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“坊ちゃん列車”が往く

『停車場はすぐ知れた。切符も訳なく買った。乗り込んでみるとマッチ箱の様な汽車だ。ごろごろと五分許り動いたと思ったら、もう降りなければならない。道理で切符が安いと思った。たった三銭である』 (夏目漱石「坊ちゃん」より)



伊予鉄道のクラウスがマッチ箱の客車を牽引し市内の道路の真ん中を走っているのは、なかなか痛快な風景だと前から思っていた。

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この坊ちゃん列車は、2001年に製作された擬似SLで動力も蒸気ではなくディーゼル機関である。

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客車も当時のマッチ箱風にしているが、上等な台車を構えているし、ポイントの切り替え操作をするために屋根の上にビューゲルを備えている。

おまけに終点での連結作業時には、係員が人力で動かしているように見えるが、実は電動の自走装置までついている。

オリジナルとは随分違うものだが、この際そんなことはどうでもいい。

伊予鉄創業時の列車を再現して日々定期運行しているのが偉い。

途絶えていた路面電車のディーゼル運転をするための「乙種内燃車」の運転資格を復活させたこともその熱意が伝わる。

関係者各位の努力を賞賛したい。

この日は、松山市駅から道後温泉までの乗車

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予め1日フリー切符をJR松山駅の観光案内所で購入済。

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路面電車とバスは乗り放題だが、坊ちゃん列車は1回しか乗れない・・・入鋏は利用した証しである。


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乗車したのは12:01発の下り便。道後温泉まで16分間のレトロ列車の旅となる。

ちょうど昼食時に当たったためか車内は空いて、レアな車輛をじっくり味わうことが出来た。

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車内の様子・・・座席部分を現代人に合わせて幅広にしていないところが偉い!

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2両目の客車から1両目の客車を望む・・・デッキ左の白い紐がビューゲルの上げ下げをするための装置。

ポイントに近づくと、車掌が紐を伸ばしたり縮めたりしている。

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最後尾から最新式の対向車両を見送る


バッファーは、軽便仕様のひとつタイプで、二つタイプより急なカーヴが回りやすいのだろう。

連結器は昔ながらのスクリューカプラー・・・粋ですねえ。

手間がかかるが、味わい深いものである。

この辺りをお手軽な自動連結器にしなかったところがマニアチックで好感が持てる。

しかし、雨天や荒天のときなどの係員の苦労は如何ばかりかと推察する。


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しかしまた、そのレトロな雰囲気と相反して、周りの数々のジャンパー栓が現在の車両であることを示している。



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終点の道後温泉では、次の運転までの間この引込み線に留置し、記念写真の対象となっている。


また終点では、機関車の方向転回が見られる。その方法は、実に奇妙キテレツ!

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この位置で機関車の底に備えたジャッキを伸ばして、自力で車輪を浮かせて回転するのだ。
よくこんな方法を考え出したなと感心しきり。




どうやら運転室の下部にジャッキを起動・収納させるボタンがあるようだ。


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JR松山駅前に到着した坊ちゃん列車と・・・

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・・・県道の真ん中を疾走するクラウス




ああ、面白かった!





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Comment

2009.01.10 Sat 06:10  |  これは懐かしい:坊ちゃん列車

あれは、昭和33年でしたか、高知から松山まで路線バス日帰りをやりまして、公園に保存してあった、機関車と客車を見に行きました。その後、晴海で行われた鉄道博で再会出来、嬉しかった。
33年に松山市駅から横河原方面への非電化路線は、この連結器を使っていました。
このとき、市内線や鉄道線の電車を写さなかったのが、今考えても当時の心理状態が判りません。惜しかった。
元気なうちに、岡山から特急電車で松山入りして、この列車に乗って来たいものです。

2009.01.10 Sat 07:29  |  *む~さん。おはようございます。

私も平成2年に松山の伊予銀行本店脇に保存してある同機を嬉々として写真に撮ったことがあります。グリーン塗装も明治の機関車らしく実にかわいい機関車です。
オリジナルの機関車は、晴海で一度スチームで動かしたことがあると聞いていましたが、む~さんはやはりオンタイムで見聞されているのですね。スゴイ!

2009.01.11 Sun 00:14  |  

面白い転車台ですね~!ぴったり線路に合うところがまたすごい(そうじゃないと困りますが)。ビデオに入っていた、そばにいた子供の「浮いた!」という声が印象的でした(笑)

  • #-
  • さだ
  • URL

2009.01.11 Sun 09:58  |  まるで軽便鉄道

伊予鉄道は、まだ一度も訪問していませんが、なかなか楽しそうで、以前から気になっています。坊ちゃん列車の画像、楽しませていただきました。転車台は、とてもユニークな構造ですね。職員の方が手押ししているところなど、本当に昔の軽便鉄道の終点のようで面白いですね。観光列車として常時運行しているのは、さすが観光都市松山ですね。

2009.01.11 Sun 18:01  |  

保線車両とかが行っている方向転換と同じ方法ですね。
松山市を出て循環線を一周すれば、松山市駅と車庫だけで転向を考えればよいのですが、それでは道後温泉にいけませんからね。

  • #JyN/eAqk
  • なにわ
  • URL
  • Edit

2009.01.12 Mon 07:55  |  *さださん。おはようございます。

コメントありがとうございます。
見づらい動画もごらんいただき感謝します。
京都・梅小路で運転しても人気者になれるのでは・・・と思ってしまいます。

2009.01.12 Mon 07:59  |  *のりさん。おはようございます。

この坊っちゃん列車は、正確な復元ではありませんが、鉄道ファンでも十分に楽しめる内容だと思います。また朝早くから常時運用しているところに伊予鉄の努力がわかります。
車内から道行く人をみているとこちらにカメラを向ける人が何と多いことか・・・。
人気のほどが判るというものです。

2009.01.12 Mon 08:03  |  *なにわさん。おはようございます。

保線用車両は、このような自転手段を持っているのですか?知りませんでした。
確かにあちこちで方向転回する必要がありますからね。

2009.01.14 Wed 12:18  |  

坊ちゃん列車、わたしも乗ったことがあります! 機関車にはカメラやモニターが装備されていて、結構ハイテクだったな~。
余談ですが、道後温泉駅前にマドンナ役の女性がちょうどいまして、留置されている坊ちゃん列車をバックに記念撮影したことがあります(^^)ヾ

  • #-
  • うたに
  • URL

2009.01.14 Wed 21:24  |  うたにさん。こんばんは。

私たちが道後温泉に行ったときには、マドンナさんは、残念ながらいませんでした。
正月休みだったのかな?
駅前のからくり時計では登場しましたが・・・。

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何カノキツカケガアレバ汽車ノ事ヲ一所懸命ニ記述シテヰル。子供ノ時ノ汽車に對スル憧憬ガ大人ニナツテモ年を取ツテモ抜ナイノデアラウ。


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 阿房(あほう)と云ふのは、人の思わくに調子を合はせてさう云ふだけの話で、自分で勿論阿房だなどと考へてはゐない。
 
 用事が なければどこへも行つてはいけないと云ふわけはない。
 なんにも用事がないけれど、汽車に乘つて大阪へ行つて來やうと思ふ。   
    ・・・内田百閒「特別阿房列車」


        

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長崎の鴉・・長崎阿房列車

段段車窓が薄暗くなり、汽車が次第に濃ひ夕闇へ走り込んで行く時に聞く汽笛の響きは、鼻へ抜けたかさ掻きのやうな電氣機關車の聲よりも、蒸氣機關車の複音汽笛が旅情に相應しい。


          


  いつの間にか窓が眞暗になり、窓硝子に響く汽笛の音が、蒸氣機關車C62の複音に變つてゐる。


          
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