鳥取・米子へGO・・・
数えれば14回目にあたる。
去年は、奈良交通の八木・新宮線特急に乗って「秘湯・十津川源泉掛け流し温泉三昧」の旅だった。
今年は、鳥取米子の皆生(かいけ)温泉に泊まって翌日は境港を見学するというコース
座長は仲間内で輪番制にして、毎回一泊二日三食・酒類込みで3万5000円以内という枠組みを墨守したケチケチ旅行なのでさてさてどうなることか・・・お楽しみに
9月5日(土)大阪駅には朝7時00分に集合。
仕事でこの時刻は辛いが、遊びとなるとメンバー誰一人遅刻することなく定刻までにさらりと集う。
米子には岡山まで新幹線で行き、伯備線を北上する方法が順当だが、時間に余裕のある我々は、智頭急行経由の特急「スーパーはくと1号」を利用する。
それも大阪からより三宮から乗ったほうが、特急券が安価であるので、大阪からは快速で三宮まで向かう。もちろん昼特切符を使用しこの区間でも汽車賃の軽減を図る。

三宮発7時57分のスーパーはくと1号に乗車するも、ガラガラの状態。

土曜日の午前中でこんな感じだとウィークディは推して知るべし。

グリーン車もこんな具合だ。

車中では早速酒盛りが始まる。
朝早くから芋焼酎では周囲への臭いも気になるので、ここはひとつ缶ビール「秋味」と麦焼酎「香吟のささやき」で優しく乾杯!

佐用付近の洪水による上記告知板を見たときは、この旅行の行程も変更を余儀なくされるか・・・と懸念していたが、智頭急に関する不通区間は8月末日には解消し、定刻どおりの運用になっているのが嬉しい。
しかし、佐用附近を通ると、車窓からは水害の傷跡がそこかしこに望め、被害の甚大であったことが容易に分かる。

2008年度のグッドデザイン賞のステッカーを佐用町役場をバックに撮影。

デッキの共用部分もリニューアルされて落ち着きあるものとなっている。


最後尾の車掌室をのぞく。
極めてゆったりとしたスペースとなっている。右の空いた腰掛に座らせていただきたい気分だ。

缶ビールと4合瓶の焼酎がきれいになくなった頃、10時12分のりかえ駅の鳥取到着

ここから普通列車に乗り換えて米子に向かう。

車内はそこそこの乗車率(キハ121-7)

浜村駅・・・貝殻節で有名な浜村温泉だが・・・
♪何の因果で?♪ 駅自体はとても寂れた雰囲気である。
♪カワイヤノーカワイヤノ♪



いくつものトンネルを潜り、小駅を経て1時間30分の普通列車の旅が終わった。

米子到着11時50分


米子駅は「ねずみ男駅」らしい。そこら中、水木しげるの妖怪だらけだ。


改札口にて

米子駅前風景

山陰鐵道發祥之地 米子
明治35年11月1日現在でいうところの境港線と山陰線米子?御来屋(みくりや)が開通したのが山陰の鉄道の嚆矢である。といったことが書かれている。
国鉄時代ここに山陰地方の鉄道を束ねる基地となる米子鉄道管理局が置かれていたが、その理由がこのあたりに有りそうだ。

(参考)明治44年の鉄道地図・・・明治35年から10年以内で東は、鳥取の二つ東「岩美」から、西は松江の向こうの「今市」までの開通を遂げている。いかに国家が威信を賭けてのプロジェクトであったことが分かる。
ついでながら、鳥取駅の開設は明治41年であり、その前年にあたる明治40年の皇太子行啓時まで鳥取市内には電燈というものがなかったということは、以前記事にしたことがある。

駅前のバスセンターから日交バスで皆生温泉まで行く。
大阪で見るこの色彩は観光バスばかりなので、普通路線の乗合自動車として稼動する姿は目に新しい。

皆生温泉は、20世紀に入ってから開発された温泉街なので、町の区分けは条里制を採用した整然としたものになっている。
雑然とした温泉地が多い中、このような市街化計画に基づいた温泉開発は珍しいのではないだろうか。

「皆生温泉市街地設計図 大正10年」・・・次回の記事で登場するOUランド内の皆生温泉に関する資料より

この地は日本に於けるトライアスロン発祥の地という看板があった。
そのためか毎年トライアスロン大会が行われているようだ。

とりあえず昼食として「松の江」で海鮮丼をいただく。

日本海沿岸に来ればやはりこれでしょう。

日本海の幸がてんこ盛りで1500円
(つづく)
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Comment
2009.09.15 Tue 10:31 | 楽しみにしてました!
今年は皆生温泉だったんですね。自分が行くわけでもないのに楽しみにしてました(笑)
スーパーはくとを三宮ー鳥取間というのは渋いですね。それにしても乗車率が気になります。部分運休が尾を引いているんでしょうか?来年は鳥取道も開通するし。
日本交通の一般路線バス、良いデザインですね!しかし、行先がイオンって・・・
- #-
- サットン
- URL
2009.09.15 Tue 11:07 | *サットンさん おはようございます
楽しみにしていただいて有難うございます。
あちこちフラフラと見て回り、写真の数も300ショットほどになってしまいましたので、全4回ものでお送りします。お付き合いください。
スーパーはくとの空席率は、佐用町の水害の影響であり、一時的なものだと信じたいです。
米子には、日本交通のほかに日ノ丸自動車のバスが走ってました。日ノ丸自動車法勝寺電鉄線のある頃に行きたかったものです。
2009.09.15 Tue 16:51 | ぼんくらオヤジさん こんにちは
そうですよ。食品を扱うお店にはもう少しネーミングを考えるべきだと思います。
缶ジュースに「ねずみ男汁」と記したものがありましたが、絶対に飲みたくないですよね。
http://fuzzyphoto.blog120.fc2.com/blog-entry-641.html
2009.09.15 Tue 17:07 | 失われたもの
リニューアル改造で、車販準備室を喫煙ブースに転用したので、車内販売が無くなっちゃたのです。ビジネスンマンの利用も多かったのですけれどねえ。
しかし、四合瓶、空けますか!
- #JyN/eAqk
- なにわ
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2009.09.15 Tue 17:17 | なにわさん こんにちは
スーパーはくとの車内販売がないのはリニューアル後でしたか。
乗る前から車内販売がないことは了知してたので、コンビニでビールをはじめ、氷やミネラルなどもひとそろえ買っておいたわけです。
アイストングは、家からもっていきました。
用意周到でしょ。
2009.09.18 Fri 12:27 |
いいなぁ~スーパーはくと。私が鳥取へ行った時は、岡山で1泊したので、そこからスーパーいなばでした。
指定席1+自由席1の2両でしたが、満員御礼状態。繁忙期は増結してくれればいいのに・・・なんて感じました(^^;)
- #-
- うたに
- URL
2009.09.18 Fri 21:02 | *うたにさん こんばんは
スーパーいなばは、切妻の先頭車ですし、上郡で向きが反転し、編成が短いので何か窮屈な感じがする列車ですね。
でも一度は乗ってみたいですぅ!
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