松山みやげ
当初目的としていた松山における三つの体験・見学は無事に実行できたので満足であったが、それ以外の落穂拾いみたいなページを作ってみた。
その1)伊予鉄道61号電車

松山市内の路面にはひっきりなしに電車が行き来しているが、よく見ると車歴が50年を超えるものが混じっている。

ナニワ工機昭和32年製だ。

車内も木の温もりを感じる今となっては貴重な雰囲気を漂わせている車両である。

ワンマン化による装置を除けばその電動装置はきわめてシンプル

木製の腰板・床面も情緒たっぷり

違う車輛ではあるが、夜の松山市駅電亭の雰囲気もなかなかいいものだ。
その2)平面交叉
路面電車の伊予鉄松山市内線と伊予鉄高浜線の大手町駅では、今でも平面交叉が見られる。
路面電車同士の平面交叉は、阪堺電車の住吉でも見ることが出来るが、一方が一般私鉄となると珍しいのではないか。
こういう風景を見ると、川端四条で京阪電車と京都市電が交叉していたことが思い出されるが、それももう随分前のこととなってしまった。

複線区間の4本の線路同士が交叉する平面クロス・・・通過時には振動とともに轟音が響く。

これもまた風情あるものである。
その3)伊予名産・二名煮
松山土産としては、一六タルトや母恵夢が有名だが、辛党としては、二名煮(ふたなに)は外せない。
明治22年創業以来、厳選された瀬戸内海の小魚を今も変わらず昔ながらの手作りにて、上質醤油、砂糖、水飴等を用いて味付し、乾燥釜に入れ、約20時間乾燥させた商品

(松山空港の出発ロビーにて)
日本各地に小魚の乾燥したオツマミものは多いが、多くはゴマや砂糖でベトベトに甘く味付けしてあり酒の肴としては適さない。
しかし、二名煮は、そのべとべとした甘さがなくどちらかといえば辛口で素材の味覚そのものを味わえる。
二名煮と同様の味覚を求めて各地で同様のものを買ったが、とうとうこれ以上のものには出会うことは叶わなかった。
しかもこの二名煮、どこでも手に入るものではなく松山でも限られたところしかない。
(最近ではインターネットで通販してくれるようだが、以前はほんとに入手するのに苦労した。)
今回の旅行では、松山・三越のデパチカの地域名物コーナーと、松山空港の二階みやげ物コーナーで見つけることが出来た。
おかげで、たんまりと仕入れることが出来た・・・これで当分後顧の憂いなく酒が呑めるというものだ。
ウヒヒ!
その4)松山空港から

いままで何度となく空路松山に赴いているが、ジェット機を利用した記憶があるが、この日の伊丹行き午前10時12分発は蚊トンボのようなJALのプロペラ機だ。

ボンバルディアDHC-8-400 通称Q400
空港から一旦屋外に出て徒歩にて搭乗しなくてはならないし、車内も窮屈だし、持ち込み荷物にも制限をかけられるし、おまけに手荷物検査で、ポケットに入れたRICOH デジタルIIのワイドレンズが検査機に反応して身体検査されるし・・・不満ランプ全灯のフライトとなった。


しかし、1月4日(日)のUターンのピーク時、座席が確保できただけでも吉としなければ・・・。
・・・以上 新春、讃岐・伊予漫遊の顛末、全巻の終わり。
その1)伊予鉄道61号電車

松山市内の路面にはひっきりなしに電車が行き来しているが、よく見ると車歴が50年を超えるものが混じっている。

ナニワ工機昭和32年製だ。

車内も木の温もりを感じる今となっては貴重な雰囲気を漂わせている車両である。

ワンマン化による装置を除けばその電動装置はきわめてシンプル

木製の腰板・床面も情緒たっぷり

違う車輛ではあるが、夜の松山市駅電亭の雰囲気もなかなかいいものだ。
その2)平面交叉
路面電車の伊予鉄松山市内線と伊予鉄高浜線の大手町駅では、今でも平面交叉が見られる。
路面電車同士の平面交叉は、阪堺電車の住吉でも見ることが出来るが、一方が一般私鉄となると珍しいのではないか。
こういう風景を見ると、川端四条で京阪電車と京都市電が交叉していたことが思い出されるが、それももう随分前のこととなってしまった。

複線区間の4本の線路同士が交叉する平面クロス・・・通過時には振動とともに轟音が響く。

これもまた風情あるものである。
その3)伊予名産・二名煮
松山土産としては、一六タルトや母恵夢が有名だが、辛党としては、二名煮(ふたなに)は外せない。
明治22年創業以来、厳選された瀬戸内海の小魚を今も変わらず昔ながらの手作りにて、上質醤油、砂糖、水飴等を用いて味付し、乾燥釜に入れ、約20時間乾燥させた商品

(松山空港の出発ロビーにて)
日本各地に小魚の乾燥したオツマミものは多いが、多くはゴマや砂糖でベトベトに甘く味付けしてあり酒の肴としては適さない。
しかし、二名煮は、そのべとべとした甘さがなくどちらかといえば辛口で素材の味覚そのものを味わえる。
二名煮と同様の味覚を求めて各地で同様のものを買ったが、とうとうこれ以上のものには出会うことは叶わなかった。
しかもこの二名煮、どこでも手に入るものではなく松山でも限られたところしかない。
(最近ではインターネットで通販してくれるようだが、以前はほんとに入手するのに苦労した。)
今回の旅行では、松山・三越のデパチカの地域名物コーナーと、松山空港の二階みやげ物コーナーで見つけることが出来た。
おかげで、たんまりと仕入れることが出来た・・・これで当分後顧の憂いなく酒が呑めるというものだ。
ウヒヒ!
その4)松山空港から

いままで何度となく空路松山に赴いているが、ジェット機を利用した記憶があるが、この日の伊丹行き午前10時12分発は蚊トンボのようなJALのプロペラ機だ。

ボンバルディアDHC-8-400 通称Q400
空港から一旦屋外に出て徒歩にて搭乗しなくてはならないし、車内も窮屈だし、持ち込み荷物にも制限をかけられるし、おまけに手荷物検査で、ポケットに入れたRICOH デジタルIIのワイドレンズが検査機に反応して身体検査されるし・・・不満ランプ全灯のフライトとなった。


しかし、1月4日(日)のUターンのピーク時、座席が確保できただけでも吉としなければ・・・。
・・・以上 新春、讃岐・伊予漫遊の顛末、全巻の終わり。
- 関連記事
-
- 懐かしの連絡航路・高松~宇野 (2014/02/02)
- 平成25年1月JR予讃線・豊浜より高松へ (2014/01/19)
- 平成24年 善通寺偕行社を訪ねて (2012/08/19)
- 松山みやげ (2009/01/14)
- 道後温泉本館・坂の上の雲ミュージアムを訪問して (2009/01/12)
- 讃岐へお年賀に・・・翌朝は、あん餅雑煮! (2009/01/06)
- 新祖谷温泉に泊まり、翌日はこんぴら詣 (2008/10/05)
- 昭和37年製いすゞのボンネットバスで、祖谷のかずら橋へ (2008/10/02)
- 徳島・大歩危峡探訪 (2008/09/29)
- 「善通寺からの帰路」 (2008/01/09)
- 「讃岐での初詣」 (2008/01/07)
- 「昭和5年築 大野原・豊稔池石積みマルチプルアーチダム」 (2007/02/16)
- 「祖母の葬礼」 (2007/02/15)
- ☆鳴門 (2006/05/27)
スポンサーサイト
Comment
2009.01.14 Wed 12:29 |
伊予鉄モハ50形、いいですね~。つりかけ&木の床板、ポコポコポコ・・・というコンプレッサ音。。坊ちゃん列車よりも楽しかった記憶が(笑)
伊予鉄市内線と高浜線が平面交差しているとは知りませんでした。今度松山へ行った時は、是非見てみたいです。
- #-
- うたに
- URL
2009.01.14 Wed 21:18 | うたにさん。こんばんは。
伊予鉄市内線には、意外と古い車両が活躍しているんだな。と思いました。
しかし、新型車両も随分見かけましたので淘汰される日も近いのかもしれません。
2009.01.15 Thu 21:30 |
50番台、まだ残っているのでしょうか。もともとナニワ工機が製造した京都市800の設計を流用したという説があります。
そういう縁があるのか、京都市2000が松山へやってきたのです。
- #JyN/eAqk
- なにわ
- URL
- Edit
2009.01.16 Fri 09:32 | *なにわさん。こんにちは。
この車輛、京都市電と浅からぬ因縁があったとは、知りませんでした。
昔の京都市電にはよく乗りましたが、線路の状態も台車のバネも悪く、大阪市電と比べ乗り心地がひどく悪かった記憶が今でも残っています。