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昭和49年2月 津山機関区見学

昭和49年2月11日建国記念日を利用して、わが鉄道研究部の課外活動に参加する。

この日は、すでに無煙化して久しい津山機関区を表敬訪問する。

19740211津山機関区022-1

ようやく朝日が顔を見せだした午前8時3分

下り特急「かもめ」の到着を出迎えた後、一行は山陽路を下る。

19740211津山機関区044-1


姫路駅から姫新線に乗り換えるが、新幹線ホームの下の留置線には、正面が3枚窓のクハ86(80系一次形)の姿が望めた。

姫新線の写真がないところをみると、興味深い被写体がいなかったのか、それとも単に眠っていたのか定かではないが、とにかく津山駅に到着

19740211津山機関区149-1

青い文字で書かれた駅名板とともに屋外の丸い洗面台が珍しい。


19740211津山機関区035-1

津山機関区事務室

事前にクラブ顧問から許可申請をしてもらっていたようだが、ここで来意を述べて、構内に立ち入る。


まずは扇形庫の全体像 

パノラマ-11

パノラマ-12

パノラマ-13

(パノラマ3枚もの)

17室もある堂々とした扇形庫ながら、SLが全くいないのがなんとも寂しい。


しかし、この扇形庫は平成の現在でも壊されずに残っていて、2009年2月には、近代化産業遺産に指定された。

JR西日本もこのことに気をよくしてか、一般公開などを企画して町おこしの起爆剤にしようと考えているようだ。


19740211津山機関区024-1

救援車スエ7144・・・こういう戦災復旧車輛になぜか興味があるんだな。

この車輛は、元マニ7472から改造されたもの。

しかし、この手の車両は、改造につぐ改造を繰り返しており、元車となったマニ7472は、そもそもオハ71系であり、その前はスハ32系だったものと思われる。


19740211津山機関区033-1


19740211津山機関区025-1


19740211津山機関区031-1

キユニ18

この車輌は、郵便室が前位にある前期(1?2)のものと、荷物室が前位にある後期(3?6)のものがあるらしいが、これは後期のものということになる。

とにかく珍しい車輌には違いない。



19740211津山機関区034-1

ここのディーゼル車のホロには、悉く「オカキ」と白ペンキで書かれているのが特徴。

岡山鉄道管理局 岡山気動車区に所属していることの証しとしてのことだろうが、米子鉄道管理局や広島鉄道管理局の車輌に紛れてしまうことなどがあるのだろうか?・・・どこにでも名前を書いていた小学生の持ち物のようだ。

19740211津山機関区148-1

珍しいオハ41に出会うことも出来た。

もと二等車のスロ51を改造してロングシート化したものと思われる。

津山機関区で内燃車輛を満喫した後は、津山線で岡山に出る。

19740211津山機関区039-1

下り特急「はと」

19740211津山機関区150-1

フロントガラスがHゴム化されたとはいえ、ピカピカの80系二次形

19740211津山機関区041-1

二次形の湘南形マスクは阪和線の70系やキハユニ16でお馴染みなので、やっぱりこの一次形のほうが貴重感が漂う。 しかし上の二両、どう見比べてみても、とても同形式とは思えないね。

R0015704-1.jpg

大阪・交通科学博物館に保存されているクハ86001
(岡山の現役時代とは異なりかなり原型に近い状態に復元されている。)



この後、どういう経路で大阪へ戻ったのか不明だが・・・

19740211津山機関区046-2

最終地大阪駅の7番ホームでは、旧型国電73系のお出迎え・・・正面のフロントガラスがHゴム化されていない車輌はこの頃でも極めて珍しい存在だった。

大型前照灯のみならず黄昏にほの暗く光る列車番号表示窓の電灯に、なんともシミジミとした哀愁を感じる。

またホーム上屋を支えているリベットの支柱も重厚で端正な姿で、大ターミナルとして相応しい意匠だと思う。

19740211津山機関区047-1

最後に思わぬ古豪との出会いもあり、大満足の一日でありました。



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Comment

2009.03.23 Mon 12:58  |  

扇形庫、いいですね。確かにSLがいないのは寂しい気もしますが、現在でも壊されずに残っているなんて、それだけでも素晴らしい!
二枚窓と三枚窓、全く印象が異なるのに同形式とは面白いです。

  • #-
  • うたに
  • URL

2009.03.23 Mon 17:56  |  扇形庫

*うたにさん。こんにちは。
 このブログの写真ははるか35年前のものですが、今もほぼそのまま残っているようですね。あちこちにあった扇形庫は知らない間にすっかり姿を消してしまいましたので、これはこれで評価できそうです。
ついでにSLでも走らせてもらえれば満点なんですが・・・。

2009.03.23 Mon 18:31  |  どこからコメントしましょうか

もう量が多すぎてどこからコメントしていいのやら。
時たまパソコンがフリーズしますので、何回かに分けていただいたほうがありがたいのですが。

こういう扇型庫の脇には戦災復旧車が似合いますね。マニ74の50番台というと元電車か客車か・・・。
そして、気動車の赤ってこんなに赤かったんですね。

クハ86、ウインドシルが見えますので、100番台でしょうね。元々Hゴムのはずです。
そして新快速間合いの153系の青白い光が幻想的です。

  • #JyN/eAqk
  • なにわ
  • URL
  • Edit

2009.03.23 Mon 20:04  |  嗚呼、姫新線!

姫新線ですねー!
写真がない、わかりますよ!

津山は鉄道の町としての財産を大事に使いつつ町興しを図っているように思います。良いことだと思います。
「オカキ」。帰省に利用していた「みまさか」の幌にも書かれていました。うちの父も持ち物には必ず名前を書いていました。岡山の県民性かもしれませんね。
そんな姫新線にも思いもかけぬ新車が入りましたね。岡山県には入れてくれないようですが。

  • #-
  • サットン
  • URL

2009.03.23 Mon 20:25  |  どうぞ・・・

*なにわさん。こんばんは。
 なにやら書き込みされたいことが色々あるようですね。どうぞ何なりとお願いします。
私もこのときは、あまり詳細なデータを残していないようで、今回アップするときの説明書に少々難渋しています。
まあ地味ながら当時の雰囲気は伝えているのかな・・・などと思っていますが。

2009.03.23 Mon 20:41  |  美作とくれば・・・

*サットンさん。こんばんは。
 美作とくれば、サットンさんですね。
 姫新線は2~3年前にも乗りましたが、やはり写真の数は僅少でした。 新車の件は未確認なので調べてみます。

 あちこち名前を書くのは県民性ですか(笑) オカキの意味が分からないと、茜屋のアラレみたいですからね。

 いよいよ津山城址の桜が気になる頃となりますね。一度落花盛んという時に訪れたことがあるのですが、石垣を覆いつくようなピンク色・・・とても素晴らしい光景でした。

2009.04.05 Sun 22:54  |  ご訪問ありがとうございました。

とっても楽しい時期の写真がたくさん…
いいですな。
機関庫もまだいい状態で排煙装置ものこっていますし。
たくさんの車両が…
津山もこんな状況なら1日いても飽きないですね。
今はもう…なんともなかんじでしたので。
しかし救援車の後ろの写っているのはプレハブ?
すでにあったんですかね?

2009.04.06 Mon 08:24  |  *のぶちんさん。おはようございます。

コメントありがとうございます。
確かに扇形庫の15番庫と16番庫との間には壁が設置されているようですし、17番庫にはすでに簡易な建物のようなものが伺えますね。
何か修理機械をでも置いてあるのでしょうか?

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何カノキツカケガアレバ汽車ノ事ヲ一所懸命ニ記述シテヰル。子供ノ時ノ汽車に對スル憧憬ガ大人ニナツテモ年を取ツテモ抜ナイノデアラウ。


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 阿房(あほう)と云ふのは、人の思わくに調子を合はせてさう云ふだけの話で、自分で勿論阿房だなどと考へてはゐない。
 
 用事が なければどこへも行つてはいけないと云ふわけはない。
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長崎の鴉・・長崎阿房列車

段段車窓が薄暗くなり、汽車が次第に濃ひ夕闇へ走り込んで行く時に聞く汽笛の響きは、鼻へ抜けたかさ掻きのやうな電氣機關車の聲よりも、蒸氣機關車の複音汽笛が旅情に相應しい。


          


  いつの間にか窓が眞暗になり、窓硝子に響く汽笛の音が、蒸氣機關車C62の複音に變つてゐる。


          
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