城崎でカニと外湯を楽しむ

平成22年3月14日(日)のつづき・・・

湯の町城崎は、日曜日のお昼時の駅前は多客で賑わっていた。

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向った昼食処は、ほぼ旅館街の中心にある「一の湯」前の王橋のたもとで、柳並木の大谿川(おおたにがわ)沿いにある「小林屋」さん。

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古い構えの落ち着いた老舗旅館である。

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なんとも懐かしい階段部分・・・昔はこんな感じがモダンな感じだったのだが・・・。

木造の廊下は隅々までピカピカに磨き上げられてとても気持ちがいい。

ここで働く人たちの建物に対する愛情を感じる。

さっそく広間に通され食事タイムとなる。

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床の間の額は、なんだろう・・・

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  城崎の いでゆのまちの 秋まひる 青くして散る 柳はらはら


城崎ゆかりの詩人・・・芦屋の富田砕花(とみたさいか)の詩歌だ。

富田砕花は、谷崎潤一郎を寄宿させていた人物で、芦屋の砕花旧宅は、今でも記念館として保存され、谷崎の「猫と庄造とふたりのをんな」のモデルとなったといわれている。



さてさて・・・ようやくカニにありついた。

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造り、焼き、茹で・・・とカニ三昧・・・ああ幸せ♪

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造りは、食べ易いよう処理しているのがありがたい。


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カニの陶板焼き・・・蒸し焼きにすると甘みが立ち上がり極めて美味なり。



このあたりは、香住鶴が地酒となるらしい。もちろん断る理由などなく、新酒の荒走りを一本注文する。

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鮮烈な香りと濃厚な口当たりが、春の息吹を感じさせるとともに淡白な料理にけじめをつける。旨い!


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鍋も手慣れた仲居さんに入れてもらうと、こんなに綺麗になる。

白菜はあらかじめ湯掻いたものを簀巻きにして丸く切ってあり、鍋で煮上がる時間を待たなくてもいいように配慮してある・・・手間がかかってます。


やはり・・・大阪の専門店で食べるより、コストパフォーマンスは圧倒的によい。

城崎までやって来た甲斐があるあるというものだ。




食事が終われば、帰りの列車の時刻までフリータイムとなる。

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外湯券をもらって街中へ・・・ごちそうさまでしたあ♪



もちろん城崎名物の外湯は、7箇所あるので、何処に行こうか悩んでしまう。

しかし、食事を済ませた直後だし、何軒もハシゴするほどもないので、最近新装オープンしたという「御所の湯」へ行くことにする。

春めいた穏やかな天気の下、ほろ酔い加減で温泉街を逍遥するのは気持ちのいいものである。


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四所神社の横がお目当てのお風呂「御所の湯」である。

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これがお風呂の構えなのか・・・びっくり!

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立派な構えの大きなお風呂で、内部もゆったりとした造作となっている。

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浴室には露天風呂もあり、裏山から流れ落ちる瀧を見ながら温泉に浸れば、浮世の憂さも忘れるというものだ♪


ゆっくりと温泉を堪能した後は、ふたたび温泉街をそぞろ歩く。

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はちみつソフトなどを舐めながら・・・。


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此の辺りに瀕死のネズミや石をぶつけたゐもりが、ゐたのだらうか・・・。

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柳の新芽が春の到来を告げている。


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佐藤ラジオ店の名前がなんとも昭和チックで楽しいね。



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ぶらぶらしていると程なくして城崎温泉駅に戻ってきた。

この駅、平成17年までは城崎駅と称していたが、城崎町が豊岡市に併合されたため、名称を変更したらしい。

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駅前広場には、志賀直哉だけでなく、島崎藤村の文学碑もある。

 山陰土産 

 ー大阪より城崎へ

 朝曇りのした空もまだすずしいうちに大坂の宿を発つたのは、七月の八日であつた。



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ここの駅名板は、もず唱平氏の揮毫によるものらしい。

城崎温泉駅開設100年の暖簾にも興味津々。(平成21年9月5日をもって100周年となったらしい。)


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改札口前の空間は、すっきりしているが、天井の隅に昔の意匠が残っている。

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本駅は、大正14年の北但大震災により倒壊した駅舎の代わりとして昭和元年にコンクリート造りで建築されたものが改装を重ねて利用されているが、待合室は、やはり戦前の建物の雰囲気が色濃く漂っている。





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Comment

2010.03.27 Sat 01:00  |  

阿房列車ピクトリアル版「城の崎にて」!
充実した日帰り旅行ですね。小生ならもう一泊したくなりそうです。
香住鶴は堪能できましたか。地酒は良いものですね。
ファジーさんと張り合うわけではないのですが、小生はこの連休に所用で兵庫県の猪名川町へ行き、
そのついでに花衣なる地酒を買い求めました。こちらも濃厚でなかなかのものだと思いました。

  • #-
  • サッシの父
  • URL

2010.03.27 Sat 15:07  |  城崎の町並み

城崎の旅館街って無粋な建物が目立たず良い景観を創ってますね。
浴衣と下駄が似合う町並みです。
駅名が城崎温泉に変わってるのって最近まで気付きませんでした。
これも平成の大合併の産物ですか。
一泊したいなー!

  • #-
  • サットン
  • URL

2010.03.27 Sat 16:37  |  *サッシの父さん こんにちは

阿房列車ピクトリアル版「城の崎にて」・・・ありがとうございます。
小生は、別に列車との接触事故で傷心をひきずっての城崎入りではなく、ただのノンベおやじでした(笑)
猪名川町とは、なんともローカルですね。川辺郡に残るただ一町がそうですよね。
能勢といい、あの辺りには良酒があるようです。ノンベ同士で乾杯といいきましょうか!

2010.03.27 Sat 16:41  |  *サットンさん こんにちは

一泊して外湯めぐりをしたいのは、ヤマヤマなのです。
オヤジはヒマなのですが、子どもたちの予定が上手くいかず、日帰りとなりました。
全く構造が逆転してます。可笑しな世の中です!

2010.03.27 Sat 18:01  |  

内容も充実してましたねぇ!
これであの値段なら納得ですね^^
日帰りはもったいないなぁ^^;;;

  • #-
  • ぼんくらオヤジ
  • URL

2010.03.28 Sun 22:37  |  *ぼんくらオヤジさん こんばんは

この日帰り旅行・・・JR料金だけでも往復11000円ほどしますので、かなりお得な内容となっています。
もちろん一泊したいという思いは強いのですが、志賀直哉の時代は別としても、大阪からだと日帰り圏内であることも確かなんですね。

2010.03.29 Mon 16:26  |  

私、一度しか訪れたことはないんですが
温泉地の中で城之崎が一番好きなんです♪
それにカニのお刺身も大好物!
気軽に行けるところではありませんので
これを見て行った気にします。
でも食べた気にはならないのが残念…(笑)

  • #-
  • ピカデリー
  • URL

2010.03.30 Tue 09:47  |  *ピカデリーさん こんにちは

城崎が一番好きなんて・・・嬉しいですね♪
伊豆の修善寺と雰囲気が似ているように感じますがいかがでしょうか。
ここは、どうしてもカニにペアで考えてしまうので冬というイメージが付きまといますが、新緑の頃の外湯めぐりも楽しいですよ。旦那さんには、「去り行くキハ181乗りに行こう!」といえば、一緒に来てくれるかも・・・笑

2010.03.30 Tue 12:59  |  

カニ三昧うらやましい。。しかも、温泉付きとはうれしいですね(^ ^ )
街並みも素敵だなぁ~! 天気のいい日にソフトクリーム食べながらの散歩、楽しそうです。

  • #-
  • うたに
  • URL

2010.03.31 Wed 15:14  |  うたにさん こんにちは

うたにさんの好物ラーメンが出て来なくてすみません♪
姫路駅の駅ソバは、少し変わってますから是非一度召し上がって下さいね。
http://fuzzyphoto.blog120.fc2.com/blog-entry-606.html

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何カノキツカケガアレバ汽車ノ事ヲ一所懸命ニ記述シテヰル。子供ノ時ノ汽車に對スル憧憬ガ大人ニナツテモ年を取ツテモ抜ナイノデアラウ。


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 阿房(あほう)と云ふのは、人の思わくに調子を合はせてさう云ふだけの話で、自分で勿論阿房だなどと考へてはゐない。
 
 用事が なければどこへも行つてはいけないと云ふわけはない。
 なんにも用事がないけれど、汽車に乘つて大阪へ行つて來やうと思ふ。   
    ・・・内田百閒「特別阿房列車」


        

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長崎の鴉・・長崎阿房列車

段段車窓が薄暗くなり、汽車が次第に濃ひ夕闇へ走り込んで行く時に聞く汽笛の響きは、鼻へ抜けたかさ掻きのやうな電氣機關車の聲よりも、蒸氣機關車の複音汽笛が旅情に相應しい。


          


  いつの間にか窓が眞暗になり、窓硝子に響く汽笛の音が、蒸氣機關車C62の複音に變つてゐる。


          
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