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熊野街道の起点を歩く(12) 堺・遠里小野町~花田口

(本シリーズの第1回は→こちら)


早いものでこのシリーズも12回を数えることとなった。

前回の「熊野街道の起点を歩く(11)」は、住吉大社から大和川畔の大阪市最南端の遠里小野までやってきた。


今回はそこからの続き・・・


大和川の南側に渡り、阪堺電車の大和川駅の東にある遠里小野橋が堺市の最北端である。

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川向こうには大阪市住吉区に遠里小野という地域があるが、実はこの堺市にも同名の地域がある。

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大和川にかかる同名の橋の南詰辺りに「遠里小野町」がある。後に「町」がついて、大阪市の地名とは区別しているようだ。

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そこからしばらく府道「大阪和泉泉南線」を南下し途中から左折して南海高野線・浅香山駅の方へ行く。

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駅裏の寂れた公園・・・今時危険だ何のといって姿を消した回転遊具(回転ジャングルジム)が現存していた。

この周囲には遊ぶべき子供がいないのか(いや、遊具の下の土の色が違うので利用者はいるようだ!)、行政や自治会がやる気がないのか不明であるが・・・この古色に彩られた遊具には凄みすら感じるね。


チープな橋上駅である浅香山駅・南の線路を渡り浅香山病院の脇をさらに南に進む。

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大阪市内と違って堺市内に入ってからは、熊野街道を示す石標は全くなく、地形や古人の言い伝えなどを頼りに進むしかなく、甚だ心もとない。

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そうしているうちに前方に高くて長いコンクリート塀が目に入ってきた。

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これは、田出井町にある大阪刑務所のものだ。

さすがにこれだけの高さがあると、投獄されれば、脱獄なんて気持ちが起こりようもなくなるというものだ。




さて、この北西の角を西に折れた北田出井町に堺市の中では数少ない王子跡がある。

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境王子と称するところである。

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堺市史によれば、熊野詣の衰退とともに王子跡もその存在があやふやになってきたが、この王子ケ飢公園附近を境王子と考えているようだ。そのように説明板に刻まれている。

しかし王子が飢えるとは・・・忌々しき名称の公園地ではないか!


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ついでながら大阪刑務所の正面は、こんな感じである。

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どこかの大学か企業の研究所のような現代的な建造物となっている。

京都の国立博物館のような煉瓦造りの歴史を感じるような正門や守衛室なんかがあれば・・・と思っていたが拍子抜けした。

とても刑務所には見えないが、入ってみたいとは思わない。



この大阪刑務所の南西に方違神社(ほうちがいじんじゃ)がある。

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訪れたのが年も押し迫った12月29日なので迎春準備も整っていたようだ。

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ここは由緒ある古刹であるし、熊野詣のルートとしては立ち寄った公算が高い。

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神社の縁起によれば、この地は摂津・河内・和泉のいわゆる摂河泉の境界となる「三国の丘」であり、方角のない聖地と考えられ、当社は方除けにご利益がある。また熊野街道の通過地点であった。と明記してある。

この図の左上に、境王子があった場所「王子ケ飢へ」の表記が見受けられる。


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祟神紀の時代には創建されていたといわれる古社だけあって、狛犬も日本離れしたどこかシルクロードを感じさせる容貌にして、アルカイックスマイルを湛えているように見えてくる。

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またこの南側には反正天皇陵(百舌鳥耳原北陵)があり非常に静かで自然豊かな環境が残っている。

小鳥の囀りが絶えまなく耳に届く静かな別天地だ。


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こんなクラシックな洋風連棟建築が残っている。


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御陵の南側を西に行くとすぐに南海高野線・堺東駅に出る。


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これは昭和32年当時の堺東駅前風景・・・駅ビルになった以外は基本的に変わっていない様な・・・


ここから大阪に戻ってもよいのだが、もう少し歩いて阪堺線で戻ることにした。

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堺東の西側の酒屋さんで、こんなアサヒビールのポスターを見つけた。

アサヒビールの前身である大阪麦酒会社の創業者である鳥井駒吉は、堺の蔵元の御曹司であったということである。

また勉強させてもらいました。

しかしこんなご当地ポスターがあるなんて・・・知らなかったなあ!

なお、同氏は、明治37年6月25日から同39年4月26日まで南海鉄道の第2代目社長にも就いている。



堺郵便局前には大きな市内案内図あり。

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右上には熊野街道が南に向って続いているようだが、この先はもう少し研究の余地があるため、ここからの進路は、どうなることやら・・・。


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大道筋の電車道が見えてきた。

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花田口電停の交差点には、阪堺電車のスポンサーであった「タマノイ酢」の本店ビルが聳えている。

阪堺電車は、昔「すしのこ」の広告電車を数多く運用していた。

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年末というのに、この日もダークスーツに身を包んだ学生が多く出入りしていた・・・就職活動も大変だね。


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阪堺電車の堺市内線の将来が気になりつつ・・・モ501に乗り込んだ。


(つづく)




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Comment

2010.01.22 Fri 08:43  |  

方違神社の狛犬、独特な顔つきですね。
回転遊具はうちの近くの公園にも数年前までありましたが、今は撤去されています。
自分も小さい頃、てっぺんに登って友人に回してもらったり…色々と遊んだものでした。

  • #-
  • うたに
  • URL

2010.01.22 Fri 09:22  |  *うたにさん おはようございます

朝一番のコメントありがとうございます。
方違神社の狛犬の顔立は、やはり日本離れしてますよねぇ。
一体誰が作ったものでしょうか?やっぱり高句麗あたりからの渡来人かな・・・いつの話やねん!

2010.01.22 Fri 11:28  |  方違神社

方違神社、引越しするたびにお参りに行ってましたよ。変な名前の神社だなと思いながら。
大阪麦酒の初代社長は鳥井さんなんですね。将来鳥居さんと争うことになろうとは思ってもなかったことでしょう(笑)

  • #-
  • サットン
  • URL

2010.01.22 Fri 13:21  |  *サットンさん こんにちは

引越し毎の参詣とは・・・方違神社の氏子総代のようなお人ですね(笑)。
私は初めて訪問させていただきました。

今後アサヒは、キリン・サントリー連合軍と戦わなければなりませんので大変です。地元会社としての奮闘を祈るばかりです。

2010.01.22 Fri 15:50  |  酒は金露ではりきんろ

大和川を切り開く前は地続きでしたから同じ町名があっても不思議ではないですね。

もっとも摂津と和泉の国境に川を通したのならば・・・。

この鳥井さん、最初に清酒の瓶詰めを始めたそうです。
工業用水に水を取られた堺の醸造業は衰退するのみで、よく大阪市電の広告に入っていた金露も1997年に廃業し、日の出みりんがレーベルだけ買い取って生産しているようです。

  • #JyN/eAqk
  • なにわ
  • URL
  • Edit

2010.01.22 Fri 21:17  |  

刑務所の正面玄関を見てると、「不況のシャバより天国だから」と、コンビニに押し入って逃げもせずに捕まった初老の犯人の報道を思い出します。たしかに立派な玄関やなぁ、やっぱ塀の中のほうが天国なん?

  • #-
  • ぼんくらオヤジ
  • URL

2010.01.23 Sat 07:50  |  *なにわさん おはようございます

堺の酒造メーカーは全滅したと聞いてましたが、金露もそのひとつでしたか。
金露の清酒は、他のメジャーなものに比べてちょっと癖があり、一口口に含んだだけで金露であることが判ります。
大阪でも最近目にすることが少なくなりました。

2010.01.23 Sat 07:54  |  *ぼんくらオヤジさん おはようございます

刑務所の建物立派ですよね。収監される場所も同様なのかは知りませんが、囚人の人権擁護だなんだかんだといって待遇は良くなっているのでしょう。過ぎたるは及ばざる如しにならないようにしてもらいたいものです。
建物的には、赤レンガの重厚な本館が好ましいと思います。
因みに、奈良の少年刑務所は旧奈良監獄時代の建物が残っていて、え~感じです。

2010.01.24 Sun 23:09  |  

こんばんは。

堺の町並みや歴史を語るものへの目の付け所、さすがですね!

何気ない痕跡を探す、ブラタモリ的で面白いです。何分そういう要素も自分ももっているので。

2010.01.25 Mon 06:57  |  *Geroさん おはようございます

コメントありがとうございます。
知らない町を自由にプラプラ歩くのは楽しいものですね。そこに歴史的な要素が加われば、さらに楽しくなるでしょう。
NHKのブラタモリは、毎回見ています。
昔大阪の民報では「夜はくねくね」という同様の番組があったのですが・・・。

2010.01.27 Wed 15:20  |  こんにちは☆

コメントありがとでした♪
回転ジャングルジムってメチャ懐かしいですねぇ~♪
今ではなかなか見かけないけど^^;

廣野ゴルフクラブはメンバーシップ制だから普段は滅多に行けない所ですね^^;
メンバーさん同行ならOKですよ♪

2010.07.19 Mon 13:42  |  お初です~

山本龍造氏のブログからたどり着きました。
遠里小野に「オりオノ病院」ってありますね。「り」だけがひらがなという。看板屋さんが間違えたらしいですが、そのときの院長が「逆に面白い」とそれを正式表記にしたとかで。
またよろしくお願いします。

2010.07.19 Mon 21:37  |  *ぽんぽこやまさん こんばんは

ご訪問およびコメントありがとうございます。
地域の病院にこんな謂れがあったなんて、面白いですね。

2010.07.30 Fri 19:47  |  ご存じ無いかと思いますが

ご存じ無いかとは思いますが、あの回転ジャングルジムの有る裏寂れきってる公園は「梅鉢鉄工所」(後の帝国車両で東急車輛大阪工場の前身)で製造された車両を全国に出荷するための専用線跡です。南海浅香山駅横の桜並木の有る所や南側の駐輪場も線路跡です。

  • #-
  • こつまなんきん
  • URL

2010.07.30 Fri 23:22  |  *こつまなんきんさん ありがとうございます

梅鉢鉄工所の名称は、鉄道ファンであれば誰もが知っている名代ですが、その片鱗に触れたとは・・・貴重な情報ありがとうございました。

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何カノキツカケガアレバ汽車ノ事ヲ一所懸命ニ記述シテヰル。子供ノ時ノ汽車に對スル憧憬ガ大人ニナツテモ年を取ツテモ抜ナイノデアラウ。


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 阿房(あほう)と云ふのは、人の思わくに調子を合はせてさう云ふだけの話で、自分で勿論阿房だなどと考へてはゐない。
 
 用事が なければどこへも行つてはいけないと云ふわけはない。
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長崎の鴉・・長崎阿房列車

段段車窓が薄暗くなり、汽車が次第に濃ひ夕闇へ走り込んで行く時に聞く汽笛の響きは、鼻へ抜けたかさ掻きのやうな電氣機關車の聲よりも、蒸氣機關車の複音汽笛が旅情に相應しい。


          


  いつの間にか窓が眞暗になり、窓硝子に響く汽笛の音が、蒸氣機關車C62の複音に變つてゐる。


          
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