昭和28年の大阪駅前風景(1)
- Thu
- 00:00
- ∇鐵道ほとがら帖/昭和編 - ├昭和元年-昭和47年
今回はこれらの写真である。

最初は、どこの風景を撮ったものか良く分からなかったが・・・

下の写真と見比べてみると、お互いに繋ぎ合わさることがわかった・・・梅田・阪急百貨店の屋上から南側を望んで、御堂筋を俯瞰で撮影したものだった。
現在の大換気塔があるあたりだ。

阪急前御堂筋の風景・・・梅田新道に同和火災海上ビンヂングが見え、遠方に大きく立ちはだかっているのは大江橋北詰の堂島ビルだ。
右手の現在駅前第4ビル・駅前第3ビルのあるあたりは、いまだにバラックの建物多く闇市時代の雰囲気を色濃く残している。

上記の2枚を繋ぐとこんな具合だ・・・2枚の半裁判なので、これで理論的にはベスト全判となる。

当時の阪急百貨店は、こんな茶色だったはずだ。

現在の阪急前(地上)から御堂筋を望む
(つづく)
【追記】H22.08.17阪急百貨店の上層部に完成した阪急オフィスタワー(15階)に登楼し、57年前の御堂筋と見比べてみた。

前方真正面に見える堂島ビルヂングが外観を変えているというものの、それより他に往時と比ぶるものなし。

- 関連記事
-
- 昭和47年11月23日“汽車ポッポ南紀号”・・・補遺2 (2010/07/05)
- 昭和47年11月23日“汽車ポッポ南紀号”・・・補遺1 (2010/07/02)
- 柘植駅附近の様子とD51伊賀号 (2010/01/16)
- 昭和47年 柘植機関車駐泊所の賑わい (2010/01/14)
- 草津線はD51832の客レに乗って・・・ (2010/01/11)
- YouTubeで見つけたもの (2010/01/03)
- 交通科学博物館の思い出 (2009/11/03)
- 昭和28年の大阪駅前風景(2) (2009/05/31)
- 昭和28年の大阪駅前風景(1) (2009/05/28)
- 昭和28年の花電車風景(大阪市電創業50周年) (2009/05/25)
- 「汽車ポッポ南紀号」 (2007/06/15)
- 「◇◇柳生号◇◇」 (2007/05/18)
Comment
2009.05.29 Fri 15:56 | 堂ビルホテル
今も残ってる建物は堂ビルくらいでしょうか?外装はすっかり化粧直ししてますが。昔は「堂ビルホテル」っていうのが入ってたそうです。
阪急百貨店の壁の色、どうもしっくり来ません。なんかピンク色っぽくて。いかにも少女歌劇の阪急らしくはありますが。
- #-
- サットン
- URL
2009.05.29 Fri 17:53 | *サットンさん。こんにちは
堂島ビルヂングは、外装が新しくなったので、一般の人は、古いビルだとは気がつかないようですね。
昔このビルの9階にあった清交社で、メンバーである先輩に誘われて昼食をご馳走になったことがありました。大阪倶楽部の食堂ほどクラシックではありませんでしたが、落ち着いた雰囲気で名門社交クラブの風情を湛えていました。
堂島ビルはもっと注目されても良さそうに感じます。
新しい阪急百貨店は、果たして衆目を集めるものになるのでしょうか?
2009.05.30 Sat 17:50 |
大昔の風景のような写真ですね。
梅新まで、高い建物が全くないですね。梅新の同和火災も、フェニックスタワーとして新築され、「フェニックスホール」という素晴らしいコンサートホールが入っています。
梅田の地上へは、最近行っていませんが、阪急百貨店の改築工事も、大分姿が見えてきたようですね。かつての建物の雰囲気を残しているように感じます。ただ、あの建物、何とか活用できなかったものかと思ってしまうのは私だけでしょうか。耐震工事など、費用が巨額になったのでしょうけれども・・・
2009.05.31 Sun 08:30 | *のりさん。おはようございます
やはりこの55年間という年月は、風景を一変してしまうものだなあ。と感じます。
今でもよく行きますが、同和火災時代のアサヒビアホールの方がすごく雰囲気があって大好きでした。
阪急百貨店も完成時にはどんな姿をみせてくれるのでしょうか?1階エントランスのシャンデリアは是非とも復活して欲しいものです。