fc2ブログ

熊野街道の起点を歩く(3) 天満橋京町~和泉町

前回の熊野街道の起点を歩く(2)→こちら



いよいよ熊野街道(お祓い筋)を南下していこう。

DSC05186-1.jpg

最初に歴史の散歩道の碑あり。

R0010332-1_2022051521175144f.jpg

ここには釣鐘屋敷のことが書かれているので、触れない訳にはいかない。

この場所から少し南下したところに釣鐘町(つりがねちょう)がある。

R0010435-1.jpg


そこには町名のいわれとなった一つの釣鐘「大坂町中時報鐘(おおさかまちじゅうじほうしょう)」がある。 

決して寺院の梵鐘ではない。

R0010338-1_20220515211757132.jpg

これのいわれを簡単に記すと、江戸幕府の将軍家光が直轄地である大坂に来たとき、どういう経緯か知らないが、大坂町中の地子銀が永代免除されたらしい。

そのことで、惣年寄評議して後世子孫をして永くこの恩恵を忘れないように、釣鐘を造って時刻を告げることをもって報じようとした。

寛永11年9月に完成しその後昼夜を問わず一刻ごとに鐘が撞かれ、市中の人々は時計代わりに重宝したらしい。

R0010337-1.jpg


ところで・・・・近松が書いた「曽根崎心中」の道行きの名高い語り・・・

「この世の名残り夜も名残り 死にに行く身をたとうれば あだしが原の道の霜 ひと足ずつに消えて行く 夢の夢こそあはれなれ あれ数ふれば暁の 七つの鐘が六つ鳴りて 残る一つが今生の 鐘の響きの聞き納め 寂滅為楽と響くなり」

と、徳兵衛とお初の道行のクライマックス・・・七つ(午前4時頃)を告げる鐘の音の六つまで聞こえたが、七つ目の鐘がこの世で聞く最後の鐘の音だ・・・この一刻後に撞かれる鐘は今生で聞くことはないだろう。と・・・

二人で聞いたのがここ釣鐘屋敷の大坂町中時報鐘だったらしい。


天満橋から梅田の西方まで約3kmほどの距離があるが、ほんとに聞こえたのだろうか?

まあ聞いたといわれる二人はすでに情死しているし、近松っつあんの創作であるが、一刻毎に響く鐘の音は、市中広しといえどもココの鐘しかないので、江戸の昔の物音一つしない早暁にはきっと聞こえたのであろう。

・・・ということで、浄瑠璃にも登場する由緒ある釣鐘である。


因みに明治3年になって市中の時報は、お城から打ち出す号砲「ドン」に担当が代わったので、この鐘楼は撤去され、大阪博物場に長らく保存されていた。


R0010713-1_20090515225552.jpg

しかし大正15年の現大阪府庁完成時にはその屋上に据え付けられた。市役所の「みおつくしの鐘」のように。

この写真は昭和7年のもの・・・鐘楼は高い方の建物の屋上にあるお堀から一番遠いところにポツリとある塔屋ではないかと思われる。

しかし、この当時府庁の庁舎が桁外れに大きな建物であったかということがわかる。
隣の大手前高等女学校(現大阪府立大手前高校)の校舎が小さく見えるし、それ以外の建物では偕行社すら霞んで見える。

その後釣鐘の里帰り運動が奏功し、昭和60年に元の釣鐘屋敷跡地に戻り、現在でも毎日、朝8時・正午・日没時の一日3回コンピュータ制御により自動で撞かれ、江戸の名残となる鐘の音を周囲に響かせている。

R0010335-1_20220515211754cb0.jpg

ただ、私見ながらこの釣鐘・・・ゴォーーンではなくガーーンと響くのが残念。



さてさて・・・内平野町、内淡路町と続く

      R0010339-1_202205152117581db.jpg

ともに「内(うち)」の字を冠するが、ともに大阪城の城内であることを示す接頭語である。

東横堀川から西側は城外となり、「内」の字が付かない平野町・淡路町が御堂筋の西側まで広がっている。



さらに進むと、中大江公園が見えてきた。

R0010342-1.jpg


ここに「熊野街道」の案内碑がある。

R0010344-1_20220515211755cc4.jpg

道筋は間違っていないようだ。 しかし、まだ八軒家から500mかいな!


その斜め向かいに気になる掲示板があった。

ちょっと道草。

R0010345-1.jpg

一般の民家の軒先を借りるようにしてずっと昔からあるのだが、そこには「大阪府大阪市傷痍軍人会東支部」と書かれている。

傷痍軍人(しょういぐんじん)は、戦役で負傷した軍人をいうが、戦後も60年を経るが今でもその団体があるのかどうか不思議でならなかった。

傷痍軍人という言葉も平成生まれの人にはすでに死語となっていると思われるが、我々の子供の頃には、お祭りの日などで社寺の境内に白い傷病兵姿で喜捨を求めている人のことを「傷痍軍人」と呼んでいた。

戦後まもなくの頃は、まさに戦争で傷ついた兵隊さんだったであろうが、私の子供の頃には本来の傷痍軍人ではなく、偽者であることが多かったように記憶している。

「足が悪いと松葉杖をついていたのに、神社の陰にまわれば普通に歩いていた」とか「目が見えないはずなのに障害物を上手く避けて歩いた」などと悪童の密告には枚挙に暇がない。

小生も最後にこの手の傷痍軍人を見受けたのは・・・平成に入ってから阪急の清荒神参道だったと思うが、このときすでに戦後60年近く経っているが、くだんの傷痍軍人さんは、壮年の風体でとても80歳近い老齢にはとても見えなかった。

本来、体を張って国のために戦った兵隊さんなので、国が十分な補償をすべきだが、敗戦のためその保証制度が十分でなかったため、哀れな姿を道端にさらすことになったものと思われる。

だからもう傷痍軍人会なんて存在しないんじゃないのか?と思っていたが、大阪府傷痍軍人会の平成4年当時の活動が石碑となって残っていた。


そして、下記の新聞記事を見て考えを改めた。




天皇、皇后両陛下は21日午前、東京都千代田区の日本武道館で開かれた「戦傷病者特別援護法制定45周年並びに日本傷痍軍人会創立55周年記念式典」に出席された。

 式典には、来賓として麻生太郎首相や衆参両院議長らが出席。冒頭、全国の傷痍軍人会の会員や、その妻らが戦没者に黙とうをささげた。

 天皇陛下は「戦傷病者とその家族が歩んできた歴史が、決して忘れられることなく、皆さんの平和を願う思いとともに、将来に語り継がれていくよう切に希望してやみません」と述べた。

 両陛下は式典に先立つ19日、戦傷病者らに関する史料を集めた国立施設「しょうけい館」(千代田区)を訪れた。

(平成21年1月21日 山陽新聞より)





・・・道草を終えて・・・


さらに南に向かって歩こう。

 おやっ?

R0010347-1.jpg

どうして犬猫は、半乾きのコンクリートのところに足跡を付けるのだろうか・・・?


R0010348-1.jpg

そして施主は、どうして後を補修しないんだろうか?

こういうのを見るたびに考えてしまう。



R0010349-1.jpg

徳井町には、徳井能を開催する山本能楽堂も傍らにある。


阪神高速道路が高いところを東西に通っている中央大通りには高さ2.2mの低い交差点に出会う。

R0010352-1.jpg

ガーターの傷を見るとかなりかすっている様だ。気をつけましょうね。

R0010352-2.jpg



DSC05187-1.jpg


ひろい中央大通を渡ったところにこんな表示がでていた。

R0010353-1.jpg

熊野かいどう・・・目的地はまだまだ先だ。



その南に大阪市立の南大江小学校に出る。

R0010356-1.jpg

こでは「太閤背割」の現物を見ることが出来る。

R0010358-1.jpg

R0010354-1.jpg

この白い囲いの中を覗くと石組みの中をザーッと水が流れているのが窺える。

R0010355-1.jpg

太閤時代の下水道がいまだに現役であるということが驚きである。



R0010359-1.jpg

八軒家から1.1km・・・なかなか進まないなぁ





(つづく)









  にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道写真へ

     1日1回 ぽちっとね♪


関連記事
スポンサーサイト



Comment

2009.05.17 Sun 16:35  |  傷痍軍人

大阪府庁ってずいぶん大きな建物ですね。今見ると歴史がある割には貧相に見えますが。
傷痍軍人は私の次の世代はもう知らないでしょう。子どもの頃商店街の道端でよく見かけました。ブリキの三味線みたいなものを持って。今思うと偽者かなと疑う風体でした。

  • #-
  • サットン
  • URL

2009.05.17 Sun 21:44  |  *サットンさん。こんばんは。

傷痍軍人は今では全く見なくなりましたね。
現在の怪しい存在としては、托鉢僧らしいですよ。町角でも時々その姿を見ますが、坊さんとは全く縁のない中国人がその姿に窶して金銭を集めているとか・・・。
空調の効いた地下街での托鉢僧は間違いなくニセ者とか・・・小市民の信仰心につけ込んだ詐欺と言えましょう。

2009.05.18 Mon 15:15  |  

コンクリートに、にゃんこの足跡が・・・。これと似たようないたずらを小さい時にやったなぁ~(^^;)

今も時報として鐘が鳴るのですね。そういえば、現在放送中のNHK連続ドラマのロケ地にある川越の"時の鐘"も、自動で鳴らしていました。

  • #-
  • うたに
  • URL

2009.05.19 Tue 16:21  |  *うたにさん。こんにちは。

このコンクリートの足跡は、大きいのでワンコのものだと思います。こういうのを「大きな足跡(ソクセキ)」というのでしょうね。
 川越は一度ゆっくりと蔵通りを探訪してみたいです。今は朝ドラ人気で混んでいるのでしょうか?

2009.10.25 Sun 12:31  |  傷痍軍人

1928年生まれの方でも、少年兵として戦地に赴かれて負傷されれば、まだ81なんですよね。

さて、この手の背割下水道は、町の境界をなしているケースがあります。
名古屋なんぞ、背割が区の境界になっているので、ぎざぎざに入り組んでいます。

この府庁、80年以上の歳月を過ごしてきたのですが、江之子島から移動した際はさぞや大層なまのだったのでしょう。そして、軍民の中心が一点に集中したのですから。
今、移転騒動がかますびしいです。一点集中は避けるべきですが、海辺の埋め立て地は、台風、津波にもろいといわれると、考え込んでしまいます。

  • #JyN/eAqk
  • なにわ
  • URL
  • Edit
(編集・削除用)
管理者にだけ表示を許可

汽笛一聲・阿房列車

ファジー

Author : Fuzzy




にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道写真へ

何カノキツカケガアレバ汽車ノ事ヲ一所懸命ニ記述シテヰル。子供ノ時ノ汽車に對スル憧憬ガ大人ニナツテモ年を取ツテモ抜ナイノデアラウ。


DSC01281切符


 阿房(あほう)と云ふのは、人の思わくに調子を合はせてさう云ふだけの話で、自分で勿論阿房だなどと考へてはゐない。
 
 用事が なければどこへも行つてはいけないと云ふわけはない。
 なんにも用事がないけれど、汽車に乘つて大阪へ行つて來やうと思ふ。   
    ・・・内田百閒「特別阿房列車」


        

What's New!

探し物はコチラ ノラや~

ファジー全輯

記事アクセス番付

木蓮や塀の外吹く俄風

本ブログアクセス總數

只今ノ閲覧者數

現在の閲覧者数:

♪鐵道ほとがら帖/昭和編

ファジー日記帖

02 | 2023/03 | 04
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

直近ノ貴重ナル御意見

openclose

日没閉門 南山壽断章

蜀山人:世の中に人の来るこそうるさけ とはいふもののお前ではなし        

百鬼園:世の中に人の来るこそうれしけれ とはいふもののお前ではなし       にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道写真へ

ファジー我儘帖


古いLeicaやRolleiなどの寫眞機と・・・ IMG_0399.jpg

DSC06017.jpg

汽車ポッポや・・・ 1973-11-3叡電149

昔の電車と・・・
鴨東線061

由緒ある建物と・・・ DSC08821-1.jpg

古本・奇書や・・・
DSC03810.jpg

いにしへの文書・・・ DSC06596.jpg

79767587_49-1.jpg
などなど つまり往時を偲ぶ古色蒼然としたものが大好き。

・・・それとお酒
VIMG0013.jpg

洋酒と泡盛は、古酒ほどよろし・・・   

 

ご注意

記事のタイトルに「 」がついているものは、so-netブログから移設した2006.11.1~2008.3.31の過去記事です。

また、記事のタイトルに☆がついているものは、mixiから移設した2005.12.15~2006.12.16の過去記事です。

記事・画像の無断転載、無断ダウンロードはご遠慮ください。

月別回想録

お便り投函箱

名前:
メール:
件名:
本文:

タグクラウドとサーチ

> tags
ライカ 大手前 ズミクロン JOBK 山陰本線 駅舎 各駅停車 雲海 こうのとり 竹田城 定点撮影 東京スカイツリー 鉄道開業150周年 名建築で昼食を 銀座ライオン 近代建築 土浦 フイルムカメラ 笠岡 コッペル 井笠鉄道 倉敷 新粋 美観地区 やくも 高野線 南海 汐見橋 木津川 西天下茶屋 蔵元豊祝 転害門 聖林寺十二面観音 二月堂 奈良監獄 お水取り コニカ 般若寺 ヘキサノン きたまち 奈良 阪堺電車 浜寺公園 南海電車 セミ判 ハーバーランド コンチェルト 神戸 小西六 Pearl 神戸電鉄 粟生線 橋本 高野山 天空 高松 瀬戸 JR 金閣 80系 近江路 京都市電 サンライズ 寝台列車 285系 氷室神社 奈良公園 枝垂桜 奈良町 JR奈良 ミノルタ CLE 梅田 環状線 灘駅 クラシック アールデコ 35mm Retina クラシックカメラ レチナ 平成9年 鉄道 デナ 叡電 きらら 叡電サブレ 近鉄 特急 ひのとり ナロー 源兵衛 五條市 五新鉄道 新町通り 大阪地下鉄 鶴見緑地線 校舎 追手門学院 惜別会 偕行社 大村線 ハウステンボス 島原鉄道 700系 新幹線 喫煙車 土佐大正 高知 カツオ 塩タタキ 乗り放題切符 宇和島 四国新幹線 トロッコ JR四国 武生 福井鉄道 福田和子 福井 箱根登山鉄道 小田原 強羅温泉 阪急 正雀 電車寝台 青函連絡船 北海道 国鉄 釧網本線 仮乗降場 阿波川島 琴電 こごみ 長野 岡山 Leica Summilux Signet35 大阪城 Kodak 宮本武蔵駅 智頭急行 あわくら温泉 陸送 車輌 天保山渡船 モノクロ スーパーイコンタ 桜島線 ブローニ 新山口 津和野 SLやまぐち号 オロテ D51-200 スハテ 湯田温泉 松田屋ホテル はくと キハ181 倉吉 三朝温泉 松島 仙台 みのり 空港 陸羽西線 陸羽東線 新庄 奥羽本線 山形新幹線 クモヤ 西九条 安治川口 つるや 蔵王 温泉 高湯 山形 東北新幹線 E3系 E5系 那須塩原 E6系 カツサンド 寝台車 サンライズ瀬戸 スーパーレールカーゴ 高岡 加越能鉄道 ネコ電車 氷見線 城端線 高徳線 長尾線 志度線 今橋車庫 コトデン 京浜急行230 高松駅 高松築港 117系 ムーンライト八重垣 大社駅 一畑電鉄 出雲大社前 デハニ ステンドグラス 近江八幡 ヴォーリズ 京阪電車 プレミアムカー スイッチバック 木次線 しまかぜ 門司港 下関 ムーンライト九州 さくら はやぶさ 越美本線 419系 JRバス 美濃 白鳥 岐阜 ムーンライトながら JR貨物 八幡屋 浪速駅 北びわこ号 C56 C57 鳥取砂丘 岩井温泉 日本秘湯を守る会 鳥取 はまかぜ 岩美 餘部 瑞風 青春18切符 山陰線 城崎温泉 福知山線 エクター Kodak Ziess Tesser シネレンズ わさび 安曇野 ますすし 北陸新幹線 室堂 黒四ダム 扇沢 破砕帯 立山黒部アルペンルート アルペンルート 京阪3000系 立山駅 富山地鉄 コダック シグネット 味めぐりわかさ マヤ スロフ12 タンゴ・デイスカバリー 下市口 跨線橋 グリーン 熱海 東海道線 石亭 ビュッフェ JR九州 西鹿児島 TSUBAME つばめ 鹿児島中央 金沢 昭和 ソ連 ルサール 世田谷線 ラピート 関西空港 モ770 モ510 モ750 揖斐線 名鉄 彦根 米原 近江鉄道 SL 人吉 8620 ハチロク 赤うし弁当 熊本 阿蘇神社 肥薩線 大畑 真幸 矢岳 しんぺい号 吉松 C55 はやとの風 鹿児島 霧島温泉 鹿児島市電 九州新幹線 水陸両用車 ダックツアー 八軒家 天満橋 高松琴平電気鉄道 徳島線 土讃線 黒野駅 岐阜市内線 C56 Leica 臨港貨物線 阪堺線 天下茶屋 阪神淡路大震災 阪神電鉄 阪急電鉄 ハスカップ 青森 混浴 酸ヶ湯温泉 すすきの はまなす 小樽 アイアンホース 大勝 しずか 札幌 湯原温泉 砂湯 八景 遷喬小学校 久世 真庭市 キハ127 姫新線 えきそば 梅小路 義経号 蒸気機関車 温泉津温泉 サンライズ出雲 スーパーはくと 薬師湯 温泉津 山口線 おとなびパス スーパーおき 博多 官営鉄道 明治 鉄道遺産 蹴上浄水場 京津線 ツツジ 平成7年 地下鉄サリン事件 特別警戒実施中 泉布観 造幣局 大阪環状線 今治 しまなみ街道 四国鉄道文化館 カーバイド アセチレン EF52 交通科学博物館 P-6 デイ100 大震災 向日町 神足 三条通 京都 蹴上 京阪 竹原 竹鶴 マッサン 尾道 湯坂温泉 かんぽの宿 白市 くろんぼ 西条 酒蔵 広島 18切符 なみはや大橋 臨港線 阪神電気鉄道 阪神電車 なんば駅 貴志川線 タマ駅長 デナ21 叡山電鉄 鞍馬 南海高野線 木津川駅 万年筆 デルタ 連絡船 宇野 豊浜 予讃線 天保山 桜島 USJ 北港運河 櫻島線 曝涼展 流電 モハ52 あべの 明治屋 リニア・鉄道館 蒸気動車 汽車会社 長野電鉄 湯田中 角屋ホテル 屋代線 大阪国際空港 小郡 雀田 宇部 大和川橋梁 モ301 モ253 サントリーミュージアム 大阪 コンタックス ヤシカ テッサー 汐見橋線 山代温泉 レディー・カガ グランフロント大阪 バー ホワイトラベル 懐石 本線 ズームカー 南海電鉄 機銃掃射 太平洋戦争の痕跡 福島 地下工事 大阪市電 保存 吊り手 投書箱 緑木車庫 花園橋 市電保存館 2階建て電車 播但線 キハ58 ロングシート だるま 日野駅 レールバス ボンネットバス キャブオーバーバス キハ7 軽便鉄道 西大寺鉄道 金沢駅 福井駅 和倉温泉駅 北陸本線 博物館 関西文化の日 上田交通 丸窓電車 動画 梅小路蒸気機関車館 C62 長崎駅 シュプール号 スキー列車 原鉄道模型博物館 沼津魚がし鮨 藤原京 今井町 橿原 薬師寺 北近畿タンゴ鉄道 アテンダント 肉ジャガ 舞鶴 海上自衛隊 ハクレイ酒造 丹後由良 山椒大夫 由良のと KTR 碧翠御苑 京丹後 玉川 久美浜 昭和レトロ 観音寺 銭形 善通寺 梅干 関東鉄道 キハ07 気動車 大阪市 地下鉄 梅田駅 四條畷 城東線 桃山 桃谷 忍ヶ丘 片町線 関西鉄道 特急冨士 宮崎空港 宮崎駅 南宮崎 鉄橋 宮崎 大淀川 日豊本線 ジョイフルトレイン大分 試作B編成 B編成 試作車 A編成 戦車 自衛隊 武器学校 旧型客車 長浜 湯村温泉 客車 北近畿 20系 フォトニュース クロ151 こだま 大阪市営地下鉄 壁面工事 東武鉄道 鬼怒川 けごん きぬ オリエント・エクスプレス オリエント急行 '88 大阪駅 プルマン マイテ49 エーデル丹後 謹告 大阪港 城崎 富山 大井川鉄道 世界帆船まつり 亀岡 カメラ 丹波 エレベータ 有馬温泉 X線駅名板 明知鉄道 開運なんでも鑑定団 炎暑 筑豊 平成筑豊鉄道 直方市石炭記念館 直方 筑豊電鉄 春日大社 汐留 大阪ドーム ビール 阪和線 紀勢本線 路面電車まつり 阪堺電鉄 写真展 北新地 四国中央市 阪神 野上電鉄 東大阪 熊野街道 四国 東洋現像所 地震 写真集 白髪橋 明治天皇 ローライ 大阪府 かにカニはまかぜ JR カニ 関西汽船 加古川線 大阪帝国ホテル 信越本線 東京 和歌山 みや乃 さよならSL南紀号 平成22年 上毛電鉄 関西本線 D51伊賀号 正月 大正 茨城 伊勢海老・魚料理 住吉大社 千葉 総武流山電鉄 大阪市交通局 阿倍野 田老町 岩手 障子 常磐線 小学校 レトロ 境港 有馬 リコー ライツ アンプ 土用丑の日 切符 0系新幹線 第二次世界大戦 串かつ 大阪市営高速鉄道 四天王寺 重要文化財 大阪中央郵便局 ベスト判 YouTube 室内ゲーム SONY 九州 仮株券 スイッチャー 大阪臨港線 福山 姫路駅 北九州 産業遺産 ニコン 水郡線 SL白鷺号 香住 伊予鉄 松山 讃岐 阪神甲子園線 最新大阪市街全図 厚木 米寿 西梅田 ローライフレックス 美協子ども展 仙台空港鉄道 仙台市電保存館 東京中央郵便局 雑誌 惜別 原爆 おおさか市営交通フェスティバル 木通 NHK連続テレビ小説 ホテル大阪ベイタワー 東武東上線 天皇 鉄道省 写真機 ドレッシング 鶴橋 上湯温泉 白浜 十津川温泉 奈良交通 南海本線 登檣礼 稲田朋美 パーティ ブログ 掛布 二眼レフ 大阪市立科学館 しおじ 猪苗代 奈良機関区 鉄道博物館 プラレール デジカメ 報道写真 淡路島 国産フイルム 大阪府庁 長崎 鉄道時計 QE2 黄綬褒章 門司 九州鉄道記念館 京阪特急 播州赤穂 青蔵鉄道 0系新幹線 満鉄 えちぜん鉄道 大神神社 引越し 山陰 ポスター 青梅線 青梅鉄道公園 広島市電 ブラック イカリソース 学校 ディズニーリゾート 鉄道模型 恋道路 陶芸 ゲルツ フスマ 伊勢志摩 珍味 送別会 世界地図 こども 山陰鉄道 居酒屋 JR西日本 生駒 立ち飲み 華麗なる一族 誘導タイル キリン 一眼レフ てっちり 京橋 くじら肉 あじ平 祝勝会 忘年会 心斎橋大丸 子供 幼稚園 ブルートレイン 電車 大阪市営交通局 自転車 ワイン ホクトレンダー 古文書 ネコ B級グルメ 西宮 時計 suica 茗渓会 泉州 寝台急行 荒神橋 高射砲 液晶テレビ セントレア 半田 高山 信州 官報 AERO usj トマソン よいこのびいる 宝くじ そばや 香川

長崎の鴉・・長崎阿房列車

段段車窓が薄暗くなり、汽車が次第に濃ひ夕闇へ走り込んで行く時に聞く汽笛の響きは、鼻へ抜けたかさ掻きのやうな電氣機關車の聲よりも、蒸氣機關車の複音汽笛が旅情に相應しい。


          


  いつの間にか窓が眞暗になり、窓硝子に響く汽笛の音が、蒸氣機關車C62の複音に變つてゐる。


          
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道写真へ

RSSフィード

Copyright © ファジー