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時刻表 通巻第1000号

平成21年4月20日に発売された5月号のJTBの時刻表がめでたく通巻第1000号を迎えた。


時刻表1000号


本号の表紙は、各地の列車デザインを手がけた水戸岡鋭治氏が担当した。

創刊当時の大正14年に活躍していた8620形から、平成23年に九州新幹線で運転開始する新型車両「さくら」までの五つの代表的な鉄道車輛を、吉祥雲たなびく金地に描いた。

マニア心をくすぐる意匠となっている。


思えば、大正14年4月の第1号以来84年の長きに渡り国民の鉄道利用の推進役を果たしてきた役割は大いなるものがある。

ご同慶の至りなり。


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手許の現物は、こんなビニ本風にビニールがかかったままである。

巻中付録は、昭和21年2号の全国路線図の復刻版となっている。


内容は本屋の立読みで見ているのでわざわざ開封するまでもない。

ビニールを破ることなく隙間から取り出してみるとこんなものだ。

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私見であるが、明治・大正期の全国鉄道地図を日々眺めている小生にとっては、何とも締まらない付録である。

鉄道寮・鉄道庁時代の鉄道地図なら大喜びするんだが・・・。


大正14年4月の通巻第1号については、昭和63年3月にJTBが復刻販売したものが手許にある。

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裏表紙は、日本郵船だ。

まだまだ客船が外国のみならず国内各地への重要な交通手段であった時代ならではだ。


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 確かに

 大正14年4月1日発行 (毎月一回 一日発行)

 汽車時間表 第1巻 第1号とある。

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「時間表の生命は正確に在り 正確なる旅行は正確なる時間表より生る」

自負と覚悟を示す気合の入った言葉だ。

また、この年の4月号から各駅売店・書店の店頭に並ぶ・・・と誇らしげに表記してある。


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発売所は、日本旅行文化協会(ジャパン・ツーリスト・ビューロー)

ここから日本交通公社となり現在のJTBパブリッシングとつながる。



内容を少し見てみると・・・

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この当時の時刻表は、24時間制を採用していないので、見辛いものがある。

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細字が午前、太字が午後の時刻を表しているのだが、印刷ムラも手伝って、判断が難しいページも存在する。

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文字フォントも午前・午後で若干変えているようなので慣れれば見やすくなってくるのかもしれないが、現在の時刻表を見慣れた者にとってはかなり辛い。





末尾の広告もしっかりと見ておこう。

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大陸の王者にして、東亜の東インド会社である南満州鉄道株式会社

ミラ・ショーンのような社章もお馴染みのものだ



コニカの前身「小西六」のページもつい熟視してしまう。


「一家庭 一寫眞器」・・・当時の世相を感じさせるキャッチコピーだ。

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初心者用として紹介されているミニマム・アイデア(名刺判・8円50銭)は、明治44年4月に発売が開始された小西六最初のベストセラーカメラである。

この大成功がその後の小西六の躍進の基礎力をつけることとなる。

パール(名刺判・26円?)が一般向きで、リリー(手札判・90円?)が高級品であると明記されている。

これらの写真機が現役で発売されている・・・いいねぇ。


でもライカ・コンタックスほどではないとしても、庶民にとっては高嶺の花だったんだろうなあ。




・・・閑話休題・・・


もう少し古いものとして、

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明治15年3月に出版された「大阪名所獨案内」伴源平編述を見ていると巻末に当時の大阪?神戸、大阪?西京の時刻表が載っていた。

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当時はこのくらいで収まる路線にして運行実績だったので、別冊で時刻表なんて作る必要は全くなかったわけだ。


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同書で紹介された停車場はもちろん初代大阪駅である。森琴石の手による精密な銅板画が美しい。

因みにその紹介文を読むと殷賑を極めているようだが、このくらいの列車本数では、かなりの誇大ではと思ってしまう現代人の悲しさよ。


◎停車場 西成郡曽根崎村ニアリ蜆川筋サクラ橋北ナリ

西京神戸の間に往復なす汽車発程の場所にして構内に美麗の館舎を建設、園中には四季の草木を栽植、瓦斯灯を建て往還なす旅客は出札場に集まり切符を求めて乗車をなすあれば、荷物を提携て車を降りるものあり、晨は未明より夜は闌(たけなわ)に及ぶまで発着の賑わい類なし、車夫は車を双べ乗客にすすめ、船人(せんどう)は、小舟に荷物を積みて堀に棹さして運び、荷物取拵所は場内に諸会社より出張し茶廛(ちゃみせ)、貨食(りょうり)家、馬の餅家、鉄道饅頭店など構外に軒を並べて繁昌す。





最後に、極めて私的なことだが、実際購入した一番古い時刻表は、昭和44年10月号通巻第524号である。

1000号からすれば、ほぼ中間点に近い号数である。

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表紙は、須磨浦海岸を行く特急しおじ1号。  裏表紙は、お馴染みの麒麟麥酒の四言古詩。
 
値段は180円



昭和44年当時といえば、小生も小学4年生の一少年だったが・・・

一人で旅行するのでもなく、時刻表マニアだった早熟の同級生がいたとはいえ、何故こんな大型時刻表を買ったのか・・・とんと思い出せない。 トシなのかなあ・・・



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Comment

2009.04.23 Thu 10:07  |  祝1000号!

1000号とはおめでたい限りですが、インターネットの普及で発行部数は激減しているそうです。かくいう私も大判はここ何年か買っていません。でも、不思議とJR版に浮気したことはないですね。やはりJTB版の構成でないと。
1000号、もう売り切れたかな?

  • #-
  • サットン
  • URL

2009.04.23 Thu 12:27  |  *サットンさん。こんにちは。

確かに最近はインターネットで検索することが多くなりましたが、仕事以外であれこれと道草を食いながら旅程を検討するにはやはり一覧性のある時刻表でないとダメですね。
まだまだ必要だとは思うのですが、この厚さと値段の高さには閉口します。
それと在来線の特急・急行の淘汰を見ると魅力が半減します。

1000号記念誌は、かなり人気のようで、売切れの書店も続出と聞いています。

2009.04.23 Thu 19:40  |  

こんばんは。
ファジーさんも当然記事を書かれると楽しみしておりました。

それにしても、第1号をお持ちとはさすがですね。

普段はネット検索を活用しておりますが、先日、知人の旅行の相談を受けた時は、やはり一覧性のある時刻表の必要を痛感しました。

  • #64TjWBNY
  • kashy
  • URL
  • Edit

2009.04.23 Thu 20:32  |  *kashyさん。こんばんは。

お久しぶりです。お仕事のほうは一段落付きましたでしょうか?

ネットによるルート検索では、思った駅での乗換えが一覧に出てこなかったり、実際に必要な乗次ぎ時間より余計に取っていて、予定していた列車より一本後の列車が表示されたり・・と不愉快な箇所も多く、まだまだ万全ではないと感じます。
でも徐々に改良されていくのでしょう。そうすればますます時刻表の役割が・・・。

2009.04.23 Thu 22:02  |  

大正14年には、東京・大阪間は約12~13時間だったんですね。現在の東京・大阪間が2時間半だ、と知ったら、当時の方々はどんな風に思われるでしょうか。
「正確なる旅行は・・・」の件、かつての「鉄道精神の歌(轟け鉄輪)」の歌詞を思い起こさせるものがあります。
「・・・輝く使命は 儼たり響けり・・・」
自らの仕事に誇りと尊厳を持っていた頃のお話ですね。

2009.04.23 Thu 23:19  |  *のりさん。こんばんは。

「正確なる旅行は・・・」の件は、やはり鉄道省の大きな使命が根底に流れていたのですね。
そのおかげで世界一正確なダイヤが実現したことですし、我々も日本の小国民としてそのことを誇りにしていました。
しかし、戦前の安治川口のキハ42000脱線転覆炎上事故は、遅れた時刻を取り戻そうとしたポイント係の気のあせりがもたらしたものですし、4年前の尼崎の脱線事故でもダイヤ第一の理念が裏目に出てしまったわけで、何事も過ぎたるは及ばざるが如しと砂を噛む思いがしました。余りにも大きな代償を伴う教訓でした。

2009.04.24 Fri 12:36  |  

細字が午前、太字が午後・・・うわぁ~。見づらい。。(^^;)

"ダイヤ改正"や"臨時列車収録"ではなく、通巻1000号という話題が時刻表の表紙を飾っているのも、面白いものですね。

  • #-
  • うたに
  • URL

2009.04.24 Fri 15:55  |  *うたにさん。こんにちは。

細字と太字の混在・・・少しフォントが違うといえ、やっぱり見難いですよね。
やはり1000号を経るだけあって現在の時刻表は見やすいと感じます。
ただあの分厚さだけは気に入りませんが・・・。

2009.04.24 Fri 17:43  |  

おかげ様でようやく と言いたいところですが 相変わらずバタバタしております

ほんと ネット検索も便利なようでも なかなか痒いところに手が届くと言うわけには行きませんね

先日も神戸に行く際に阪神なんば線を利用しようと検索しましたが、
どうしてもJRを利用させようとする検索結果に苦労させられました。

結局 時間の関係で未だに乗車しておりませんが

  • #-
  • kashy
  • URL

2009.04.25 Sat 23:01  |  

先月の999号も、ジャケ買いしました(笑)早く1000号も買いにいかなきゃ!明日、行ってきます(笑)

  • #-
  • さだ
  • URL

2009.04.25 Sat 23:38  |  *さださん。こんばんは。

この1000号はかなりの人気で、売切れ書店続出とか・・・。AMAZONでは、一冊3000円のプレミア販売品が出ていて驚きました。
天満橋のシティモール7階のジュンク堂には比較的残ってましたよ。
急ぐに如くはなしと思います。

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 阿房(あほう)と云ふのは、人の思わくに調子を合はせてさう云ふだけの話で、自分で勿論阿房だなどと考へてはゐない。
 
 用事が なければどこへも行つてはいけないと云ふわけはない。
 なんにも用事がないけれど、汽車に乘つて大阪へ行つて來やうと思ふ。   
    ・・・内田百閒「特別阿房列車」


        

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長崎の鴉・・長崎阿房列車

段段車窓が薄暗くなり、汽車が次第に濃ひ夕闇へ走り込んで行く時に聞く汽笛の響きは、鼻へ抜けたかさ掻きのやうな電氣機關車の聲よりも、蒸氣機關車の複音汽笛が旅情に相應しい。


          


  いつの間にか窓が眞暗になり、窓硝子に響く汽笛の音が、蒸氣機關車C62の複音に變つてゐる。


          
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