香住から出石へ
一夜明けると、戸外は一面の雪景色となっていた。

民宿「応挙前」の2階客室から大乗寺(応挙寺)の門前を望む。
正に目の前である。
門前と宿の間の道路には、融雪設備が機能している。
ところで・・・なぜここの大乗寺に丸山応挙の障壁画など名品が数多く残されているかというと・・・。
この寺の中興の祖ともいえる江戸寛政期の住職であった蜜蔵が、京都で苦学中の応挙に支援を施した。
応挙は成功した後その恩に報いるために弟子12名とともにここに訪れ障壁画としてその作品を残したからだ。
今ではそのうち165点が国指定の重要文化財となっている。

境内の様子
雪国の天候は変わりやすい。

先ほどまで晴れていたが、吹雪となった。
朝風呂を浴びた後、地元の名物が並んだ朝食をいただく。

こういう朝食が美味くていいね。

・・・またカニだ。
午前10時には昨日乗ってきたバスが迎えに来る。

今日は、帰阪するだけだが、途中香住の朝市センターと出石で昼食タイムとなっている。
香住港に面した朝市センターは、いわゆるお土産コーナーである。

カニバスと提携してかにを買って帰ってもらおうという算段であろう。

カニは元気に動き回っているが、値段もイロイロ・・・お気に召すものをどうぞ。

その時の香住港の風景・・・誰もいない荒涼とした風景ばかりが続く冬の漁港である。


朝市センターを後にして1時間ほどバスを走らせると出石(いずし)が見えてきた。

出石町は、昔は出石郡出石町だったが、4年前に城崎町などとともに豊岡市に併合し、今では行政区画は豊岡市出石町である。

出石城跡や辰鼓櫓など城下町としての風情を色濃く止めている街である。

駐車場付近にて・・・
この子供たちは雪掻きの手伝いをしているのか・・・それとも単に遊んでいるのかな?
またこの地は、なんと言っても名物の「出石そば」が有名だ。

今日もちょうど昼食時刻となったので、数多く立ち並ぶ出石そば店のなかから甚兵衛を選んで訪れる。

前栽や壷庭に意匠を凝らした民芸風のお店である。

出石そばは、小皿に少しずつ乗せて提供されるのが特徴だ。小分けにするところは、盛岡のわんこそばに似ている。
それをトロロや大根おろしを加えた冷たいダシでツルツルといただく。
大人の男性で10皿から15皿は食べられるということである。(1皿140円なり)
われわれは、男6人なので70皿注文する。
しばしの間、そば焼酎のそば湯割を楽しんでいると・・・

どさっ!と置かれるとアチコチから手が伸びてきて一枚一枚と減っていく。

お盆のお皿がなくなると、次のお盆が出される。
気付けば・・・このお店のお皿にはいろいろと楽しげな絵が描いてある。
少しアップしてみよう。








こんなことをするものまた旅の愉しみなり。

70皿・・・完食
・・・ごちそうさまでした。
(終)

民宿「応挙前」の2階客室から大乗寺(応挙寺)の門前を望む。
正に目の前である。

門前と宿の間の道路には、融雪設備が機能している。
ところで・・・なぜここの大乗寺に丸山応挙の障壁画など名品が数多く残されているかというと・・・。
この寺の中興の祖ともいえる江戸寛政期の住職であった蜜蔵が、京都で苦学中の応挙に支援を施した。
応挙は成功した後その恩に報いるために弟子12名とともにここに訪れ障壁画としてその作品を残したからだ。
今ではそのうち165点が国指定の重要文化財となっている。

境内の様子
雪国の天候は変わりやすい。

先ほどまで晴れていたが、吹雪となった。
朝風呂を浴びた後、地元の名物が並んだ朝食をいただく。

こういう朝食が美味くていいね。

・・・またカニだ。
午前10時には昨日乗ってきたバスが迎えに来る。

今日は、帰阪するだけだが、途中香住の朝市センターと出石で昼食タイムとなっている。
香住港に面した朝市センターは、いわゆるお土産コーナーである。

カニバスと提携してかにを買って帰ってもらおうという算段であろう。

カニは元気に動き回っているが、値段もイロイロ・・・お気に召すものをどうぞ。

その時の香住港の風景・・・誰もいない荒涼とした風景ばかりが続く冬の漁港である。


朝市センターを後にして1時間ほどバスを走らせると出石(いずし)が見えてきた。

出石町は、昔は出石郡出石町だったが、4年前に城崎町などとともに豊岡市に併合し、今では行政区画は豊岡市出石町である。

出石城跡や辰鼓櫓など城下町としての風情を色濃く止めている街である。

駐車場付近にて・・・
この子供たちは雪掻きの手伝いをしているのか・・・それとも単に遊んでいるのかな?
またこの地は、なんと言っても名物の「出石そば」が有名だ。

今日もちょうど昼食時刻となったので、数多く立ち並ぶ出石そば店のなかから甚兵衛を選んで訪れる。

前栽や壷庭に意匠を凝らした民芸風のお店である。

出石そばは、小皿に少しずつ乗せて提供されるのが特徴だ。小分けにするところは、盛岡のわんこそばに似ている。
それをトロロや大根おろしを加えた冷たいダシでツルツルといただく。
大人の男性で10皿から15皿は食べられるということである。(1皿140円なり)
われわれは、男6人なので70皿注文する。
しばしの間、そば焼酎のそば湯割を楽しんでいると・・・

どさっ!と置かれるとアチコチから手が伸びてきて一枚一枚と減っていく。

お盆のお皿がなくなると、次のお盆が出される。
気付けば・・・このお店のお皿にはいろいろと楽しげな絵が描いてある。
少しアップしてみよう。








こんなことをするものまた旅の愉しみなり。

70皿・・・完食
・・・ごちそうさまでした。
(終)
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