昭和55年 東北地方ぶらり旅(1)
10月10日 この三連休を如何に過ごそうかと考え、どこか旅行に行こうかということで仲の好い××を誘って愛車スプリンターで東北に出かけることにする。
本日の目的は、松島である。
定石通り東北自動車道経由で仙台に入る。

紅葉にはまだ早い青葉城址を見学した後、一路松島へ
松島ではまず徳富蘇峰が絶賛したという双観台に登るが、南方に住宅や煙突が林立し、景観を汚していた。

つづいて、奥松島の嵯峨渓を見んとて車を走らせる。車を降りて数十分山中をうろつくが嵯峨渓との立看板は見つからず、それがどこであるかが明らかにできぬまま、適当にここだと見極めて戻ってくる。
仁和寺の法師にならねばよいが・・・。
(嵯峨渓は、やはり海上から楽しむところのようである。)

唐桑半島のところには、巨釜・半造といわれる奇岩が連なる名所がある。
その近くに本日の旅籠となる民宿「砂子」がある。
民宿なので料理は期待していなかったが、嬉しい誤算で、これぞ海の幸というべき素晴らしい夕餉となった。
ホヤの刺身、店子とよばれる魚の塩焼き、ウニ、ポッポ焼きといわれるイカ焼き その他
特にウニがすごい。ムラサキウニの腹部に穴を開けただけであり、そのままの状態で皿に乗っている。
今まで食べてきたウニの身がどの部位に当るかを初めて知った次第である。
つついたり酒を注ぐと触手を動かすのである。正真正銘の生ウニであった。
この民宿はこの一帯でも指折りの見せであるらしい。然り。
再度行きたい民宿であった。

イカ釣り船の照明灯が輝く気仙沼の沖合い 民宿「砂子」の窓から
(つづく)

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Comment
2009.11.13 Fri 18:09 |
松島や気仙沼から内陸側に入り込んだ辺りに登米市(かつては町)というところがあるんですが、そこがぼんくらの生まれたところです。何か懐かしい地名が出てきて嬉しいですねぇ^^
- #-
- ぼんくらオヤジ
- URL
2009.11.13 Fri 18:24 |
おや、クルマですか。ワイド周遊券を買って上野駅から「まつしま」に飛び乗って・・・じゃないんですね。
松島、高校の修学旅行で行ったきりです。3時過ぎに宿に入ったので、一風呂浴びた後、夕食前にだらだらと国道を歩いて455系を撮っただけです。
登米って、ナローゲージのあったところですね。
2009.11.14 Sat 07:29 | *ぼんくらオヤジさん おはようございます。
登米町は、仙北鉄道登米線が昭和43年までありました。ゲージは762mmなので軽便鉄道ですね。現役のときに訪問したかったですが、大阪の一小学生では無理な話です。
2009.11.14 Sat 07:36 | *なにわさん おはようございます
東北地方は鉄道を使うと乗り換え時にかなりの時間的ロスが生じるので、この当時は自家用車を使っています。
松島への修学旅行・・・仙石線の旧国は、廃止された直後という頃でしょうね。
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