京都・パビリオンコートでのウェディング(後編)
京都パビリオンコートの1階で行われた挙式に続き、その2階で披露宴が始まった。

2階の窓は1階と異なり倉庫のような重厚な観音開き窓または鎧戸が上部に備わっている。
それだけでは薄暗い空間になるが、天井の中央部から自然光が取り入れられるように改造がなされているので、十分な採光がある。


和装がとても似合う花嫁さんが、目の前を通り過ぎる!

新郎・来賓の挨拶が続いた後は、新郎・新婦とご両親との鏡披きで祝宴のスタートとなり、桝酒で乾杯!
近くにコモカムリがあるということはノンベにとって何よりの安心感である。
料理は、料理長が説明に登場するほどの自信作で、実際に頂いてみても案にたがわず大変美味しく、一流ホテルにも負けない出色の出来だった。

ズワイガニと手長海老のスフェリック
天窓からの自然光がとてもいい感じに料理へ光を与えてくれる。天然のレフ板である。

シャンパンはCAVA
係員から「たくさんお飲みになるのでしたら、一本置いておきましょうか?」と声を掛けられ、願ったりかなったり・・・

フォアグラのポワレ 大根のコンソメ煮 シブレットのソース

天然鯛と壬生菜のパート・フィロ包み 柚子のソース 加茂茄子添え

牛フィレ肉のステーキ 九条ネギと宇治茶のリゾット ポテト・黒豆・小豆のテリーヌ

ケーキカットはいいんだけど、ナイフじゃなくて何と・・・日本刀だった!
刃はこぼしてあるが、真剣らしい。

綺麗に切り分けていただきました。

新郎と大学時代の友人たちとによる大地のおおらかな息吹を感じさせるようなノイズ・ミュージックのセッションがありまして・・・新郎はアボリジニが用いるというロング・ホーンのような楽器でホーミーのような不思議な音色を響かせている・・・
この手の曲は、エリック・サティの「ヴェクサシオン」のようにほっておくと際限なく延々と続くもんだから・・・
程よいところで、新婦が高砂の席でドラをグワァ?ン!グワァ?ン!グワァ?ン!と、打ち鳴らしてTHE ENDとなった。

最後は阪神タイガースのクライマックス・シリーズへの出場を祈念して「六甲颪」の大合唱とジェット風船飛ばしで幕となった。
何度も披露宴には出席しているがこういうお開きは初めてだったが、大いに楽しませていただきました。

お二人とも末永くお幸せに・・・
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Comment
2009.10.08 Thu 17:43 |
アボリジニの楽器は『ディジュリドゥ(Didgeridoo, Didjeridu)』と
いいます♪ ユーカリの木で作るそうです。山梨の知人が
自称演奏家でよくボヘボヘと音(楽)を聴かされました(笑)
素晴らしい建物と第一級の料理、そして…
結局、六甲おろしとジェット風船かいっ^^;;;
- #-
- ぼんくらオヤジ
- URL
2009.10.08 Thu 22:38 | 凝ってますねー!
料理内容といい、日本刀でのケーキカット(笑)、風船とばし、凝りに凝ってますね!新郎新婦の拘りを感じます。
こういうお二人ですと受ける側も燃えますねー!
- #-
- サットン
- URL
2009.10.09 Fri 00:28 | *ぼんくらオヤジさん ありがとうございます。
新郎の楽器を指摘するとは・・・びっくりです。拙者はさっぱり判りませんでした。
明日にでも確認しておきます。
なにわ(ココは京の都ですが・・・)では、ジェット風船が許されるのですよ。
なにより長年の眠りから覚めたサンダース(サインはVぢゃなくて)のおかげがありますので。
2009.10.09 Fri 00:55 | *サットンさん ありがとうございます
専門家にコメントをいただくと恐縮いたします。
最初の鏡開きは、料理の内容とはリンクしないんですが、小生のようなノンベにはありがたい配慮です(小生の祝言ではないんですが・・・)
いわゆるサプライズ一つ二つ盛り込むことが主宰者・列席者を飽きさせないことなんでしょうね。
といいながら下品や冗漫になっては興ざめですが・・・このお二人はそのあたり上手にわきまえてくれました。
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