい限りです。

2010.05.25 Tue 22:31  |  

こんばんは。
検索してまいりました。
いやいやED16、EF15も写ってますが、旧国もバッチリですね。
感心いたしましたのは、車内の姿をしっかり撮られてる事で、長い吊革、入口付近のポール、木の床と懐かしい姿です。
茶色の機関車、電車が似合う路線でした。

  • #-
  • シービー
  • URL

2010.05.26 Wed 06:47  |  *シービーさん おはようございます

古い記事にも拘らず、お立ち寄りありがとうございます。
旧国の車内の写真については、以前利用していたとき車内の様子が車輌によってかなり違うことに気づいたためと、28mmの広角レンズを手に入れたためです。
今となっては、これらの写真で雰囲気を思い出すしか方法はありませんしね。

2012.11.28 Wed 14:51  |  

こんにちは。
鶴見線の3回のシリーズ、楽しく拝見しました。
旧型国電のお写真を拝見しながら、自分も見てみたかったと思います。
一方で、駅の様子は、今でも(他の皆様も書かれている通り)あまり変わっていないことに驚きます。
鉄道の施設がそれ程に長持ちなのか、鉄道が時代に即していないところがあるのか、悩ましい部分もありますが、様々にめくるめく変化していくこの世の中、たまには変わらないものがあってもいいじゃないか、と思ってしまいます。
また訪問させて頂きます。
今後とも、宜しくお願い致します。

2012.11.28 Wed 18:20  |  *風旅記さん こんにちは

古い記事にも拘らず、ご覧いただいた上にコメントまでいただきありがとうございます。
小生彼の地を訪れたのは、このとき1回のみなので、現在の状況は存じませんが、余り変化がないのは、利用状態から所謂“置き去り”状態なのでしょうね。機会を見て再訪して定点撮影すると面白いかもしれませんね。

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長崎の鴉・・長崎阿房列車

段段車窓が薄暗くなり、汽車が次第に濃ひ夕闇へ走り込んで行く時に聞く汽笛の響きは、鼻へ抜けたかさ掻きのやうな電氣機關車の聲よりも、蒸氣機關車の複音汽笛が旅情に相應しい。


          


  いつの間にか窓が眞暗になり、窓硝子に響く汽笛の音が、蒸氣機關車C62の複音に變つてゐる。


          
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