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今秋閉館予定のサントリーミュージアム・天保山へ

長い5日も休日のつづく今年の黄金週間

何処にも行かないまま終えることは至難の業であった。

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子どもたちの要求は果てしがないが、手頃なところで、大阪港のサントリーミュージアム「天保山」に行く。

同館は、海遊館の登場とともに同場所に併設された美術館であるが、昨今は訪問者の数が減少したということで、残念ながら今秋閉館するとの報を受けた。

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閉館間際ともなれば、入館者は増えるだろうが、それまでに訪れておいてもよかろうと、5月2日(日)海遊館入場の長蛇の列を尻目に、同美術館に行ってみた。

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美術展は、「レゾナンス共鳴 人と響き合うアート」・・・黄金週間だというのにさほどの混雑はない。

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ギャラリー内ではウイスキー造りに利用するオーク材を用いた家具「樽ものがたり」も販売されている。

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現代アートの展示会であるが、様々なアプローチによる美的表現には凡人では発想すら難しいと思われる作品も・・・。

中にはウチの子曰く、「小学生が描いた絵みたいや」

小生「大人がこんな絵を描くのは難しいんやと思うなあ」

ウチの子「ふ?ん。でもボクでも描けそうやで?♪」



この展示会は、絵画・彫像に止まらない。映像あり音響ありで面白い。


特に興味をもてたのは、カナダのジャネット・カーディフの作品「40声のモテット」

会場には、40台のスピーカーがその空間を包むように並んでいる。

それは、トーマス・タリスの宗教曲を40人の聖歌隊に歌わせ、それぞれ40台のスピーカーから再生したものだ。

鑑賞者は、幾重にも層をなして押し寄せる荘厳な音の洪水に身を置きながら曲の立体的な構造を体験することとなる。

ガラス張りの壁からは、大阪港の風景が広がり視覚的にも好ましい状況であった。

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美術展は、そこそこにして、次に3Dシネマが楽しめるIMAXシアターに移動する。

上映作品は、「ハッブル宇宙望遠鏡」と「シーモンスターよみがえる巨大海竜」

今流行の3Dシネマなので、偏光メガネをかけての鑑賞となる。

息を呑むほど美しい宇宙の映像と宇宙飛行士の作業を立体映像で楽しめるのは、貴重な体験だと思う。

ところが小1の息子が途中からぐずりだした。もう見たくないといって母親の膝に突っ伏した。

内容が難しかったので退屈したのかと思っていたが、5月4日(火)の毎日新聞の朝刊をみると、3Dシネマでは乗り物酔いと似た現象が現れるということらしい。

たとえば、主人公が滝つぼに落下するシーンでは、目からの情報で脳は実際に落ちた感じを受ける。ところが平衡感覚をつかさどる内耳には刺激がないためズレが生じる。これを脳が不快と判断すると、むかつきや冷や汗、頭痛などの症状が出るらしい。

長男は、すぐに乗り物酔いするタイプなので、その効果が覿面に現れたようだ。

最近は、家庭用のテレビで3Dが見れるものが登場するとか・・・これって大丈夫なんだろうか・・・とても心配。

記事には「立体を見る機能は、生後1?2年で急速に発達し、5?6歳で大人並になる。それまでは人工的な立体映像を頻繁に見ることは避けたほうがいいだろう」としている。

確かに今回2本続けて見たが、2本目の途中から目の疲れが著しいことに気付いた・・・3Dはもう結構。



この新聞記事には懐かしいことも書いてあった。

「映画鑑賞に伴う酔いは、劇場が大スクリーン化した1960年代にも発生し『シネラマ酔い』と呼ばれた。」

あの当時、梅田OSで見た画面が半円状のシネラマには仰天したもので、確かに動きの早いシーンでは目が回った。



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サントリーミュージアムのテラスから見た岸壁

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復元された遣唐使船が停泊していた・・・これで上海万博にでも行くつもりなのか?

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これもまた休日の過ごし方のひとつ・・・日々是好日♪



(急告)

5月8日(土)夕方のNHKTVで報じるには、この遣唐使船が中国・上海に向けて大阪港を出帆したとか・・・ホンマに船出してしまいよった!・・・大丈夫かな?






 1日1回 ぽちっとね♪  

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Comment

2010.05.08 Sat 19:20  |  

ルネサンスからバロックにかけて、イギリスでは多数の非凡な作曲家を
輩出しています。タリスもその中の一人です。
現在、小生が所属する合唱団ではタリスを含むイギリスの曲を試唱して
いるところですが、同時代のヨーロッパの作品とは、理論では表せない(何か)
違いがあるようで、なかなか苦戦しています。その(何か)は今でもわかりません。
ちなみに、うちの合唱団は団員が10人ちょっとしかいないので、40声のモテット
ではなく別の曲を試唱しています。

  • #-
  • サッシの父
  • URL

2010.05.08 Sat 19:38  |  *サッシの父さん 驚きました

合唱団に所属していらっしゃるとは存じませんでした。
私もバロック前後の音曲が好きなので、タリスの「エレミアの哀歌」やウィリアム・バードの合奏のためのファンタジアなどはCDでよく聞きますが、やはり大陸の作曲家のものとは違った響きがあるように感じます。
でもそこが魅力ですよね♪

2010.05.09 Sun 08:40  |  

時代の流れが速すぎます。新しいものも、あまり時の経たぬままに、潮が退くようにお客さんが減っていく・・・。人の心の中は、いったいどうなってしまったのでしょうか。

2010.05.09 Sun 16:13  |  海遊館とサントリー・・・

お役所絡みの海遊館が盛況で民間のサントリーミュージアムが閉館とは・・・・。キリンとの統合もご破算になったことだしもう一頑張りできないもんでしょうかね。
遣唐使船、五島列島までは自力(エンジン)で航行、その後は貨物船で航送されるそうですよ。

  • #-
  • サットン
  • URL

2010.05.09 Sun 22:16  |  *のりさん こんばんは

サントリーミュージアムができたときには、大阪港も少しは文化的な町になると喜んだものでした。それがあえなく撤退というのは残念です。お笑いと粉モンだけの文化って寂しいじゃないですか!

2010.05.09 Sun 22:22  |  *サットンさん こんばんは

黄金週間に行ったにもかかわらず、3D映画はガラガラですし、美術ギャラリーのほうも閑古鳥が鳴いてました。これでは経営は苦しいだろうなあ。と思いましたが、広告の上手なサントリーなので、山崎工場のようにウイスキーとコラボさせて人集めできるような気がするのですが・・・ちょっと撤退は拙速だと思います。
遣唐使船・・・これで外洋の東シナ海を渡るのは、現代でも困難だろうなと思っていましたが、貨物船で運ばれるとうかがい合点がいきました。

2010.05.11 Tue 18:39  |  

わざわざアヴァターで大騒ぎしなくたって、ここのIMAXならば昔からあるのに・・と思ってたんですが、行ったのは美術展の展示ばかりで一度も行ってないんですよ。

だいたい社長が東京の社屋ばかりに入り浸り、堂島の本社に顔を出さない方が問題ですわ。

2010.05.11 Tue 20:51  |  *なにわさん まいどです

私も過去の美術展には何度か来たことがあるのですが、IMAXは、数えるほどしか体験していません。
でも最近の3Dブームは、昔の立体写真のように決して長続きしないように思えて仕方がありません。
最近のサントリーはちょっとヘンですね。

2010.12.03 Fri 22:18  |  

サントリーミュージアム閉館ですか・・・知りませんでした。

人の流れはここ数年で大きく変わっているようですね。日本人は昔よりも新しいもの好きになっているのかなと思います。

2010.12.04 Sat 08:11  |  *Geroさん こんにちは

収益が悪いため閉鎖するようです。その後大阪市が引き継ぐのはいいとしてもまた赤字が続くと小市民にとっては辛いことになりそうです。

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何カノキツカケガアレバ汽車ノ事ヲ一所懸命ニ記述シテヰル。子供ノ時ノ汽車に對スル憧憬ガ大人ニナツテモ年を取ツテモ抜ナイノデアラウ。


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 阿房(あほう)と云ふのは、人の思わくに調子を合はせてさう云ふだけの話で、自分で勿論阿房だなどと考へてはゐない。
 
 用事が なければどこへも行つてはいけないと云ふわけはない。
 なんにも用事がないけれど、汽車に乘つて大阪へ行つて來やうと思ふ。   
    ・・・内田百閒「特別阿房列車」


        

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長崎の鴉・・長崎阿房列車

段段車窓が薄暗くなり、汽車が次第に濃ひ夕闇へ走り込んで行く時に聞く汽笛の響きは、鼻へ抜けたかさ掻きのやうな電氣機關車の聲よりも、蒸氣機關車の複音汽笛が旅情に相應しい。


          


  いつの間にか窓が眞暗になり、窓硝子に響く汽笛の音が、蒸氣機關車C62の複音に變つてゐる。


          
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