昭和48年 福知山・山陰大回りの旅
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- ∇鐵道ほとがら帖/昭和編 - ├昭和48年
乗車する列車は、大阪9時50分発の益田行きの急行「だいせん1号」701Dだが、1時間ほど前に大阪駅構内をパトロール

大阪駅2番線には福知山線の443列車(8時34分発)を牽引するDD5421
4番線には新快速の看板を倒した横三本線表示の快速電車の姿がみえる。

スハフ42の2222 (この記事をアップした平成22年2月2日と2が並ぶ日記念として)
福知山線の篠山口行き普通443列車にはこんなナンバーの車輌をつないでいたので、記念に一枚
(この僅か2ケ月後の同年7月には福井でスハネ16の2222と遭遇することとなる。)

1番線にはお馴染みの特急「日本海」が本日は定時の8時23分に到着したようだ。
(手前の荷物用エレベーターやホームに横倒しされた荷車は当時は邪魔な存在だったが、今となっては懐かしい。)

3番線の東海道線下り特急「みどり1号」1Mが定刻8時25分に大分に向って出発した。
これは列車は特定できないが、東海道線の快速列車

ステンレス製として有名だったサロ110-901・・・この当時は、他の車輛と同じ東海色を纏っていたが、特徴のコルゲート板はそのままだった。
昭和55年のグリーン車廃止まで使われた。

この特急「明星」は2号か3号かよく分からない。
ただし、隣のホームに大阪止まりの快速列車(10番線の8時39分着)が見えるので、11番線の8時46分発の新大阪行きの「明星2号」であろう。(同特急の3号はわずか20分後に9番線に到着する。)

宝塚あたりであろうかDD5439の貨物列車と対向

DD54形は、際立ったスタイルで注目を浴びた最新鋭機関車でありながら、事故と故障に悩まされつづけ、当初の国鉄の期待とは裏腹にさっさとリタイアしてしまった悲運の機関車である。

この当時は武庫川沿いの路線をくねくねと進んでいった。

三田駅進入直前には神戸電鉄1000系の姿を認めるが、枕木を積み重ねただけの木造簡易ホームがローカル色を漂わせている。

これは篠山口だろうか・・・だとすると対向列車は、遠路鳥取からやってきた大阪行き普通列車722列車

早くも鮎すしをゲット。金300円

この「だいせん1号」は堂々の11輌編成であるが、よく見るとグリーン車が離れたところに2輌挟まっているのが分かる。
つまり途中で分割して、行く先を異にする多層列車となっている。
先頭車から・・・
1号車~2号車は、益田行き
3号車~5号車は、浜田行き
6号車~9号車は、大社行き
10号車~11号車は、豊岡で切り離される。


福知山には11時58分到着し、山陰線の12時25分発の京都行き普通820列車に乗り換える。

牽引機はDF50の548号機

綾部には12時42分に到着するも16分停車となる。なぜならば、後からやってきた急行「白兎」を先行させるための時間調整
ホームの向こうに見えるのは、敦賀から小浜線・舞鶴線を経由して福知山へ向う普通列車956D(綾部12時45分発)

急行「白兎」・・・(窓を開けて弁当を買う光景もすっかり昔話になってしまった。)

DF50559牽引の貨物列車

列車が一直線となった車内風景

この辺りからの車窓風景・・・由良川の上流のようだ。

川の流れが逆方向に進んでいる。分水嶺はまだ先だ。


京都への途中には、こんな駅もありました。
15時07分京都着
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Comment
2010.02.02 Tue 16:18 | だいせん1号というのは
戦前の大阪~大社の急行の流れを汲んでおります。
一方、山陰線の奥へと向かうほうにシフトしてきたのでしょうか。
ところで、この日は火曜日なのに、通勤客の姿があまり見えませんね。
あと姿が見えないのは博多行・大分行併結の急行「つくし1号・べっぷ1号」ぐらいでしょうか。
追記、指導物語の項にyoutubeのリンクを三本貼っておきました。
2010.02.02 Tue 19:08 |
うーん、昭和の列車の旅を満喫できた思いがします^^ 福知山線は個人的にも思い出の多い路線なので、拝見できて幸せでした。ありがとうございます♪
- #-
- ぼんくらオヤジ
- URL
2010.02.02 Tue 21:22 |
懐かしい大阪駅の風景、楽しませていただきました。
DD54は、個人的に大好きなスタイルの機関車でした。たしか推進シャフトが破損するといった類の故障だったように記憶しておりますが、短命に終わったことがとても残念です。DF50も懐かしいですね。こんな箱型のディーゼル機関車が素敵な時代でしたね。
関西口の快速、グリーン車がなくなって、もう30年近くになるんですね。私の通学している頃は、まだ連結しておりました。混雑した一般車からみて、まことに鬱陶しい(笑)存在でした。
2010.02.02 Tue 21:54 | 見てみたい!
胡麻から先の写真は無いですか!いや、地元なだけに興味津津です。
私はDF50やDD54の記憶はないですが、客車鈍行、キハ58系の急行も懐かしいですね。「丹後」は末期でも長編成、多客期なんて13両編成なんてのも走っていました。週末の「丹後」といえば、水兵さん姿の自衛官のみなさんがお馴染みの風景でしたね。
な~んて話を妻にすると、ほんとに同い年か?と笑われます。
- #-
- さだ
- URL
2010.02.03 Wed 00:32 |
親戚の家が舞鶴にあったので、かつては
よく福知山線や山陰線に乗りました。
とても懐かしい写真ばかりです。
そういえば、あの頃はお弁当を買うにも
風情がありましたね。
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- サッシの父
- URL
2010.02.03 Wed 06:41 | *なにわさん おはようございます
大阪駅では、たしかに急行「つくし1号・べっぷ1号」と遭遇しているはずなんですが、写真は撮っていません。「みどり」撮影の後さっさと11番線に移動したため気づかなかったのでしょうね。
2010.02.03 Wed 06:45 | *ぼんくらオヤジさん おはようございます
昭和の列車旅・・・長大編成に奇妙な経由地の遠距離走行、長時間停車とマニア心をくすぐる国鉄さんでした。
ところで、福知山線とは縁浅からざる仲とは・・・?
2010.02.03 Wed 06:50 | *のりさん おはようございます
関西人は、グリーン車の価値を受け入れにくい地域性があるようで、快速列車のそれは、みるみるうちになくなりましたね。
子供の頃、混雑する東海道快速電車に乗ったとき空いているグリーン車の通路に立っているだけでグリーン料金をとられ憤慨したことがありました。しかしカレチとしては正しい処置をしたので文句は言えませんが・・・(泣)
2010.02.03 Wed 06:55 | *サダさん おはようございます
胡麻から先・・・写真はあるのですが、保津川渓谷や山の写真など今でもさほど変わっていない風景モノばかりで列車に関するものがないので割愛しました。京都駅でも一枚も撮影せずに戻っています。興味深い車輌がいなかったのか、疲れていたのかでしょうね。
舞鶴といえば、高速の若狭舞鶴道が無料化になるので、地元鉄道はこたえるでしょうね。
2010.02.03 Wed 07:03 | *サッシの父さん おはようございます
京・大阪から舞鶴までというとかなり乗り応えがありましたね。ずっと単線なので大きな駅の構内に入るとポイントをくねくね渡って行くのを体が感じ楽しいものでした。
途中で駅弁とお茶を買って腹ごしらえをし、新聞雑誌を読んで読み疲れるとうたた寝をして・・・という旅でした。
2010.02.03 Wed 10:13 |
>ファジーさん
保津川や山、いやいや変わっていないようで実は結構変わっているので、大変大変興味があるのです!!ぜひ、ちかいうちにお願いします
舞鶴若狭道と鉄道、その話をニュースを見ながら妻と話していました。公共交通機関にいかにシフトさせるか、大事だと思うのですが。。。
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- さだ
- URL
2010.02.03 Wed 20:59 | *さださん ごめんなさい
川や山の写真アップしましたが、保津川ではなく和知あたりの由良川のようです。
ネガ36枚目が胡麻駅の駅名板でした。
フイルムが途切れたのでそれ以降は撮っていなかっただけのようですね(笑)
ご期待に沿えなくてすみません。
2010.02.03 Wed 21:03 | *サットンさん こんばんは
在阪の鉄道ファンであれば、誰もが一度はトライしたであろう福知山・山陰大回り・・・むかしは昔なりに、いまは今なりに楽しめるのでしょうね。
2010.02.03 Wed 21:39 |
鳥取や天橋立に親戚がいたので、よく通過したんです。一時期は叔父が福知山にいましたし♪ 景色が目まぐるしく変わるので大好きでした^^
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- ぼんくらオヤジ
- URL
2010.02.03 Wed 23:56 |
和知や安栖里らへんですね。由良川にかかる吊り橋、以前はたくさんありましたが、先日も美山に残っていたのがまたひとつ、消えました。
う~ん、昔の保津峡、見てみたいですね!
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- さだ
- URL
2010.02.04 Thu 13:05 |
平成22年2月2日・・・すっかり忘れてました(^^;)
平成11年11月11日の時は、クハ111-1111を先頭にした記念列車が走ったことがあったような。。
急行だいせん、"超"多層立て列車だったんですね。気動車ならではだなぁ!
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- うたに
- URL
2010.02.04 Thu 21:32 | *うたにさん こんばんは
平成22年2月2日の次には22日もありますので、どうかなとは思ったのですが・・・。
小生の手許には昭和55年5月5日発行の切符があります。当分これより大きな数字は誕生しそうにありませんので安心です♪
2010.02.08 Mon 00:53 |
こんばんわ。
先日は訪問いただきありがとうございました。また、こちらからの訪問が遅くなってしまって申し訳ございません。
2222のネタでお越しいただきましたが、記事を見て愕然といたしました。私が憧れていた山陰の世界が広がっているんですよね。DD54やDF50というのは、非電化部門では私の最大の憧れの世界なんです。一度は止めていたNゲージも、TomixからDD54とDF50が発売されていたことを知って再燃した次第で、そのくらい憧れだったんです。
結局は実物が走っている姿を1度も見ることが出来ませんでしたので、リアルタイムに接することが出来たファジー様がヒジョーに羨ましいです。
初コメントを長々とスミマセンでした。また寄らせていただきますので、よろしくお願いいたします。
- #LWshcgts
- キハ181つばさ
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- Edit
2010.02.08 Mon 07:09 | *キハ181つばさ さん おはようございます
キハ181といえば、こちらの「はまかぜ」が老骨に鞭打って最晩年を頑張っています。ご訪問ありがとうございます。
このブログは撮り貯めた昭和の鉄道写真ネガをデジタル化したものが中心となっています。
当時はDF50やDD54はさほど珍しいものではなかったので、真剣には同車輌には向き合っていないように思います(笑)
鉄道模型はHOゲージを楽しんでましたが、同形式はもっていなかったです。
さて、同形式は、あちこちの写真に登場しますので、右サイドの「検索」でDF50やDD54と「全角」で入力していただくといくつかヒットしますので、ご参考になさってください。紀勢線のDF50は、次回あたりで登場すると思います。
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